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<CAEについて>
# No.5406 # 2003年6月18日 # NOFX #
学校でCAEの操作方法を習ったのですが、企業内でのCAEの実態というか、
上手な使い方というかそういった自分では分からない部分のことが知りたく、
企業で活躍しているみなさんにご意見いただ
けたらと思いまして投稿させていただきました。よろしかったらでいいので記入
して下さい。お願いします。
# No.5408 # 2003年6月18日 # ちまき #
> 学校でCAEの操作方法を習ったのですが、企業内でのCAEの実態。。。
>
NOFXさんの言うCAEとは何を意味してますかね?
たぶんFEMやCFDなどの数値解析のことでしょうか。
モノ(ハードウェア)を造っている会社は、それこそ30年以上前から
CAEでモノ創りしてるんですよ(電卓からスパコンまであるけど)。
ただ最近FEM,CFD,etc.の数値解析が手頃になってきたというだけ。
(とりわけ、これらだけを指してCAEと呼ぶ人もいますが)
あなたの書き込んだ質問は、皆が必死になって探し求めているもので
> ①CAEを使ううえでの上手な使い方、悪い使い方。
> ②企業などで解析を使ってのメリット。
> ③CAEのソフトではどうゆうのが望ましいか。
と聞かれれば、9割以上の人から、それが判れば苦労しないよ。
という答えが帰ってくるでしょう。
このページの上の方にある、実用大事典へのリンクを辿ってみましたか?
CAEについての一般論がまとめられています。私は全部に目を通して
いませんが、一通り読んでみることをお勧めします。時間掛かりますが。
多分、何か参考になることが書いてあるでしょう(無責任ですいません)
NOFXさんがCAEの授業で数値解析技術に興味を持たれたことはとっても
良いことです。CAEをバリバリ使って新しいモノを創り出す人になれる
でしょう。頑張れば。
でも機械工学百年の歴史の中で積み上がった智恵を大事にしないと
コンピュータで数字遊びをやってるだけになっちゃいますので。。。
(これがCAEの悪い使い方でしょう)
バブル社員の次はデフレ社員か、なんてことにならないように
今のうちに基礎知識を身につけましょう。私はバブル末期社員ですね。
(編集担当:burning 2003/11/24)
<CAEディバイド!! >
# No.4624 # 2003年1月24日 # ピピ #
ハッピーさん。メッシュレスに関して、ポイントを突いたレスありがとうございます。
しかし、私には難しすぎて、理解不能です(^^;
とりあえず、節点も要素も必要としないTrefftz_Galerkin法ってのは、すごそうですね。
過去ログも拝見させていただいたのですが、まるで分かりません。
この掲示板を覗かせてもらうと、マジで勉強せねばという気になりますね。
「CAEディバイド」を強く感じます。
思うんですが、CAEディバイドって、単にCAEを活用できるか、活用できないかという問題
に留まらないですよね。
「デジタルディバイド」と同様、CAEを活用することで、自分の仕事に付加価値が付き、
好条件がどんどん積み重なっていくような...気がします。
少しでもディバイドを狭めるよう、頑張らねば。
余談ですが、先日ハッピーさんからご紹介頂いた、「マトリックス有限要素法」を注文
したのですが、入手不可との返答でした。
そんな名著でも絶版になってしまうのが、理工学書の悲しいところですね。
せっかく、会社が金を出してくれたのに、トホホです。
# No.4625 # 2003年1月25日 # ハッピー #
> とりあえず、節点も要素も必要としないTrefftz_Galerkin法ってのは、すごそうですね。
byピピさん
まぁ、甘いものはありませんで、それなりの答えであり、それなりのテクニックが必要です。
> 過去ログも拝見させていただいたのですが、まるで分かりません。
> この掲示板を覗かせてもらうと、マジで勉強せねばという気になりますね。
> 「CAEディバイド」を強く感じます。
メッシュレスはまだまだ市販段階ではない?と思いますから、あまり深刻に
ならずとも良いかと...でも、勉強はしっかりやりましょう。
機械学会で「メッシュレス入門」とか講習会があったかも。
> 余談ですが、先日ハッピーさんからご紹介頂いた、「マトリックス有限要素法」を注文
> したのですが、入手不可との返答でした。
すみません、前回、WEB書店で検索すると「入手不可」だったので、大学図書館の蔵書を
ご紹介しました。
(編集担当:burning 2003/11/24)
<CAEソフト>
# No.4455 # 2003年1月10日 # 設計者 #
解析には門外漢ですが、何番目の要素を使わないと、結果は。。。
中間節点どのこの注意しないと結果は。。。
このようなソフトは設計者には無理です。
こんなことをやっているから、CAEは役立たないといわれてもしょうがないような気がします。
そうではないソフトがありますか教えてください。
# No.4456 # 2003年1月10日 # ピピ #
> 解析には門外漢ですが、何番目の要素を使わないと、結果は。。。
> 中間節点どのこの注意しないと結果は。。。
> このようなソフトは設計者には無理です。
> こんなことをやっているから、CAEは役立たないといわれてもしょうがないような気がします。
> そうではないソフトがありますか教えてください。
by設計者さん
設計者さんも、このBBSを覗かれているということは、少なくともCAEに興味があり、
情報を得たいのですよね。
同じ設計者の立場から、マジレスいたします。
まず、CAEの敷居が高いことは同意します。
私も導入前に、マニュアルや書籍、講習会など散々活用しましたが、大概のケースでは、
「何だか難しそうだな、ちょっと無理」というネガティブな気持ちになりました。
理由は簡単で、CAEの工学的な実用性にはほとんど触れず、難しい道具としての使いこなし
が扱われているからです。
例えるなら、綺麗な写真を撮ろうとしているユーザに対して、複雑な機能を詰め込んだ
高級カメラの説明だけを強調しているようなものだと思うんですが、そこで購入に踏み切れる
のは、やはり金持ち企業だけだと思います。
しかし、使ってみれば分かりますが、そんなに難しく無いですよ。
だって、高級な芸術写真だけではなく、工事現場の管理用写真や家族のスナップなんかも
立派な写真なんですから。
少なくとも、強度計算や動特性検討を全く実施していない状態と比べれば、どんなに簡単な
結果でもプラス要因だと思います。
定量的な評価も、実験と付き合わせれば良いんですし、CAEはブラックボックスのまま
でも十分に設計ツールとして役立ちます。
もう一つの問題は、投資効果ですが、本格的に取り組めば必ず回収できます。
CAEは技術的思想の道具です。その使い方が分かれば、古ぼけた設計の常識を覆すような
改善が必ず見つかりますし、それが出来るようになると、手放せなくなります。
生意気だと思われるかもしれませんが、CAEは設計上の問題点を理解している人が
扱うべきものだと思います。設計者さんも、まずはカメラ付き携帯でも良いですから
使ってみてください。
その上で、必要な勉強を徐々にすれば良いのだと思います。
# No.4457 # 2003年1月10日 # imada #
> そうではないソフトがありますか教えてください。
by設計者さん
わりこみで~す(^^)。
今の所無いのではないでしょうか?
今おかれているCAEソフトの立場というのは、
製品の強度なり寿命なりを何でもかんでも自動で解析して
何らかの結果を出してくれるという代物ではなくて、
まずは解析者が問題意識を持っていて「何かを解明したい」
あるいは「予測したい」という明確な目的意識を持っている
ことを仮定した上で「役に立つ」程度のものだと思います。
何も考えずにボタン一つで「性能予測」ができる自動システムを
実用化してるメーカーさんもありますが、それは「明確な評価基準」
があって始めて成り立つものです。
逆に考えると、CAE以前に結果評価の明確な基準やプロセスが確立
しているのであれば、ほとんどどのソフトでも実用に耐えられる
解析ルーチンを構築することは可能です。
ただし、そのときはソフトの優劣ではなくてコンサルタントの
優劣が重要な問題になってきますが・・・。
これをソフトウェアだけでみると、どれでもそれなりに足りない点が
あってそれが許される範囲かどうかの問題になると思います。
一番問題となりやすいのが、精度(のばらつき)ということで、P法に
1日の長ありかな?・・・と思うわけであります。
そして、一番歴史の長いPro/Mechanicaがユーザーも多いし、問題も
あらかたでつくしていて信頼性が高いのではないだろうか・・・と。
(価格の問題は完全に無視してますね・・・^^;)
私自身がいろいろなソフトでフェアなベンチマークをしたわけでは
無いのであくまでも推測ですが。
(掲示板なのでいろいろな意見が出れば何らかの参考になるでしょう)
# No.4458 # 2003年1月11日 # アース #
> 解析には門外漢ですが、何番目の要素を使わないと、結果は。。。
> 中間節点どのこの注意しないと結果は。。。
> このようなソフトは設計者には無理です。
> こんなことをやっているから、CAEは役立たないといわれてもしょうがないような気がします。
> そうではないソフトがありますか教えてください。
そうなんです。Mechanicaがまさにそれなんです。
要素の種類は、
梁要素:1種類
シェル要素:三角形と四角形の2種類のみ
ソリッド要素:4,5,6面体の3種類のみ
もちろん中間接点なんかありません。
私は、解析ソフトはMechanicaが初めてだったので、
要素に○番の要素、、、梁いも数多くの種類があるってのを知りました。
知って驚いたのと同時に、Mechanicaで良かったと思いました。
# No.4461 # 2003年1月11日 # ハッピー #
> 解析には門外漢ですが、何番目の要素を使わないと、結果は。。。
> 中間節点どのこの注意しないと結果は。。。
> このようなソフトは設計者には無理です。
by 設計者さん
私のようなロートルは、その昔、方眼紙に鉛筆でメッシュを描いて、節点・要素データを
いちいちコーディングシートに書いてからキーパンチ!一日掛かって、2D解析がやっと
できるという所からスタートしていて、今のCAEソフトは隔世の感どころじゃない
使い易さと感じるのですが、「そんな昔のことは知りません」という殆どの人から見れば
まだ敷居が高いのでしょう。 ベンダーさん、ヨロシク!
imadaさんが
>製品の強度なり寿命なりを何でもかんでも自動で解析して
>何らかの結果を出してくれるという代物ではなくて、
おっしゃるような高度な設計ツールを求める以前に、
基本的な計算ツールとしての信頼性・使い易さにまだまだ改善の余地がある。
電卓でも、有効桁数がありますから四則演算でも順序を変えると答えは微妙に
変わってしまいます。
CAEの場合、メッシュに切り方や、P法で言えば収束判定値などを変えると
微妙じゃなく無視できない差が生じてしまうことが多い。で、困ってしまうわけですね。
最近は、それを補うためにナレッジ(ノウハウ)を、「ナビ」や「ウィザード」のように
組み込んでユーザーをお手伝いするソフトが増え始めています。
昔から「解析エキスパートシステム」は出ては消えていましたが、
多くの分野で技術伝承のためのナレッジ・エンジニアリング、ナレッジ・マネージメント手法&ツール
が発達して、それが「CAE個人教授ツール」に反映されて来れば期待できそうです。
# No.4464 # 2003年1月11日 # ヒヨコ #
> 解析には門外漢ですが、何番目の要素を使わないと、結果は。。。
> 中間節点どのこの注意しないと結果は。。。
> このようなソフトは設計者には無理です。
By 設計者さん
何番目の要素、中間節点、などを気にしなくても解析できるソフトはいくつもでてますよ!
