CAEに関する書籍紹介
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CAEに関する書籍紹介に関する記事です。

<CAE技術者認定試験、参考書>

# 2003年2月22日 # No.4799 # ハッピー #
>前に紹介しました認定試験。
>http://bbs.nc-net.or.jp/forum/jump.php?bbs_type=12&touri=http://210.198.67.155/0304180s.htm

参考書として下記の書籍が紹介されています。
CAEのレベルを高め、普及させるという学会の趣旨から鑑みてアップすることに問題はないでしょう。
これから勉強本を検討される方は参考にして頂ければと思います。

<材料力学、弾性力学基礎>
・大学基礎材料力学:実教出版(1975)、三好、白鳥、尾田
・材料力学入門:大河出版(1981)、中山
・固体力学の基礎:日刊工業新聞社(1981)、日本材料学会
・基礎材料力学:朝倉書店(1984)、竹園
・現代材料力学:朝倉書店(1986)、渋谷
・工学基礎講座 弾性力学:培風館(1987)、小林、近藤
・固体力学 基礎と応用:オーム社(1987)、日本機械学会
・材料力学:裳華房(1987)、宮本、菊池
・材料力学(基礎演習シリーズ):裳華房(1988)、菊池
・材料力学 基礎編、応用編:森北出版(1988)、尾田
・朝倉機械工学講座 材料力学:朝倉書店(1990)、朝田
・基礎材料力学:養賢堂(1990)、小泉、原、水口
・新材料力学 上/下:培風館(1993)、山田、奥村
・新形式材料力学の学び方、解き方:共立出版(1994)、材料力学教育研究会
・機械工学入門講座 材料力学:森北出版(1994)、村上
・機械系基礎工学 材料力学:朝倉書店(2000)、河田
・機械工学基礎コース 材料力学:丸善(2002)、小久保
・なっとくする材料力学:講談社(2002)、辻
・材料力学ハンドブック:丸善(1999)、日本機械学会
<FEM入門書>
・有限要素法概説:サイエンス社(1980)、菊地
・有限要素法の基礎と応用シリーズ 有限要素法概論:培風館(1981)、戸川
・有限要素法:岩波書店(1987)、鷲津、池川
・有限要素法入門-改訂版:培風館(1994)、三好
・有限要素法の基礎:朝倉書店(1994)、矢川、半谷
・有限要素法による熱、クリープ、熱伝導解析:サイエンス社(1985)、矢川、宮崎
・有限要素法:培風館(1991)、矢川、吉村
・計算力学入門「科学技術の初歩」:森北出版(1993)、計算工学研究会
・岩波講座現代工学の基礎「計算固体力学」:岩波書店(2001)、矢川、吉村
<非線形>
・非線形有限要素法-線形弾性解析から塑性加工解析まで:コロナ社(1994)、日本塑性加工学会編
・非線形有限要素法:丸善(1993)、久田、野口
・実践 有限要素法-大変形弾塑性解析:コロナ社(1995)、後藤、
<応用>
・有限要素法ハンドブック Ⅰ(基礎編)、Ⅱ(応用編):培風館(1981)、鷲津、宮本、山田、山本、川井
・マトリックス有限要素法Ⅰ、Ⅱ:科学技術出版社(1996)、O.C.Zienkiewits R.L.Taylor
・計算力学ハンドブックⅠ 有限要素法 構造編:丸善(1998)、日本機械学会

最後の「計算力学ハンドブック」は特にお奨めです。広範囲にわたって、理論と応用が簡潔に纏めてあります。



# 2003年2月23日 # No.4800 # ピピ #
私、参考書を見て思ったんですけどね。
確かに、良い本ばかりだし、どれを購入してもグーだとは思うんですが、
やっぱり、ノウハウも含めて理解できる入門書って無いですよね~。

認定試験の問題集も、後半はノウハウに関する内容だったし、機械学会が重要視してるのも、そういう部分だと思うんですが、初心者が勉強するのは難しいですね。

認定試験実施を機会に、ガイドラインが明確になるような書籍を機械学会がまとめて
くれるとありがたいな~。なんて勝手なことを考えていました。

それから、この板でもよく出てきていますが、
①「Excelによる有限要素法入門」
②「有限要素法のノウハウ」
③「機械設計における有限要素法の活用」
の3冊も、おすすめできると思います。

