テキスト
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社内テキストについて論じたものです

<魅力あるテキストの作成>

#2001年6月9日#ピンクのムカデ#
全社でのCAE教育をようやく始めようとしています。
分社や事業場では個々に取り組んでいたのですが、統一性、体系性に欠ける為に
教育を担当する部門に働きかけての取り組みを開始しました。ただ、残念なのは
この教育が当初はCAD/CAM教育として4月から検討を始めていたという
事実です。CAEは難しいから取りあえずは・・・というのが実態だったのです。
それを聞いたピンクのムカデが乱入して・・
短期間での教育の難しさは十二分に理解した上で、ベンダーの講習会のような
分厚いテキストを順次に処理していくのではなく、初めてCAD/CAM/CAEに
触れる人達に、日々新たな驚きのある講習会を実施していきたいと思っています。
自分が日頃何気なく使っているツールでも、初めて見る人に難しいではなく
面白そうだと感じていただけるテキストと講習会を難しいですが考えていきます。
IBMとDr小寺さんが開いている解析塾の初心者版を「ごんたさん」「ハッピーさん」
と一緒に開けるようになるには、まだまだ追い風は少ないのでしょうかね。


#2001年6月9日#ごんた#
魅力あるテキストですか。。。 ^^;
私も必死に教育用のテキストを作ったくちです。
なるべく薄く、必要最低限を目指しましたが、
なかなか。。。作っていると欲がでるものですね。
ここ最近はテキストではなく、FAQに力を入れています。
質問できる人が近くにいない場合に、Webで探せるように
しています。テキストの最新版は、PDF形式でダウンロード
出来るようにしています。人数も少ないので、このような方法を
とっています。
ピンクのムカデさんのように、こちらもCAEが後追いで
教育をはじめ、なかなか普及しないのが現状です。
これでも増えたほうなのですが、まだまだです。


#2001年6月9日#デビルマン#
> なるべく薄く、必要最低限を目指しましたが、
> なかなか。。。作っていると欲がでるものですね。
私も数点のマニュアルを作りました。確かに作り始めるとあれもこれもと
書きたくなってしまい、どんどん分厚くなってしまいますよね。

> ピンクのムカデさんのように、こちらもCAEが後追いで
> 教育をはじめ、なかなか普及しないのが現状です。
> これでも増えたほうなのですが、まだまだです。
初めてCAEに触れたときには「これは使わない手はない」と感動したものです。

3次元CADのデータを利用できる手軽なソフトが出回っているので、
私はまずは現場ぼ設計者に食いついてもらいたいと思い、受託で
解析業務を行う時などはデスクで構造解析や固有値解析の結果を
アニメーション表示でわざと大げさに表現したりしています。
ここで画面をのぞきにきてくれればこちらのもの。社内での解析事例や
ツールの利点などを説明すればほとんどの人が興味深く話を聞いてきます。
(もちろん問題点や不具合、難易度なども隠さずに言います)
そうすると「俺にもできんの?」「他にどんなことができんの?」など、
いろいろ質問も出てきます。3次元CADリンク型に物足りない人は
MARCやNASTRAN等の汎用ツールにも興味を持ちはじめます。
頭を抱えているのが設計者が忙しすぎてテキストを渡しても自習を行う時間が
とれないこと。こればっかりは私ではどうしようもないんですよねえ。


#2001年6月9日#2kz#CAE技術者&魅力あるテキスト
2kzです。私ごときの書き込みに対して多くのご意見ありがとうございます。
みなさんも同じように悩んでいたり、考えていたりするのをみて自分一人が
悩んでいるのではないと感じ、心強く思います。
私のところでは、(前にも書きましたが)、CAEを行えるのが私一人と言うことで
現在使用しているソフトウェアで出来ることは何でも行っている状態です。
その意味では、毎回違った解析の仕事と言うことで興味の尽きることはありません
しかし、そのおもしろさ、シミュレーション結果と実機での測定結果がうまく相関が
とれたときの達成感をなかなか人に伝えることが出来ないのが残念です。
設計者の方にシミュレーションを講習したときに感じたのですが、出来るだけ簡単に
出来るだけ工数をかけないように出来る仕方を教えてほしいという要望が多くあり
ました。確かに設計者の方個人個人ではやりたいシミュレーションの種類は固定さ
れてくるわけでそういう意味では、定型的なやり方というのがあるのかもしれませ

しかし、定型的なやり方というのはある意味、工夫というものをなおざりにするものとも考えられます。
魅力的なテキストというのは設計実務者の方からみると、自分のやりたいことが
最低限の工数で実行でき、評価基準も明確になっているものではないかと思います。
(一種のマニュアルみたいのものでしょうか)
反対にCAEを専門とする人にとっては、出来るだけ応用範囲が広いテキストの内
容が必要ではないかと思います。


#2001年6月10日#ハッピー#
#「魅力あるテキスト」で盛り上がっていますネ。
私の場合はテキストそのものの魅力というより前に、CAEに魅力を感じて貰える
テキストを目指しています。
講習後も「よし!やってみよう」と思ってくれるように。

>私のところでは、(前にも書きましたが)、CAEを行えるのが私一人と言うことで
>現在使用しているソフトウェアで出来ることは何でも行っている状態です。
by_2kzさん

うちでは、設計者には、解析専任者の使うCAEとは違う敷居の低いCAEとしてN4Wを
使って貰ってます。
「おっ、やってるな」と声を掛けると、中には「当たり前にやってますヨ」という者もいて、
知らないうちに人数も増えています。
2kzさんが使っておられるCAEが何かは知りませんが、普及させるには思い切って
設計者にとって使い易いソフトを提供し、マニュアルも作って利用環境を整えて上げる
のも一つの手だと思いますヨ。
#勿論、解析推進者がまず使いこなせないといけませんから、負担は増えますが

 簡単な解析は設計者がするようになれば、解析専任者は高度なやり甲斐のある仕
事に専念できるでしょうから。


#2001年6月10日#imada#
> されてくるわけでそういう意味では、定型的なやり方
>というのがあるのかもしれません
> しかし、定型的なやり方というのはある意味、工夫と
>いうものをなおざりにするものとも
> 考えられます。
この「工夫」と言うところが本当はCAEの醍醐味なんですよね。(^_^)
一見複雑に見える実現象から、肝となる主要な物理現象を抽出して
モデル化する。
このステップでうまく問題が解決(あるいは事前予測)出来た時の
喜びを何とか設計者につたえることができたらな~、、、といつも考えています。
なかなかうまく行かんですけどね。。。(^_^;;;)
(そういう主旨のテキストブックを作ろうとしているのですが・・・)
(編集担当:burning 2001/12/20)





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