# No.4468 # 2003年1月11日 # ピピ #
> できるという所からスタートしていて、今のCAEソフトは隔世の感どころじゃない
> 使い易さと感じるのですが、
byハッピーさん
私のような中身をほとんど理解していない設計者が、数十万DOFの固有値解析などを、
設計をやりながら手軽に実施できるようになっているのですから、本当にすごいことだと
思います。使わなきゃ損だとも思います。
(編集担当:burning 2003/11/24)
<設計進捗確認のCAE>
# No.4427 # 2003年1月9日 # ピンクのムカデ #
構造解析ツールとしてCATIAを使い込み始め、熱モジュールの
検証も行えたので、事業部設計者に展開を図ろうとしていますが
今までは、設計前の品質確認のCAE、設計後の品質保証の為の
CAEという大きな二つの切り口がありました。
前者では3次元モデルが無いから、わざわざ解析モデルを作成
しないといけないから開発プロセスの中では難しい・・・
後者では完成された3次元モデルを使ってFEMを作るのは
解析専任者にとっても大仕事・・・
最近、I-DEASで設計完成されたモデルを元に解析依頼があり
対応したのですが、専任者が2日掛かっても要素分割が出来ない
のにいらいらして、CATIAを勉強させている今年の新入社員に
IGESデータで読み込んでやってみろといったら、30分後に
解析結果を持ってきたという事実がありました。
これを踏まえて、設計というものは一時に出来るものでは無いです
から、設計対象の部品に作用する荷重(力・熱)を決めて、取りあえず
一日の設計業務が終わったら解析を実施して退社する。翌朝、解析結果を
見て、一昨日より昨日の結果が悪くなっていたら、今日の設計は昨日の
設計を見直す所から始める。結果がよければ、その指針で設計を進める
という姿を実現するためには解析モデル作成で設計者に負担を全くかけない
CATIA/CAEを評価していますし普及させていきたいと思います。
解析専任者は初期の境界条件設定と完成モデルでの最終確認に注力し
設計現場では処理できない複雑な解析を担当するようにしていきたい
と思っています。
但し、価格が高すぎることを考えると基幹3DCADとしてCATIAを
周辺にSolidWoerksを配置し適材適所の設計スタイルを提唱していけると
考えています。
# No.4428 # 2003年1月9日 # SHU #
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしく
お願い致します。
> ピンクのムカデ さん
はじめまして。CATIAに興味があるのですが、何せ買える状況ではないので
うらやましい限りです...。
「I-DEASで専従者が2日かけてもできなかったものが、CATIAの教育
を受けた新入社員が30分でできた」との事に驚いています。
という事は、I-DEASとCATIAでの解析モデル作成方法には、「決定的な
違い」があるということですよね?差し支えなければ、その違いを教えていただけ
ないでしょうか。よろしくお願い致します。
# No.4430 # 2003年1月9日 # imada #
> という事は、I-DEASとCATIAでの解析モデル作成方法には、「決定的な
> 違い」があるということですよね?差し支えなければ、その違いを教えていただけ
> ないでしょうか。よろしくお願い致します。
by SHU さん
割り込みですみません。推測するに自動メッシャーのロバスト性と
思いますがどうでしょうか?
私も興味あります。大概のものがそこそこ切れてしまうようでしたら
検討の価値ありかもしれませんね。
# No.4434 # 2003年1月9日 # dan #
> 割り込みですみません。推測するに自動メッシャーのロバスト性と
> 思いますがどうでしょうか?
> 私も興味あります。大概のものがそこそこ切れてしまうようでしたら
> 検討の価値ありかもしれませんね。
私は去年行きましたが、CATIAのCAEセミナーは、一度は行って見る
価値があると思います。
そのときはまだ実装されてはいなかったはずですが、説明を受けた
「自動JOINメッシュ」(だったかな?)という機能などは、実装されれば
I-DEASで切れないメッシュも切ってしまう(というか、メッシュ切りは
簡単にすませて他でカバーする機能で)手助けになると思います。
# No.4439 # 2003年1月9日 # Ysan #
> CATIAを勉強させている今年の新入社員に
> IGESデータで読み込んでやってみろといったら、30分後に
> 解析結果を持ってきたという事実がありました。
>
By ピンクのムカデ さん
ご無沙汰してます > ピンクのムカデ さん
設計現場でのCAEはCADとの相性が肝心ですよね、
個人的にはMechanicaが一番と思っていますが、
CADがCATIA(まだV4)なのでその辺でずっと苦労してきました。
職場でもCATIAでメッシュを切るケースが増えてきたので、
Mechanicaはお蔵入り状態です。
(CADがPro/Eだったら違っていたと思うけど)
CATIAのメッシャーはとてもよく切れますし、
コントロールもしやすいし、品質もそこそこです。
PATRANもほぼ同等の機能(シート・メッシュ)があり、
そこそこいいのですが、2001ではまだ正式サポート外のようです。
(そろそろ新バージョンがリリースされるころだと思うのですが)
# No.4444 # 2003年1月10日 # 黄色のぶた #
> 最近、I-DEASで設計完成されたモデルを元に解析依頼があり
> 対応したのですが、専任者が2日掛かっても要素分割が出来ない
> のにいらいらして、CATIAを勉強させている今年の新入社員に
> IGESデータで読み込んでやってみろといったら、30分後に
> 解析結果を持ってきたという事実がありました。
で、解析結果はどうだったのでしょうかねー。
やっぱり、CAEツールの利用価値って解析目的や要求精度によって
違ってくると考えています。ある人の特定ツールに対する意見が自社
にあったものとは限りませんので注意が必要です。
私の経験から言って、面倒がらずに自分で実際に評価するのが一番と
思います。
うちは簡易CAEツールは利用すること自体無駄という判断を下し、
広くCAEを普及するというよりは、キーポイントにだけ適用すること
にしました。もちろん、キーポイントを押さえられるエンジニアリング
力を持つ設計者でなければなりませんが・・・。
それが難しいと言われると困りますが、それでは中国などと違いが無く
なり、日本の製造業の存在価値も失われてしまうと考えますので。
# No.4445 # 2003年1月10日 # ピピ #
> うちは簡易CAEツールは利用すること自体無駄という判断を下し、
> 広くCAEを普及するというよりは、キーポイントにだけ適用すること
> にしました。
by黄色のぶたさん
「無駄」と判断されたロジックが分からないのですが、
①簡易CAEで得られる結果に価値が無い。
②簡易CAEとはいっても、やはり敷居が高くて、設計者が使いこなすことができない。
③利用者が限られ習熟が進むと、結局、簡易CAEツールで物足りなくなり無駄となる。
などの例で考えると、どんな感じになるのでしょうか?
私自身も微力ながら社内のCAE普及を検討している設計者なので、参考にさせて
いただきたいのです。
(編集担当:burning 2003/11/24)
<設計者向けCAEソフト>
# No.5803 # 2003年9月9日 # B4 #
はじめまして、B4と申します。
いつもこちらの掲示板で勉強させていただいています。
ところで皆さんに教えていただきたいことがあるのですが、
実は知人が設計者向けのCAEソフトを検討していまして、DesignSpace、
3GA、COSMOSWorksの3点に絞ったのですがどれにしようか決めかね
ているところで相談を受けました。
私自身は現在、ANSYSを使用しておりましてこれらのソフトは使用したこと
がありません。
そこで皆さんにそれぞれのソフトのよいところ、わるいところ(不満な点?)を
教えていただき、検討材料とさせていただきたいと考えています。
ちなみにCADはSolidWorksを導入する予定です。
(今まで解析をしたことがなく、今回、3D CAD導入と同時に解析ソフトも検討
しているところです。)
すみませんがお知恵を貸してください。
よろしくお願いします。
# No.5804 # 2003年9月10日 # Yang #
DesignSpace:
メッシュを切って計算できるが、出てきた答えがめちゃくちゃでした。
ちゃんとやれば、問題ないみたいなんですが、ちゃんとやると言うことが
設計者向きではないと思います。
CosmosWorks:
あまり分かりません。(これもちゃんとやらなければいけないのかな?)
3GA:
いわゆるP法ですね。
一番設計者向きかも、と私は考えます。
# No.5813 # 2003年9月11日 # 金色ウサギ #
実際に使うとなると、設計形状を利用しますよね。
そうなると、メッシュのための形状の自動簡略化機能が必須だと思うのですが、
そういった機能はあるのでしょうか。微小面や微小エッジを無視してメッシュを
切る機能がスペックとしてあったとしても、実形状でちゃんと機能するかを確か
めるべきだと思います。
設計者向け解析ソフトは細かなマニュアルメッシュ機能を持たないでしょうから。。。
# No.5815 # 2003年9月11日 # 応答 #
> DesignSpace:
Mechanicaなら如何でしょうか。
設計者向けといわれていますが
# No.5816 # 2003年9月11日 # B4 #
Yangさん、応答 さん、レスいただき、どうもありがとうございました。
私もDesignSpace、COSMOS/WORKS、3GAのHPを見てみましたが、
アダプティブp法にh法の機能も取り込んだ(?)3GAがいいのかなと
思っています。
応答さん>Mechanicaって3GAと同じクボタソリッドテクノロジーなのでしょうか。
Mechanicaで検索するとクボタソリッドテクノロジーのHPが検索できるのですが
HPを見てもどこにMechanicaの紹介があるのかわかりません。
別のメーカーなのでしょうか?
