地震応答
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#「土木」も参照下さい

<建物上の構造物の応答スペクトル解析について>

# 2001年12月1日 # No.2430 # 応答 #
応答スペクトルを使って、耐震性を設計しようとしているが、その構造物は高層ビルの上層部に設置されていると言われました。応答スペクトルはそのまま使えますか。例えば40階の場合、何か係数をかけないと行けないですか。ご存知の方に教えていただきます。


# 2001年12月28日 # No.2461 # よし☆彡 #
話から想像すると、スペクトルは下部構造が剛で無いので、
使えないと思いますよ。ただ、応答スペクトル自体近似手法なので
波動が同程度と仮定し最大応答を求めるのも良いかもしれませんね。


# 2001年12月28日 # No.2465 # ハッピー #
10年程前にこの手の計算やってた頃は、xx設計指針、xx道路橋示方書なんかを参考にしてました。確か、「建築物荷重指針・同解説」
http://pub.maruzen.co.jp/shop/index.html?target=4818904058.html
も見たと思いますが、手元にはありません。単に係数を掛けるやり方ではイカンでしょうね。
乱暴なやり方かもしれませんが、高層ビルとやらを串団子でモデル化して上に乗っけては?


# 2001年12月28日 # No.2471 # 応答 #
ハッピーさん、よし☆ミさん
教えていただき、どうもありがとうございました。
早速その本を調べてみます。


# 2001年12月29日 # No.2475 # ハッピー #
ネットにはいろんな情報が転がってますね
http://cvnweb.bai.ne.jp/~s-kuga/taisin.html
次のページの下の方にいろんなテキストがあって迷いそうです。
http://www.city.ichihara.chiba.jp/p/e/7/setsubi1.htm

建築物は公共性が高く安全性の要求が高い一方で、地震というのは影響が大きいにもかかわらず情報(経験)が少ない。よって、一人で設計法を決めることはリスクが大きいので、
学会にオーソライズしてもらった手堅い手法で取り組むよう、行政が指導するのでしょうね。
企業のニーズでもあるでしょうし。
それも阪神大震災のように新たなタイプ(大都会直撃)があると見直しがされるのでしょうか。
(編集担当:Happy 2002/03/10)



<地震の解析手法>

#2001年7月18日#4od#
地震についての解析を行いたいと思っています。
解析の対象となるものは、小型のシェルター(大きさ:1500×1500×5500パネル構造)です。知りたいのは、変形および応力の状態です解析の手法等ご存知の方がいましたら、教えて下さい。

#2001年7月18日#チャーリー#
過去ログであったものから見つけたものです、参考にならないかもしれませんが連鎖紹介します。
http://www.labnet.or.jp/~nastran/sssn-jirei5.htm
こういったものを動解析といいますが、ほとんどはこの延長線上で解析します。Nastranは非常によく使われてます

#2001年7月19日#ハッピー#
地震の解析は、昔やった経験では
・時刻歴応答解析
  上記例と同じ. 直接時間積分とモーダル応答解析がある
  代表的な地震(エルセントロ、十勝沖、神戸....)の加速度波形がデータベース化されていて、それらを使って地盤を加振する。
  ソフトの中には、地盤の加速度として入力できる物がありますが、Nastranでは上記例から察すると、地盤を巨大なマスに見立てて、その点を加振するようですね。
・応答スペクトル解析
  地震応答スペクトルを与えて、各周波数に対する応答のRMS(RootMeanSquare)などで
  評価する。地域や地盤、建物の種類などに応じた応答スペクトルが用意されている。
といったところでした。

なお地震波の伝播を解析する場合は、無限遠を表す境界条件がないと地震波が反射して返って来るという不合理な現象が生じたと記憶しています。

設計的な解析は応答スペクトルで行い、建物の崩壊などを厳密に調べるには、時刻歴で解く
ことになるのではないでしょうか。うろ覚えスミマセン。

#重要な構造物については「xxxx設計指針」「xxxx示方書」などの形で官公庁や業界団体が纏めた物の中に地震に対する検討法がありますよ。
#配管プラントの解析ソフトや、建築関係のCAEソフトには標準機能としてあったような気がします。
(編集担当:編集者:Happy 2001/12/14)





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