# No.5817 # 2003年9月11日 # ARI #
DesginSpaceを試したことがあります。
CADはUGでした。
メッシュが切れずに苦労した例が2件ほどありました。
扱うのが詳細にモデリングされた鋳物中心ですのでそれも原因の一つかと。
DesginSpaceはジオメトリーを扱えないので、CADの中でいろいろ
と変更してあげなければいけません。
# No.5819 # 2003年9月11日 # dan #
> 応答さん>Mechanicaって3GAと同じクボタソリッドテクノロジーなのでしょうか。
> Mechanicaで検索するとクボタソリッドテクノロジーのHPが検索できるのですが
> HPを見てもどこにMechanicaの紹介があるのかわかりません。
> 別のメーカーなのでしょうか?
PTC
で検索かければひっかかると思います。
# No.5820 # 2003年9月11日 # B4 #
ARIさん、danさん、レス、どうもありがとうございます。
ARIさん>実際使われた方の生の意見は非常に参考になります。
個人的にはANSYSを使っているのでDesignSpaceを薦めて
あげたいのですが皆さんの意見を聞いているとちょっと・・・。
danさん>MECHANICAのHPを見つけることができました。
どうもありがとうございました。
しかし、MECHANICAのHPを見てみると構造・伝熱・疲労解析のアプリが
別々のように思えるのですが、最低限、設計者が使用する機能(構造(線形)、
固有値、伝熱、疲労解析)が必要とすると結構割高になってしまうように
思えますが。
価格以上にMECHANICAに魅力があるのかもしれませんね。
# No.5821 # 2003年9月11日 # dan #
> しかし、MECHANICAのHPを見てみると構造・伝熱・疲労解析のアプリが
> 別々のように思えるのですが、最低限、設計者が使用する機能(構造(線形)、
> 固有値、伝熱、疲労解析)が必要とすると結構割高になってしまうように
> 思えますが。
> 価格以上にMECHANICAに魅力があるのかもしれませんね。
PRO/Eをすでに使っている・これから使うという場合は選択肢として
アリだと思いますが、そうでなければ確かに高いですよね。
使うソフトもまあ重要ですが、それ以上に出てきた結果を正しく
評価できる人がいるかどうか。それをやれる人がいないと
例え設計者向けCAEソフトを入れても死蔵することになってしまう
恐れがありますので・・・
# No.5825 # 2003年9月11日 # hide #
設計者向けCAEは、CADがSolidWorksならば、CosmosWorksがベストでしょう。
DesignSpaceや3GAが、スタンドアロンのソフトであるのに対して、CosmosWorks
はSolidWorksに完全に組み込まれています。SolidWorksユーザにとって、
これほど使いやすい環境は無いと思います。開発元のSRACがSolidWorks社
に買収されたことで、将来的にも心配ないでしょう。
DesignSpaceや3GAの場合、SolidWorksのバージョンアップにどれだけ
のタイムラグで追随できるか、が問題でしょう。
P法って、MECHANICA以来10年以上経ちますが、なかなかメジャーになれませんね。
設計者向けを売り言葉にしてますが、本当の設計者向けは、PでもHでも
いいんで、CosmosWorksのようなCAD完全統合ソフトだと思います。
そういえば、CosmosWorksでもP法が使えるはずです。
# No.5829 # 2003年9月12日 # B4 #
danさん、hideさん、レスどうもありがとうございます。
>使うソフトもまあ重要ですが、それ以上に出てきた結果を正しく
>評価できる人がいるかどうか。それをやれる人がいないと
>例え設計者向けCAEソフトを入れても死蔵することになってしまう
>恐れがありますので・・・
そうですね。どんなにソフトが優れていても最終的に判断する人により
その結果は白のも黒にもなりますね。
優れたソフトだけでなく、解析結果を正しく評価できる優秀な人材育成
も重要ですね。
> DesignSpaceや3GAの場合、SolidWorksのバージョンアップにどれだけ
> のタイムラグで追随できるか、が問題でしょう。
そうですか、CAD・解析ソフトで考えるとSolidWorksがいいようですね。
> そういえば、CosmosWorksでもP法が使えるはずです。
すいません。私が勘違いしていました。
DesignSpace以外はp法ですね。
なんかこれまでの書き込みをみていますとDesignSpace、いいところなしですね。
個人的にはANSYS使ってますので設計者向けのANSYSっていうイメージ
評価は結構いいと思っていたのですが・・・・。
# No.5831 # 2003年9月13日 # hide #
> > そういえば、CosmosWorksでもP法が使えるはずです。
>
> すいません。私が勘違いしていました。
> DesignSpace以外はp法ですね。
CosmosWorks は、p法も持っていますが、中核ソルバーは h法です。
>
> なんかこれまでの書き込みをみていますとDesignSpace、いいところなしですね。
> 個人的にはANSYS使ってますので設計者向けのANSYSっていうイメージ
> 評価は結構いいと思っていたのですが・・・・
私は、DesignSpace なかなか良いと思っています。SolidWorks には完全統合
のCosmosWorksがあるので、CosmosWorksをお奨めしますが、SolidWorks以外の
CADの場合ですと、DesignSpaceを薦めます。
辛口評価も書かれていましたが、やはりANSYSの実績は侮れないでしょう。
danさんのおっしゃるように、ユーザはモデルを正しく作り結果を正しく評価する
スキルを養う必要があります。どのソフトも完璧というのはありえないので、
いかにうまく使いこなすか、でしょう。p法だって、精度保証を売り文句に
していますが、実際はメッシュの切り方で解がばらつく話を耳にします。
3GAは最近出てきたばかりで、もう少し評価が固まるまで待ったほうがよい
のではないでしょうか。
# No.5834 # 2003年9月13日 # ピンクのムカデ #
>danさんのおっしゃるように、ユーザはモデルを正しく作り結果を正しく
>評価する スキルを養う必要があります。
>どのソフトも完璧というのはありえないので、
>いかにうまく使いこなすか、でしょう。
関東の某アニィの言われる「鬼に金棒、設計者にCAE」一歩間違えると
「XXXXに刃物」です。よく「設計者向け」という表現がありますが
一般的には「設計業務に携わる作図技能者向け」が実態ではないでしょうか。
無から有を生み出す本来の設計者であれば、何処に問題があり、あるいは
不確かだから確認するという姿勢があり、当然、材料力学の方程式を
捻り回すより簡単なCAE手法を設計の一手段として活用する訳ですから
出てきた答えについても私心の無い判断をくだせるはずです。
設計技術者からCAEの世界に入り、実設計課題を解決しながら、設計
部門にCAEはこれくらいの工数でこうすれば答えが得られますよと
普及活動をしてきましたが、技能者達はわずかでも工数が増えることを
嫌がりますが、本来の設計をしている人はすぐに自分でやりだします。
その時のソフトは何でも構わないと思っています。
それを薦めた管理側の言い訳を少なくするための努力は不要だと思います。
極端な話、アイコンが見やすい程度の選択肢でも使ってみたいという
気持ちになることが一番だと思っています。
内の部隊ではミッドレンジツールであれば、3GA、DesignSpace、
CosmosWorksを使っていますが、各担当者がそれなりに答えを出して
います。
ただし、MECHANICAだけは、Pro/Eを入れていないので、如何にきれいに
手作りでモデルを積み上げ短い計算時間で処理するかという事で
私の超マニアックなツールとしてのみ残っています。
# No.5838 # 2003年9月14日 # ハッピー #
> 嫌がりますが、本来の設計をしている人はすぐに自分でやりだします。
> その時のソフトは何でも構わないと思っています。
by ピンクのムカデさん
社員向けのCAE教育をやっていて、これは実感します。
(受講生の8割は設計者でCAE初心者)(残りは解析専任部門)
うちの部門ではANxxxを使う「本来の設計者」が少しずつ増えてきています。
従来は解析部門に依頼しなければならなかったことが「自分で出来る」のは、
単純に嬉しいようです。
(勿論、全て出来るわけではありません)
# No.5840 # 2003年9月14日 # ピピ #
> 技能者達はわずかでも工数が増えることを嫌がりますが、
> 本来の設計をしている人はすぐに自分でやりだします。
> その時のソフトは何でも構わないと思っています。
> それを薦めた管理側の言い訳を少なくするための努力は不要だと思います。
by ピンクのムカデさん
ん~~。
実感こもってますね。参考になります。
特に最後の行がカッコ良い!!
> うちの部門ではANxxxを使う「本来の設計者」が少しずつ増えてきています。
> 従来は解析部門に依頼しなければならなかったことが「自分で出来る」のは、
> 単純に嬉しいようです。
by ハッピーさん
設計部門と解析部門が、お互いの業務内容をきっちりと理解できていると、
どんどん良い仕事ができるようになりそう。
設計者が自力で解析する場合でも、掌の上で遊ばせてくれる達人が居れば
安心して取り組めますし、ハッピーさんのところは羨ましい環境ですね。
やっぱり、設計者が自分で解析して設計変更できると、どんな簡単な課題
でも、嬉しいのは当然だと思います。
最初の教育と、環境が大事なんでしょうね。
CAE実用大事典の「CAE総論/CAEとは」は非常に参考になりますよ。
知人の設計者さんに紹介してあげて下さい。
>>B4さん
http://bbs.nc-net.or.jp/dictionary/cae/
# No.5841 # 2003年9月16日 # MK3 #
こんにちは!MK3と申します。(実は2回目の書き込みになりますが名前を変えちゃい
ました。ごめんなさい)
解析のスペシャリストではありません(ただいま修行中)が、設計者にCAEを活用して
もらうことを仕事にしています。いつもはわからない内容もいっぱいあるのですが、
今回は珍しくわかる話でしたのでちょっぴり参加させてください。
> > 技能者達はわずかでも工数が増えることを嫌がりますが、
> > 本来の設計をしている人はすぐに自分でやりだします。
> by ピンクのムカデさん
ほんとにそうですね。PCを前にしながら大きくうなづいてしまいました。
ある人は砂が水を吸収するがごとく解析のコツをどんどん会得していきますし、
またある人には私の進め方が悪かったので「CAEの普及の片棒を担ぐのはいやだ」
と言われてしまいました。(T_T)
> > うちの部門ではANxxxを使う「本来の設計者」が少しずつ増えてきています。
> by ハッピーさん
うらやましいですし、志は高く、そんな状態を目指します。
> > 従来は解析部門に依頼しなければならなかったことが「自分で出来る」のは、
> > 単純に嬉しいようです。
by ハッピーさん
> やっぱり、設計者が自分で解析して設計変更できると、どんな簡単な課題
> でも、嬉しいのは当然だと思います。
> 最初の教育と、環境が大事なんでしょうね。
by ビビさん
この「うれしい」をもっともっと多くの設計者に体験してほしいものです。
さて、B4さんのお知り会いの方に伝えてほしいのですが、ツールは確かに
何でもよいと思います。でも、社内に強靭なCAE部門がもしないのであれば
サポートも非常に重要です。
同じツールでも購入先が違えばそのツールの位置付けもサポートもまるっきり
違います。それで同じお金を支払うのは本当にもったいない話です。
そこのところの見極めをしっかりされることを強くお勧めいたします。
B4さんの会社に最も適したツール(サポート)が導入されると良いですね。
(編集担当:burning 2003/11/24)
<構造解析と流体解析>
# No.4818 # 2003年2月27日 # 悩んでます #
ひょんなことから、CAE導入の担当者となりました。
社内には、解析に関する知識のある人はいません。
構造・伝熱系と熱流体系の解析を行なうためのソフトを選択中です。
設計者向け(解析専門家ではない)ということで、下記に絞りつつありますが、
皆様のご意見をお聞かせいただけたら幸いです。CADは、ソリッドワークスです。
COSMOSWORKS/COSMOSFLOWORKSの組合せと
デザインスペース/SCRYU/TETRAの組合せです。
# No.4821 # 2003年2月28日 # ハッピー #
> ひょんなことから、CAE導入の担当者となりました。
> 社内には、解析に関する知識のある人はいません。
by 悩んでますさん
責任重大ですね。
言うまでも無いことかも知れませんが、まず悩んでますさんが、CAE入門をしないと
いけないでしょうね。
掲示板でも紹介されたCAE講習会をいくつか受講たり。
その上で、廉価版や、無償体験版のCAEをいくつか入手して使ってみましょう。
それこそANSYS/EDは、最良の教材になると思います。
構造、伝熱解析は勿論、流体解析、衝撃解析まで可能ですから、CAEのイロハ、注意点
を学ぶにはうってつけです。
皆さんのアドバイスも理解が深まるでしょうし、営業マンの甘い言葉に引っかからない
可能性が高まると思います。
残念ながら、CAEソフトの営業の方の中には解析業務が分かった人は多くないようです。
昨年のカキコの再録です。↓ No.4366
> とにかく手元に使えるソフトがないと勉強がはかどりません。
> 市販ソフトもベンダー営業さんに頼めば、一ヶ月の無償ライセンスを貸してくれる
> 場合がありますが、一ヶ月じゃ短すぎますネ。
> いくつかのフリーソフトもありますが、入門向けかどうか当たり外れもあるでしょう。
>
> 機械学会が作成している
> 「CAIシリーズ 有限要素法入門(MS Windows版)」
> http://pub.maruzen.co.jp/shop/index.html?target=4888980985.html
> は、5万円で無償ではありませんが、CAI=Computer Aided Instruction、つまり
> トレーニング用でこれから始める独学には好適じゃないでしょうか。
> 機能は2次元弾性解析に絞られますが、簡単なCAD機能、ポスト処理もあり、
> またテキストが有限要素法の理論学習書になっています。
> 以前、社内のFEM入門講習用に使っていましたが、誰でもすぐに使えます。
> 5万円、自腹はきつい? 上司を説得しましょう。
> 何百万円もする本番CAEを適切に選定して業務で生かせるようにするには、
> 準備の段階が必ず必要です。
>
> これで、敷居を跨いだ後にステップアップとして、
> ①市販ソフトの評価版、例えば、本掲示版でも良く登場するANSYS/ED
> (Educational版、5万円)であれば、解析規模は制限されますが3次元問題、非定常問題、
> 動解析も一通り、勉強できます。チュートリアルは、WEBで入手できます。
> ②Linuxが使える環境でしたら、FemLeegは第2Stepの選択肢かも
> http://www.femleeg.org/index.shtml
> ③あと中部CAE懇話会からリンクできる、FEM大学は、
> ある程度勉強が進んでから是非立ち寄りましょう。
> http://www.cae21.org/
>
> セミナーとしては、掲示板で紹介されましたが、
> >> ポリテクセンタで探してみてはどうでしょう。
> >http://www.apc.ehdo.go.jp/Index.htm
> >http://www.apc.ehdo.go.jp/seminar/jyohousub_out/02IGW01H01.html
> >「機械設計」で探すと、構造解析、熱伝導解析、振動解析と一通りありますね
> >さすがに公共事業だけあって安いですね。
> >その他に関西在住でしたらCAE懇話会の解析塾
> >http://homepage2.nifty.com/kcae/
> >関東でしたら神奈川科学アカデミーの計算工学の基礎(毎年8月頃)
> >http://home.ksp.or.jp/kast/edu/H14_2/14_2-1.html
> >はどうでしょうか?
>
> 教科書は、実用大事典の「四方山情報/教科書」コーナーを参考にされては?
# No.4822 # 2003年2月28日 # ピピ #
> 社内には、解析に関する知識のある人はいません。
> 構造・伝熱系と熱流体系の解析を行なうためのソフトを選択中です。
> 設計者向け(解析専門家ではない)ということで、下記に絞りつつありますが、
> 皆様のご意見をお聞かせいただけたら幸いです。
私も設計部門のCAE普及に関して、悩んでいるところなんですが、やはり
重要なのは「CAEの対象となる設計課題が明確に存在するか?」だと思います。
CAEって、導入するのは簡単なんですが、設計者が設計ツールとして活用
して、誰にでも理解できるような効果を上げるのは、意外と大変です。
その辺のイメージが定まっていないようでしたら、とりあえずは構造解析を
対象として、金額の安い評価版で試してみるのも手かと思います。
ちょっと的外れかもしれませんが、CAEを導入した設計者としてのレスです。
業種や設計対象がもう少し分かれば、具体的なアドバイスがでてくるのでは
ないでしょうかね~。
# No.4823 # 2003年2月28日 # ピピ #
> その上で、廉価版や、無償体験版のCAEをいくつか入手して使ってみましょう。
> それこそANSYS/EDは、最良の教材になると思います。
> 構造、伝熱解析は勿論、流体解析、衝撃解析まで可能ですから、CAEのイロハ、注意点
> を学ぶにはうってつけです。
byハッピーさん
レスがかぶっちゃいましたが、私もCAE導入の際は、ANSYS/EDとNastranの評価版
を購入し、とりあえず例題をこなして、オペレーションを覚えました。
熱流体まで含めて考えるのであれば、ANSYS/EDは素晴らしい教材ですね。
# No.4847 # 2003年3月3日 # rex_sc #
> ひょんなことから、CAE導入の担当者となりました。
> 社内には、解析に関する知識のある人はいません。
> 構造・伝熱系と熱流体系の解析を行なうためのソフトを選択中です。
> 設計者向け(解析専門家ではない)ということで、下記に絞りつつありますが、
> 皆様のご意見をお聞かせいただけたら幸いです。CADは、ソリッドワークスです。
> COSMOSWORKS/COSMOSFLOWORKSの組合せと
> デザインスペース/SCRYU/TETRAの組合せです。
by 悩んでますさん
悩んでますさんおはようございます。
rex_scです。
流体解析屋として発言させてください。
まず、解析対象はどのようなものでしょうか?
自動車系?電気系?化学系?などなど何を解析するかでソフトというのは変わります。
業界で標準となっているソフトもあることでしょう。
流体解析では、メジャーなものマイナーなものがあります。
なんでも出来る汎用系流体解析ソフト
STAR-CD、FLUENT、SCRYU/TETRA
その中でも、STAR-CD、FLUENTはフルスペックで本当に何でも出来る(流体解析業界では)
ものです。どちらを選んでもソフト的には大差はないでしょう。SCRYU/TETRAは後発であるが
ゆえ使い勝手はよいようですが、機能的にはSTAR-CD、FLUENTには及びません。主に空力
系に強いですね。
それ以外のソフトは、マイナー系といえると思います。
COSMOSFLOWORKSはCOSMOSWORKSに統合されているのでシームレスに利用する分には
便利ですが、構造格子系なので、自動車の空力などのように滑らかな形状を解くような、問題
は基本的に無理です。
I-DEASや、ANSYSにある流体解析オプションに関しても同様ですね。あくまで構造解析などの
オプションとして存在し、簡易な流体解析が出来る程度と考えるのがよいと思います。
他にも
STAR-CDの簡易版のSTAR-LTはソリッドワークスと同じACISベースなのでsatファイルを直接
読込んで、流体解析が可能です。LTといってもSTAR-CDと同じソルバーを用いていますし、
機能的にも特殊な自由表面や移動境界、化学反応などが出来ないだけで一般的な流体解析
には基本的に対応しています。
STAR-COOLやICE-PACなどは電子機器専用です。
とまあいろいろ種類はあります。
設計者が使われるということですので、おそらくメジャー系のソフトは敷居が高いかも知れませ
ん。かといって、構造解析系のソフトについている流体解析ソフトは設計者が利用するには便利
ですが、かなり限定されたものになると思います。
メジャー系でもSCRYU/TETRAは比較的使いやすいのでお奨めです。
また、STAR-LTやSTAR-COOL,ICE-PACなど簡易バージョンや専用ソフトは設計者にとって
使いやすいと思いますよ。
以上、長々と書きましたがご参考までに…
# No.4854 # 2003年3月3日 # PCA #
> ひょんなことから、CAE導入の担当者となりました。
> 社内には、解析に関する知識のある人はいません。
> 構造・伝熱系と熱流体系の解析を行なうためのソフトを選択中です。
> 設計者向け(解析専門家ではない)ということで、下記に絞りつつありますが、
> 皆様のご意見をお聞かせいただけたら幸いです。CADは、ソリッドワークスです。
> COSMOSWORKS/COSMOSFLOWORKSの組合せと
> デザインスペース/SCRYU/TETRAの組合せです。
悩んでますさん
PCAと言います。 流体解析をやっています。
設計者向けとのことですが、COSMOSFLOWORKSでどこまでできるかですね
メリット、デメリットです。
メリット
・SolidWorks上のモデルをすぐに解析できる(Rのついたモデルなども簡単)
・Wizardで簡単に設定できる
・複数のパターンを解析できる(比較解析が簡単)
デメリット
・SolidWorksで入力しているモデルがリアルすぎると解析時間がかかる
・SolidWorks上で解析するのでその間はCADは使えない
・解析の考え方がマッチする?
やはり設計者向けなので例えばSolidWorksでファンの位置を何パターン
か置いてみて検討するといった使い方には有効ですが、ハイエンドの解析
ソフトと同じようなことをさせようとするとかなり無理があります。
販売は構造計画研究所さんなのでベンチマークなど依頼されては?
http://www.kke.co.jp/sbd
(編集担当:burning 2003/11/24)
<CAE業務の説明の仕方>
# No.4390 # 2003年1月3日 # ハッピー #
今年は、何かブレークスルーがあると思われますか?
例えば...
・構成式など
破壊現象、疲労現象を再現しかつマルチスケールで解けるようになる?
材料組成、製造プロセスをトレースして自動的に材料モデルが出来上がる?
・数値解析手法
ハイパーCAE。メッシュ切りのノウハウは勿論不要、非線形・非定常
パラメータもお任せで最適な解析が行える新しい解析手法が現れる?
・解析技術
グローバルCAE。流体・構造・熱・電磁場・音場などあらゆる場を含む
強連成を解くことが可能になる?
かつハイサイクル自励振動など高難易度強連成問題が解けるようになる?
実験データをリアルタイムに解析モデル同定し、実験と解析の同時処理が可能になる?
・大規模化・周辺技術
ブロードバンドCAE。飛躍的な情報処理量・速度のアップ。
解析途中でリアルタイムに実写と見分けが付かないリアルさでアニメ化。
・市販ソフト、周辺機器
ユニバーサルデザインCAE。 3DCADにおけるIGESやSTEPと同様に
全てのソフトに使える「標準フォーマット」が実現。マニュアルも共通化?
老若男女を問わず、体の不自由な方にも同じ使い易さでSOHOユーザーも拡大?
・CAEによる設計
最適設計、ロバスト設計などのパラスタをAIが司るようになり
RAE=RobotAidedEngineering、スーパー設計ロボットが出現する?
・CAEの普及
ユビキタスCAE。いつでもどこでもCAE。あらゆるソフトにCAEソフトがPlugin。
あまりに普及してCAEという言葉が要らなくなる?
あと、個人的に最も期待しているのが、CAEソフトの価格破壊(笑)
好景気アメリカにある本社の指令が厳しいのは分かりますが、
不景気日本で気安く買える値段じゃないですね。1/10を希望します(^^;)
日本製のCAEまで安くないのは理解に苦しみますが...
すみません、お正月と言うことで、希望のみの初夢です。
皆さんもいかがですか?
# No.4391 # 2003年1月4日 # temma #
>・CAEの普及
ユビキタスCAE。いつでもどこでもCAE。あらゆるソフトにCAEソフトがPlugin。
あまりに普及してCAEという言葉が要らなくなる?
私はいつも他人に自分の仕事の説明をする際に、よく困ります。
ですので、世間一般的にCAEが普及すればどれだけ良いかな、と思うときがあります。
仕事は何?と聞かれて、CAEしてる!、とこれだけで話しが終了してしまう時期が来る
のでしょうか?
# No.4395 # 2003年1月5日 # ハッピー #
> 私はいつも他人に自分の仕事の説明をする際に、よく困ります。
by temmaさん
確かに解析業務というのは広範なものですし後方支援的なケースもあって、
私も子供に、「お父さんは...仕事をやって居るんだよ」と
説明しにくいです。(^^;; (ベンダーさんは尚更?)
日経メカニカル12月号の畑村氏のコメントが印象に残りました
「マニュアル依存により、改善の原動力である
疑う、試す、考えることをしないエンジニアが増えている。」
「自分の仕事の社会的意義・責任に考え及ばない人が増えている」
解析業務というのを企業活動の中の単なる歯車と思って、
決められた動きで前の歯車から次の歯車に伝動していると、
機械(企業)全体の環境変化に追随できず、また
「ちょっとぐらいバックラッシがあっても動けば良いっか」なんてことを
やると、場合によっては企業使命=ミッションに影響し社会信頼性に関わる
不具合につながることもあり得るか。
CAE補強された歯車が普及すればするほど、
その歯車の
静的な質:基礎知識の質×量、全体を見る意識=「志」の強度?
動的な質:絶えず改善する姿勢、変化に対する適応力=応答性?
を高める必要がある、と言えるのかも。
#解析業務も複数の歯車の分業になる場合があるので
しっかり品質確保しないと。
説明する場合は、
「鉄道の安全性を支えるために...」とか、社会的使命観から入ると
こちらも気合いが入って相手に伝わり易いかも。(^^;;
# No.4401 # 2003年1月6日 # ピピ #
初カキコです。本年もよろしくお願いいたします。
> 確かに解析業務というのは広範なものですし後方支援的なケースもあって、
> 私も子供に、「お父さんは...仕事をやって居るんだよ」と
> 説明しにくいです。(^^;; (ベンダーさんは尚更?)
by ハッピーさん
私は機械設計者なので尚更かもしれませんが、「CAE」を説明するのは難しいです。
何となく、実用的なエンジニアリングのイメージより、アカデミックなイメージが
先行しているというか、やっぱり、まだまだデザインのツールとしての可能性は認知
されていないと思います。
その割に、何も分かっていないマネージャさん達には「魔法の玉手箱」みたいに
思われたりして・・・
ふと思ったんですが、CAEを活用して初めて確認された技術的大発見とか、
あるいは、大発明とかってあるんでしょうか?
もちろん、CAE自体は技術的思想のツールであるということは承知していますが、
そのような実例があれば、少しは説明し易いかな。と思ったりして。
# No.4402 # 2003年1月7日 # ハッピー #
> 先行しているというか、やっぱり、まだまだデザインのツールとしての可能性は認知
> されていないと思います。
by ピピさん
そうなんですか。
どうすればorどうなれば、デザインツールとして認知されるんでしょうね?
> ふと思ったんですが、CAEを活用して初めて確認された技術的大発見とか、
> あるいは、大発明とかってあるんでしょうか?
というか、CAEはもともと、技術開発と共に成長してきているんですね。
ジェット機の開発のためにFEMが生まれ、
NASAが月へ人を送り込むためにNASAtranいや、Nastranが生まれ、
油田開発で直面した非線形(弾塑性、接触)問題を解決するためにMarc等の
非線形ソルバーが生まれ...
そうやって1970年代にFEMの基礎が確立された後に、GUIを備えた
商用ソフトを通してCAEという概念として普及してきたと思うのですが、
普及するほど黒子化して表には現れにくいのか、どうなんでしょうネ?
# No.4407 # 2003年1月7日 # ピピ #
> どうすればorどうなれば、デザインツールとして認知されるんでしょうね?
byハッピーさん
そこが悩みどころですね。
技術的な課題や目標を持たずに設計している方には、CAEの威力って響かないようで、
具体的な例を示してもダメなんですね。やはり、技術者の志が大切なんだと思います。
# No.4408 # 2003年1月7日 # imada #
> そこが悩みどころですね。
> 技術的な課題や目標を持たずに設計している方には、CAEの威力って響かないようで、
> 具体的な例を示してもダメなんですね。やはり、技術者の志が大切なんだと思います。
by ピピ さん
表立って認知されるには今までの延長線上ではだめな気がしますね。
シミュレーションの結果を積極的に売り込んでいく工夫が無ければ。
邪道ですが、まずは形からだけでも存在感を示さなければ進歩は無い
と思います。
アニメーション表示やカラー表示を多用して、積極的に結果の有効性を
示せるようにならないと世の中には受け入れられないで、マニアの
おもちゃになってしまうかも?
ピラミッドの底辺も大切ですね。
CAEの仕事は、
「(注目している)ものの強度や寿命、性能をコンピュータを使って
予測する仕事」
だと思いますが、そもそもそれをすることが必要なんだという認識を
広めることもCAE技術者の使命だともいます。
# No.4409 # 2003年1月7日 # ピピ #
> CAEの仕事は、
> 「(注目している)ものの強度や寿命、性能をコンピュータを使って
> 予測する仕事」
by imadaさん
設計者の立場から加えさせていただくと
「その予測を元に、最適化設計する仕事」
ということになるのだと思います。
単純な予測だけだと、何となくサイエンスの域を出ないような印象があって、
エンジニアリングのツールとして成り立つためには、やはり何らかの形にならないと
ダメな気がします。
# No.4411 # 2003年1月7日 # imada #
> 設計者の立場から加えさせていただくと
> 「その予測を元に、最適化設計する仕事」
> ということになるのだと思います。
by ピピさん
おっしゃるとおりですね~。
その形にするところがなかなか難しいんですよね。
CAEといっても現象まるごとシミュレートできるわけではないので、
問題の切り出しがうまくできるかどうかがかぎになる。
ところが、それができるようなセンスのよい人間はあえて計算ごとを
しなくても、そこそこのものがつくれてしまう。
CAEがどれだけ役に立っているかを証明するのは、その人の能力を
証明するのと同じくらいわかりにくいものかもしれませんねー。
# No.4416 # 2003年1月8日 # 秀 www.ataisu-osaka.co.jp/ #
> CAEといっても現象まるごとシミュレートできるわけではないので、
by imadaさん
僕はここを説明するのによく苦労します。
社内でも、まだまだCAEの浸透が薄く、
解析の結果と現実とを同じだと考える人が多いです。
解析の結果と現実は必ずしもイコールではない
あくまで数値計算上の予測ですとの説明をするのですが、
なかなか伝わらないみたいで、
解析にたずさわってない人から解析結果を見ると
応力分布や変形過程を見れることがすごいことに感じるみたいで
つい現実にもそうなると思ってしまうみたいですね。
# No.4424 # 2003年1月9日 # ハッピー #
> 社内でも、まだまだCAEの浸透が薄く、
> 解析の結果と現実とを同じだと考える人が多いです。
by 秀さん
どうもCAEは広くは認知されておらず大して普及していないという声が
強いような。
普及度を
「CAEの効果が大きいと思われるエンジニアの中で実際に使っている人(or職場)」
と見ると、何%位なんでしょうね。
是非、多くの会社を見ておられるベンダーさんのコメントを頂きたいです。
で、普及度が期待値より低いとすれば、その理由は何が大きいのでしょう?
アカデミックイメージ? 値段?
CAEソフトが世に出てもう30年以上になるのに、未だ認知度が低いのかなぁ
#昨年も似たような書き込みをしましたが...
(編集担当:burning 2003/11/24)
<CAEの人口>
# 4063 # 2002年11月27日 # よし☆彡 #
CAEってのは道具というより技術も含んだ呼び名のような気がして,
CADってのは技術って感じより,設計者の使うツールって感じがする
けどどうなんでしょう?
解析技術者試験もそのうちできると言うことですし,人数も
増えてるんでしょうねー
# 4064 # 2002年11月27日 # ハッピー #
> CAEってのは道具というより技術も含んだ呼び名のような気がして,
> CADってのは技術って感じより,設計者の使うツールって感じがする
> けどどうなんでしょう?
byよし☆彡さん
ですね、CAEは概念でCADは道具っていう感じが今はピッタリきそう。
もともと、どちらも広~い概念だったけど、CADが先にTargetを絞り込
んだ道具として根付いちゃった?
一方、CAEはより計算機パワーがいるものだから、一部分野を除いて
なかなか道具として完成されない、勿論、理論的BackGroundの未完成さ
もあって。
という見方もできるのでしょうか??
# 4065 # 2002年11月27日 # チャーリー #
> > CAEってのは道具というより技術も含んだ呼び名のような気がして,
> > CADってのは技術って感じより,設計者の使うツールって感じがする
> > けどどうなんでしょう?
> byよし☆彡さん
>
> ですね、CAEは概念でCADは道具っていう感じが今はピッタリきそう。
> もともと、どちらも広~い概念だったけど、CADが先にTargetを絞り込
> んだ道具として根付いちゃった?
> 一方、CAEはより計算機パワーがいるものだから、一部分野を除いて
> なかなか道具として完成されない、勿論、理論的BackGroundの未完成さ
> もあって。
> という見方もできるのでしょうか??
by ハッピーさん。
まだ秋の夜長と思いつつ、うつつを抜かしている書き込んでいる
場合でもないのですが、一口のりました。
計算機という道具に、振り回されてますよね~。(笑)
という私も、その一人であるのは了解済みなのですが、、、
> 解析技術者試験
CAD検定に対して CAE検定って具合にならないよう期待しよう。
CAD検定隣の掲示板でたまに賑やかになるけど、
どれぐらいの検定人口いるのだろう?
# 4068 # 2002年11月27日 # デビルマン #
CAEの専任者は社員数の1%前後と聞いたことがあります。500人の
社員数であれば5人前後。確かにこれぐらいかも。CAEを併用する設計者
はもう少し多いでしょうね。これも根拠はありませんが、社員数の10%く
らいでしょうか?
もちろん、CAEを専業にしている企業さんなどもあるでしょうから、イコ
ール世の中の割合であるとは言えませんが。悩みを相談したりノウハウを伝
えあえる仲間が増えるのは良いことですね。
# 4069 # 2002年11月27日 # shimon #
> CAEの専任者は社員数の1%前後と聞いたことがあります。500人の
> 社員数であれば5人前後。確かにこれぐらいかも。
by デビルマンさん
1%ですか? 羨ましいかぎりです。
うちの専任者の比率は、0.1%を切っており、日々、依頼だけで手いっぱい
です。
他にいろいろやりたいこともあるのに....
すみません、愚痴になりそうです。
# 4072 # 2002年11月28日 # ハッピー #
> > CAEの専任者は社員数の1%前後と聞いたことがあります。500人の
> > 社員数であれば5人前後。確かにこれぐらいかも。
> by デビルマンさん
> 1%ですか? 羨ましいかぎりです。
> うちの専任者の比率は、0.1%を切っており、日々、依頼だけで手いっぱい
> です。
by shimonさん
うちも専任者となると1%はきついかなぁ。
もっぱら設計者にCAEを普及させようと進めています。
始めに「CAEユーザー」って書きましたが、正確には「CAEソフトのユ
ーザー」というべきでしたね。
CAE、CADだけでなくPDMやらERP、SCM等々の、
「三字幻言葉」、いや、幻じゃ困るから「三字現言葉」は、
(勝手に使わせて頂きました、スミマセン→ピンクのムカデさん)
ソフトベンダーさんが新しいソフトを売るために、新しい概念として提唱し、
それを実現するソフトを「革新的商品」として売り出すパターンが殆ど。
CAEもSxxxさんが提唱して、具現化するソフトとしてIxxxxを売り出した
から「CAEソフト」という表現はおかしくない、ですよね?
#でも、CAD/CAM/CAEのトリオの後継者は、なかなか現れませんね。
CADはフリートーク掲示板で以前、
Computer Automated Design が Computer Aided Design に、さらに
Computer Aided Drawing(Drafting)にと、志がどんどん低くなって「道具化」
しちゃった感じ。 CAMのMも、Manufacturing というより Machiningだし。
それが3DCADで、自動化という意味でも、また作図でなく設計ツールとしても
初心に戻りつつあるのかも。
Synthesis と Analysis と言いますが、設計は、いろんな因子のAnalysis
を行いながら Synthesis し製品としてまとめあげる訳ですね。
で、Analysisに活躍するのがCAEソフト。
勿論、Analysisには実験や手計算も含まれCAEソフトがカバーするのは一部。
Analysis要素が少ない製品・部品では、本来のCAD=自動設計の現実性が高く、
逆に、多くの因子が絡んで応答の未知な部分が多くAnalysisの要素が高い場合は
DBA=Design By Analysisで、CAEソフトの出番が多くなる。
そう、私達が活躍する時間ですネ。
ソフトの未熟さと対象の複雑さゆえ、脳ミソ全開、あの手この手を駆使することに。
それでも、Analysis部分も手法がこなれてくるとシステム化され、
さらに自動設計に埋め込まれると必ずしもCAEとは言えなくなっていく、かな。
CAE認定試験、今日、案内状が回ってきましたが、どんな試験か興味津々です。
CAD検定も、ランクがあって①道具としてのCADの操作技量から、
②設計技術まで含めたインテリジェンスまで評価されるそうですから、
CAEも同じようになるのかなぁ。②だけでも良いと思うんですが。
> 他にいろいろやりたいこともあるのに....
> すみません、愚痴になりそうです。
ドンドン愚痴っちゃいましょう、掲示板ですから(笑)
# 4080 # 2002年11月28日 # imada #
> 1%ですか? 羨ましいかぎりです。
> うちの専任者の比率は、0.1%を切っており、日々、依頼だけで手いっぱい
> です。
by shimonさん。
私の経験でも、専任者となると0.1%くらいかなーという気がします。
標準化されたマニュアルにしたがって操作し、結果を見るだけの人となると
2~3%くらい(業種にもよるけど)と感じていますが、増えつつはあるようで
すね。
ただ、何も考えずに結果を鵜呑みにしてしまう危険性もまた高まっている
ような気もします。
(編集担当:burning 2002/12/28)
<有限要素法のメリット・デメリット>
# 2859 # 2002年3月4日 # シュウ #
こんにちわ、御久しぶりです。
皆さんにお伺いしたいのですがCAE解析の解法で境界要素法、
差分法、体積要素法と数ある解法の中で有限要素法が広く使わ
れるようになった理由(他の解法に対するメリット) を教えて
下さい。
また、他の解法(上に挙げた以外にもあったら教えて下さい。)
のそれぞれの簡単な概要、他の解法に対するメリット、デメリッ
トも教えていただけると助かります。
(今度、部内でCAEの教育を開催することになり、そのときの
説明資料を作成していてふと、疑問に思ったことを質問させてい
ただきました。)
# 2861 # 2002年3月5日 # ハッピー #
> 皆さんにお伺いしたいのですがCAE解析の解法で境界要素法、
> 差分法、体積要素法と数ある解法の中で有限要素法が広く使わ
> れるようになった理由(他の解法に対するメリット)
byシュウさん
偏微分方程式を解く手法としての汎用性の高さ
Galerkin法を使えば大抵の現象を簡単に定式化できる。
境界条件の導入も容易。
拡張のし易さ
要素単位で処理をするので、材料モデル、新要素の追加拡張が簡単
解く際は節点ベースのため、接触やMPCなどの特殊な拘束を導入しやすい
あたりがまず浮かびます
あと、個人的には、基礎式がMatrixで表せて他手法に比べ簡単なので
プログラムを作り易いです。
# 2862 # 2002年3月5日 # チャーリー #
> CAE解析の解法で境界要素法、差分法、体積要素法と
> 数ある解法の中で有限要素法が広く使われるようになった理由
>(他の解法に対するメリット)
こんにちは、私も数少ない経験上のから、ちょっと場を濁します。
数値力学計算においては、物理空間と計算空間(格子)に写像する
わけですが有限要素は、物理空間の情報をもろに活用しやすいこと
が広く使われる理由と考えてます。私は、
但し、実装する計算式は他に比べて複雑です。
差分法は、計算格子そのもので非定常の場の計算にはもってこいです。
但し、ハッピーさんの指摘の緻密な境界条件設定が極めて
困難です。
境界要素は、有限要素に比較し、単純に格子の次数が一次減ります。
その分、均一な物質媒体などの解析には、コスト威力を発揮
します。
といっても、構造などでの市販ソフトもあまり見つかりません。
たまにハッピーさん紹介のトレフツ法なんかもこの類と考えて
いるのですが、、、
書籍は買ったけど見る暇がない。(^^;;
どちらにしても、
今現状、固体力学を直感的に計算と表現しやすい手法ではないかと考えてます。
あくまで私感の蛇足でした。
# 2874 # 2002年3月10日 # ハッピー #
> 皆さんにお伺いしたいのですがCAE解析の解法で境界要素法、
> 差分法、体積要素法と数ある解法の中で有限要素法が広く使わ
> れるようになった理由(他の解法に対するメリット)を教えて下さい。
追加します。
境界要素法:不均質材料には向かない。
物性値の温度依存性があったり、非線形材料問題には向かない。
非定常熱伝導も工夫が必要だったと思う。
→FEMでは容易に扱える
差分法 :場の問題には強いが、梁やシェルといった構造モデルには向かない。
チャーリーさんも書かれたように、境界条件の定式化に苦労&工夫
接触問題なんかは、大胆な近似が必要では?
→FEMでは容易に扱える
(有限体積法も差分法にくくれると思います)
# 2876 # 2002年3月11日 # シュウ #
ハッピーさん、チャーリーさん、わかりやすく説明していただきどうも
ありがとうございました。
各解法のメリット・デメリットもなんとなくわかりました。
これを参考にCAEの教育資料ができそうです。
それと追加質問させていただきたいのですがSCRYUという流体解析
ソフトで使用されている体積要素法とはどのような解法なのでしょうか?
またこの解法は流体解析以外では使用されないのでしょうか?
すみませんがよろしくお願いします。
# 2879 # 2002年3月12日 # チャーリー #
> それと追加質問させていただきたいのですがSCRYUという流体解析
> ソフトで使用されている体積要素法とはどのような解法なのでしょうか?
> またこの解法は流体解析以外では使用されないのでしょうか?
こんにちは、先日、有限体積と体積要素を間違えて回答してました。すみません。
流体力学計算上ほとんどは、時間積分上、有限要素といえども差分法がベースです。
おそらく、流体解析以外では出番はないような気がします。
手元に 流れの数値シミュレーション 日本機械学会編
があり、紹介します。全て搭載されています。
価格の割には、ベーシックに盛りだくさん書かれてます。
# 2880 # 2002年3月13日 # ハッピー #
> 流体力学計算上ほとんどは、時間積分上、有限要素といえども差分法がベースです。
> おそらく、流体解析以外では出番はないような気がします。
byチャーリーさん
Scryuの資料は手元にないのですが、FVM(Finite Volume Method=有限体積法)
のことなんでしょうか?であれば、差分の一種(直接差分法と呼ぶ人もあり)と
思っています。
FEMのデメリットを忘れていました。
・汎用性の高さ、扱いの容易さから、ついつい「解けた」と勘違いしがち。
・要素単位の形状関数で離散化することで、汎用性の高さが得られていますが、
そのシンプルさのために、複雑な場の問題では精度を上げにくいのでは?
(編集担当:burning 2002/04/07)
<CAEはどうやって普及させるか>
#2001年4月6日#浅香唯唯#
私は、自動車部品メーカーに勤務し、専任でCAE解析を行っています。
実は、数年前までは、某磁気テープメーカーに勤務していたのですが、会社
が自主廃業となり なんとなく今の会社に流れてきました。ですから、機械設計
の経験もなく、""CAE""の名前すら 知りませんでした。ですが、大学の化学
工学科にいたので、材料力学や数値解析の基礎は ある程度知っていたので、
すぐに上達していきました。今使っているI?DEASは、私が 入社する前から
導入されていて、何人かが講習を受けていましたが、使えるようにはならなかっ
たようです。(やはり専任でないと)
もう3年になり、設計者たちに普及させていかねばならないのですが、解析依頼
業務をこなすのが 精一杯でなかなか進みません。I?DEASの他にCATIA
のGPSもあり、何人かが講習を 受けましたが、専任ではないのでそれ以上進み
ません。ちなみに、私はCATIAの操作方法を 知らないので、指導できる状態
ではありません。これからどうやって進めていこうかと悩んで います。皆さんの
ところでは、どうやってCAEを普及させているのでしょうか。お聞かせください。
#2001年4月6日#モLD#
>材料力学や数値解析の基礎は
> ある程度知っていたので、すぐに上達していきました。今使っているI?DEASは、私が
> 入社する前から導入されていて、何人かが講習を受けていましたが、使えるようにはならなかった
> ようです。(やはり専任でないと)
> もう3年になり、設計者たちに普及させていかねばならないのですが、解析依頼業務をこなすのが
> 精一杯でなかなか進みません。
人によって得意不得意あるようですから、あまり普及など思わずに
3年も実施されてますので、上記人は見分けられるかと思います。
設計やさんも対外交渉が忙しいので、問題を絞って、
この人だったらという人に、気楽にやられるとよろしいかと思います。
3D(一番時間がかかる部分)は、負担してもらうとかのルール決めは
ステップは、必要かと思います。
私のところは、複雑な構造計算が必要な場合は、3Dではじめてもらって
おおかた、力学手計算できる設計屋さんはスムーズ
に行ってくれますし、3Dを教えてくれてありがとうとさえ
感謝されます。
また、いろいろと詳細まで聞いて自分でこなすようになりますし
仲間内で勝手に普及が始まったりもします。
#2001年4月6日#dan#
> 私は、自動車部品メーカーに勤務し、専任でCAE解析を行っています。
>I?DEASの他にCATIAのGPSもあり、何人かが講習を
> 受けましたが、専任ではないのでそれ以上進みません。ちなみに、私はCATIAの操作方法を
> 知らないので、指導できる状態ではありません。これからどうやって進めていこうかと悩んで
> います。皆さんのところでは、どうやってCAEを普及させているのでしょうか。お聞かせください。
かなり立場が似ているので、たいしたことは書けませんが返信することにしました。
自分の場合は、設計者にやってもらう前段階で、まずはCAEの解析依頼をしてもらうところから
始めないといけませんでした。そこで、仲の良い設計者に解析のネタがないか聞き込んで
解析依頼を出してもらえるよう頼み込んでいきました。このときにCAEに理解のある人であれば
なおよいと思います。結果を出してCAEは使える、と思ってもらえればしめたもので、こういう人は
たいてい3D-CADに抵抗を示しませんし、自分でやってみたい、と思う人も少なくないみたいです。
ただ、そう思ってもらえても業務がつまっていると手をつける余裕も出ないわけで、これからは
設計者が簡単なCAEを実施するように仕事の流れを変えるべく検討中です。
#2001年4月6日#imada#
そうですよね、私もいろいろと思い出しました。
設計の方は皆さんものすごく忙しそうですけれども、結構
忙しい人ほどいろいろなことに興味を持っていて、おもしろ
そうなことには手を出してくれました。
実際に使ってみて役に立つとわかると、こういう人たちの
上達は驚くほど早いですね。
設計部署の中でだいたい10人にひとりくらいはそういう
人がいましたので、早めに見つけることが大切だと思いま
す。
ただこういう人が1人だけのときはなかなか前進せず、
いろいろと困難が多いですが、二人以上になると飛躍的
に広まって(あるいは定着して)いったような気がします。
(編集担当:burning 2001/12/20)
<CAEは誰のもの?>
#2001年3月6日# ハッピー#
うちの事業所では、業務の細分化、分業化が進んでいるのか
CADもCAEも使えない設計者が多くなっています。研究所でも
CAEを作ることは勿論、使えない研究者が増えています。
その一方で、必ずしも製品知識が十分でなく、物理現象も十分
分かっていないCAE技術者が増えています。
皆さんのところはどうですか?あっ私の周辺では、そんなことは許し
ません。2Dは勿論、3D解析もさせています。梁やシェルをうまく
使った解析ならごく短時間に出来ますから。
#2001年3月6日#よし☆彡#
>必ずしも製品知識が十分でなく、物理現象も十分
>分かっていないCAE技術者が増えています。
CAE技術者の中でもモデラー、アナリストの
分業化が進み、3Dモデルの作れないアナリストとかも
(若い人に)ごろごろ居ますよ。
2Dの図面渡しても解析が出来ないって言うから、困るん
だな~これが。 昔はCADが無くても解析してたのにね~。
#2001年3月6日#ハッピー#
>CAE技術者の中でもモデラー、アナリストの
>分業化が進み、3Dモデルの作れないアナリストとかも
>(若い人に)ごろごろ居ますよ。
byよし☆彡さん
ある意味、「CAEはみんなのもの」ということになっているわけですね。
3Dモデルの作れない若いアナリストの将来が案じられます。
#2001年3月6日#imada#
> うちの事業所では、業務の細分化、分業化が進んでいるのか
> CADもCAEも使えない設計者が多くなっています。研究所でも
> CAEを作ることは勿論、使えない研究者が増えています。
ある意味、すご~く進歩的な会社ですね(^^;)。
> その一方で、必ずしも製品知識が十分でなく、物理現象も十分
> 分かっていないCAE技術者が増えています。
これが今いちばん問題ですかね~。
CAE技術者を日本全国修行の旅に回らせるとか・・・。
(ラップトップを持って地方の中小企業でものを作りながら解析しまくる)
よし☆彡 さん
〉2Dの図面渡しても解析が出来ないって言うから、困るん
〉だな~これが。 昔はCADが無くても解析してたのにね~。
いや~、あのころはたいへんでしたね~。
ピストンのモデル1つ作るのに、2ヶ月くらいかかったりして
ました(・_・> 遠い目・・・)。
でも、まあ、とりあえず、CAEユーザーが増えているだけでも
よしとするかぁ~。
でも、そんなだと本当の楽しいところを経験できないですね。
#2001年3月8日#ハッピー#
>> うちの事業所では、業務の細分化、分業化が進んでいるのか
>> CADもCAEも使えない設計者が多くなっています。研究所でも
>> CAEを作ることは勿論、使えない研究者が増えています。
>
>ある意味、すご~く進歩的な会社ですね(^^;)。
by_imadaさん
そうですね。生物の進化は機能の分化・組織化ですから。
でも、あえて進化論への逆行を目論んでいます。
>でも、まあ、とりあえず、CAEユーザーが増えているだけでも
>よしとするかぁ~。
そう、普及という意味ではその方が早いですからね
(編集担当:burning 2001/12/20)
<設計用のCAE>
#2001年2月15日#ff#
初めまして。
解析エキスパートの方が沢山ご覧になっているようなので
ちょっとお伺いしたいのですが、
最近の3次元CADシステム(例えばSolidworks、SOLIDEDGEなど)
は設計者でも使える解析ソフトと称して
様々なものが出ていますが、
例えば構造解析のソフトは、設計のどの段階で使用するのが
適当なのでしょうか?
設計者にいきなり解析ソフトを与えても、
荷重条件、拘束条件をどのように設定してよいのか困るし、
形状を詳細に作りすぎてもメッシュが切れなくて困ったりと
用途に困るときがあります。
詳細に解析するのであれば解析者の方に任せてしまえば
とも思ってしまいますし..。
解析者の方にとってそのあたりの意見をお聞かせ願えればと
思います。
#2001年2月15日#imada#
>例えば構造解析のソフトは、設計のどの段階で使用するのが
>適当なのでしょうか?
これはいつも問題になるところなのですが、基本的に
「構想設計」の段階で解析をしないと、ソフトを購入
した元が取れるほどは役に立ちません。
しかし、実際にはこの段階で解析をどう使っていいのか
わからない人が多いもの事実です。
よく聞くのが、「解析条件が決まっていない、わからない」
と途方にくれるパターンです。
3次元設計のコンサルティングを受けた方ならご存知でしょ
うが、トップダウン手法というのがあります。
最初に必要な機能と要件を洗い出し、それを「マップ」等
と呼ばれる基本構想図として起こし、すべてそれに基づいて
下流の設計を進めていく方法です。
この方法は従来型の行き当たりばったりの設計手法の延長では
うまくいきません。今から設計するものに何と何が必要なのか
整理されていないとまったく前に進まないのです。
3次元設計が効果が上がらないと言われる方の多くは(ソフトの
バグの他には ^^;;)この部分ができていないからです。
そして、それは解析についても当てはまります。
構想設計の段階で、きっちりと設計要件が押さえられていれば、
マップをもとにした極単純形状のモデルの解析でも有効な解析
結果を得ることができます。
そして、設計が詳細に進むにつれて、解析も詳細度を増し、その
都度実行しますが、注目する部位がだんだん絞られてくるので、
最後に複雑なモデルを長時間かけて解析するような必要性は減っ
てきて非常に効果的になります。
(もちろん、この流れの中で複雑な解析や特殊なものは解析専任者
や外部に委託していくのが有効だと思います)
このような流れが理想的と思われます。本来の意味での「設計」
が行われていれば難しいことではないのですが・・・。
#2001年2月16日#ハッピー#
>設計者にいきなり解析ソフトを与えても、
>荷重条件、拘束条件をどのように設定してよいのか困るし
by_ffさん
本来なら「困る」のはおかしいんです。設計者が強度設計するときは
当然、どこかを拘束して考えるはずなのですから。
適用法はケースバイケースですから、設計者の方が自ら世の中の「進んだ」設計者の
事例をなるべく多く見て自分で気付いて目覚めて貰うのも一つの手ではないでしょうか?
例えば関西設計CAE懇話会などに出て貰って。
#2001年2月16日#Nokyo#
> 本来なら「困る」のはおかしいんです。設計者が強度設計するときは
> 当然、どこかを拘束して考えるはずなのですから。
設計者は、何処が止まっていて、何処に力が掛かる、と言うことは
解っていると思います。
ただし、それを拘束条件・荷重条件として与えるとなると解らない
のでしょう。
つまり、解析モデルの作成ができない、と言っても良いと考えます。
関西設計CAE懇話会などに出席しただけでは、解析ができるようには
ならないでしょう。
これも、CAEが普及しない原因の1つでしょうか?
#2001年2月16日#モLD#
>例えば構造解析のソフトは、設計のどの段階で使用するのが 適当なのでしょうか?
私が考えるに、やはり設計の根拠を求めたいときではないでしょうか。
やはり、御社なりのいろいろな設計制約がある上での
設計ノウハウはあるでしょうから
対策まで含めてタイムリーに出力できるような、タクティクスの構築
計算上の最低限のルールをつくる必要性はあるように感じます。
やはりまめに、必要に感じられたときにやって見せてあげることが
重要と思います。
>これも、CAEが普及しない原因の1つでしょうか?
やはり、高いからでしょう(思った以上時間がかかる)。
AIBOでおなじみの、ソニーさんの役員さんの教訓ですが
""開発品が売れないのは、高いか品質が悪いかのいずれかだ""
解析結果もいずれかのように感じてますです。
最近の座右の銘にしてます。
#2001年2月17日#ハッピー#
>ただし、それを拘束条件・荷重条件として与えるとなると解らない
>のでしょう。
>つまり、解析モデルの作成ができない、と言っても良いと考えます。
by_Nokyoさん
私には、構造物を梁やシェルに単純化して強度計算をする、昔ながらの
手計算モデル化の方がよほど難しいと思います。
CAEが怖いのは、手計算が出来ない人でも機械的にモデル化すれば答えが
でてしまうことです。
>関西設計CAE懇話会などに出席しただけでは、解析ができるようには
>ならないでしょう。
別仁「出席しただけで」解析できるなんて、言ったつもりは毛頭ありませんけどね
まず、熱気にふれれば自分もなんとかせにゃという気が起こるでしょう。
そして事例を見て、なるほど、ああいう使い方があるのかと感じれば御の字じゃないですか?
#本題から外れそうなので止しておきますが、そもそもCAEは普及していないんですか?
一昔前から考えると普及率は確実に上がっていると思います。特にCFD。
流行商品じゃないわけですから爆発的な普及速度は期待するものではないし
そういう普及よりも、正しい使い方を伴った着実な普及が望ましいと思います。
#2001年2月17日#imada#
> 設計者は、何処が止まっていて、何処に力が掛かる、と言うことは
> 解っていると思います。
> ただし、それを拘束条件・荷重条件として与えるとなると解らない
> のでしょう。
> つまり、解析モデルの作成ができない、と言っても良いと考えます。
おっしゃるとおり多くの設計者はそのような状態にあり、解析ツールを
使いこなせないでいると思います。しかし、元記事の主旨から言って、
ここでは、解析モデルへの落とし込みはできる人を対象としていると
思います。
でないと、設計のどの段階であろうと解析はできないはずですから。
>
>関西設計CAE懇話会などに出席しただけでは、解析ができるようには
>ならないでしょう。
>
>これも、CAEが普及しない原因の1つでしょうか?
「設計者が設計のプロセスに有効にCAEを取り込めていない」という見方
からすると確かに「普及し」ていないように感じますね。
解析者と設計者の壁が(低くはなったものの)まだまだあるように感じ
ます。
私は「関西設計CAE懇話会」には参加したことが無いのですが、その
辺もふまえて活動しているようでしたら参加する価値は十分にあると思
います。(ご存知の方は教えて下さい m(__)m)
(編集担当:burning 2001/12/20)
<FEMの普及は難しい。>
#2000年9月28日#無印#
StressCheck のハンドブック機能ですけど、そこのセミナーに参加して見たことがあります。
いわゆるデータベース機能で、それを利用すれば全くの初心者でも解析ができます。
非線形でも同様でした。使い方によっては、良い機能だと思います。
社内でのCAE普及に活用できないかと考えています。
現在、私は社内で主にCAEの業務をしていますが、やはりCAE(FEM)は敷居が高いのか、あまり普
及しません。
何故だろう?と色々考えて試行錯誤していますが、なかなか難しい。
普及すれば私の負担も減るし、それよりも初期段階から使用することでコスト削減になるはずです。
ちなみに私は Mechanicaユーザーです。
P法愛用者です。最近はP法信者になりつつあります。
#2000年9月28日#モLD#
>CAE(FEM)は敷居が高いのか、あまり普及しません。
by 無印さん
私のところも似たり寄ったりです。
やっぱり、開発とリンクするスピードも要求されますし
その割に、上っ面とは別に地味な作業ですからね。
なんといっても、コスト(時間)に反映されないと
いつも、新たにソフトを入れる場合に、
私なんかは、技術的なことは一切聞かれず
それを入れたらなんぼ儲かるのってしか言われません。
P法は、比較的設計者が短時間に扱いやすいものではないでしょうか?
設計者がちょっとでも、進むはずと思うので
結果うんぬんに関わらず、一切、口だししません。
でも増やすことだけは、断固反対します。
#2000年9月29日#Black#
私は社内教育として、
・H法との比較(COSMOSも扱わせる)
・P法も有限要素なので要素で答えが異なる(H法ほどではないが)
を少しずつやっています。これがなかなか大変です。
ところで、
>でも増やすことだけは、断固反対します。
by モLDさん
こう言われるには、やはりその理由があると思うのですが
できれば、この理由を聞かせていただければと思います。
いかがでしょうか?
それは私のやり方が、何か間違っているのか心配なのです。
間違っているなら早く修正したいし、、、。
いつも不安を抱えながらの暗中模索です。
#2000年9月30日#モLD#
休日まじかになると出てくるモLDです。はじめまして,blackさん。
私メがBlackさんに対してアドバイスする立場ではないのですが、以下Blackさんに対してではなく
過去ログでいろいろ議論とヒントは腐るほど隠されているのですが
経験上の物理現象を定式化して解こうということではないかと思います。
それがたまたまCosmos(アダプティブをつかわなくてもよい。)やP法(めかにか)に
望みの一般式がつまっていると考えればいいのではないのでしょうか?
>間違っているなら早く修正したいし、、、。いつも不安を抱えながらの暗中模索です。
間違っていないと思います。
CAEソフトを使う理由は、上記と研究開発合理化になるかと思いますが
私の経験と取引のある会社などの一般動向から
?設計屋さんは、すぐ飽きる。
?FEMODELが複雑であると時間的にも精度的にも役に立ちにくくなる。
?それにくらべても精度が落ちる(間違いや誤差)原因が潜在している。
??から実験に頼らざる終えない。
?できる設計者は構造程度でしたら設計ポイントをはりや曲げの手計算で求め
ちゃっちゃ設計を進める。
FEMも2、3度やれば応力集中箇所の、感覚つかめますし。
必要とする構造の設計はある程度すすむようになります。
そんなこんなで、設計に悩む計算しきれない問題は境界が複雑なものにFEMなどで
計算予測する必要性が生じ、結局は歴史のあるパラメータの入力に多くの入力を必要とする
(K/H)ソフトに収束するといった単純な理由からの発言(No1360)です。
時間の問題はありますが、FEMなどで問題を解析する場合、追われると自然と必要最低限の
計算ポイント(SOLIDからSHELL、SHELLから梁要素、2D解析)
を工夫すると思われまし、それが最大のK/Hや精度(材料工学から物理量を解析者が
考えながら作っていくハンドMESH)だったりします。
但しMESHER(CAD機能を含む)とポストは別問題で、市販のソフトのAuto機能はK/Hを
邪魔する場合があり、自分のモデル化やもっと合理化したいということで
3DCAD情報から、演算でちょこちょこ作ることもあります。今のところ私の業務になってます。
本掲示板でFANがたくさんいらっしゃるメカニカは全くしらないですが、
一般P法について述べると工夫は出来にくいですが、P法もCADに直結してよくできているし、
役に立つ合理化ツールと思います。
最近は、強度・剛性でしたらAutoアタ゛フ゜ティフ゛MESHを切っただけで、
集中箇所がわかった気になるのが不思議です。
(編集担当:burning 2001/12/20)
<CAEを導入した後>
#2000年1月9日# メビウス#
初めまして.ちょくちょく勉強の為に読ませて頂いてます.(^^)
私の会社も設計が難しくなってきてようやくCAEを導入することになったのですが,
私も大学に出向して理論など学習したのですが,実際使ってみて同評価していくのか
全く定義することができません.おそらく計算結果と実測を照らし合わせてノウハウを蓄積
していくものだと考えているんですが....
で,解析結果と異なった場合どうするのか全く想像がつきません.
どなたか教えていただけないでしょうか.
#2000年1月10日#ハッピー#
>解析結果と異なった場合どうするのか全く想像がつきません.
byメビウスさん
掲示板の過去ログNo.107「シミュレーションはうそ計算」byギブソンさん
から始まって長々と続いた、一連の「うそ談義」「CAEエンジニアリング」が
参考になるのでは。
(編集担当:burning 2001/12/20)