> 最後の「計算力学ハンドブック」は特にお奨めです。
>広範囲にわたって、理論と応用が簡潔に纏めてあります。

これ持ってないので購入してみます。情報ありがとうございます。
(編集担当:Happy 2003/11/22)



<「マトリックス有限要素法」>

# 2003年1月27日 # No.4631 # ピピ #
私も、先週オンラインで6冊ほど注文したのですが(会社の金で)、「マトリックス有限要素法」と
「板とシェルの理論〈上〉」が入手できません。との返信が来ました。
上下巻セットなのに、上巻だけ無いのはオカシイ?と思い、近所の書店に行ったら、上下巻とも棚に並んでました(-_-;)。
ちなみに、「機械設計における・・・」も2冊並んでました(^_^)

その後、培風館のサイトで検索したら、「マトリックス・・・」も入手できることが分かり、
近所の書店に注文致しました。



# 2003年1月27日 # No.4633 # ピピ #
> >「マトリックス有限要素法」と
> このタイトルの書籍は多数種類ありますので、著者名、出版社を要確認です。
byハッピーさん

何か嫌な予感がしたので、再調査してみました。
書籍はO.C.ツィエンキーヴィッツ著の「The finite element method」で間違い無いですか?

第三版は培風館から出版されてまして\13,500なり。ですが、第四版も出てますね。
そちらは、科学技術出版扱いで、\36,000!!です。

知らずに第三版を頼んでしまいましたが、まずいですかね?

第三版と第四版の違いをご存知の方いらっしゃいましたら、アドバイスお願いします。
あまり、差が無いようでしたら、第三版で我慢します。



# 2003年1月27日 # No.4637 # ハッピー #
前に書きましたのは、
>少し値は張りますが「マトリックス有限要素法」O.C.Zienkiewicz著が詳しかったと思います
>ので、ご興味あれば図書館など探してみてはいかが?
>http://bbs.nc-net.or.jp/forum/jump.php?bbs_type=12&touri=http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN1583089X
で、記事にありますように第4版です。

第4版で大幅に内容が増え、2分冊となっています。従って「お高い」んです。
(編集担当:Happy 2003/11/22)



<「有限要素法のノウハウ」、有限要素法の将来>

# 2003年1月21日 # No.4600 # ピピ #
過去ログで評判が良かった書籍「有限要素法のノウハウ」をgetしました。
初心者向けの実用書を探していたのでピッタリの内容でした。
何気なく読み進むと、7章が「有限要素法の将来」となっており、10年後の予想として
・有限要素法のユーザーは、メッシュ分割のことを一切考えなくても...
・CADの詳細な図面をもとに、自動的に有限要素法解析に必要な簡略な図面を創成...
てなことが書いてありました。
初版発行日は93年3月25日ということで、あと2ヶ月しか無いよ~(^^ゞ
うまくいかないもんですね。
何となく、層状燃焼機関を連想してしまいました。
(編集担当:Happy 2003/11/22)



<騒音解析に関して >

#No.4041# 2002年11月22日# おたっきー?#
> おたっきー?さん&チャーリーさん
> いろいろと教えて頂き、心から感謝しております。
> なんとなくわかったような気がしますが、参考書または論文を御推薦になれませんか。
> 宜しくお願い致します。

いずれも、既に発表されているものですが・・・

最初に、「エンジンテクノロジー」という雑誌の Vol.4 No.2 2002の
「パワープラントの振動騒音のシミュレーション技術」
あたりを一読いただくと、総括的な内容がわかると思います。

論文としては
「エンジン放射音に関わるシリンダブロック振動の入力・応答計算法」
 自動車技術会 学術講演会前刷集 No.65-99 1999
あたりでしょうか
これは同じグループ?の方が継続的にSAEなどにも発表されています。

目的は少しずれますが、
「実働時クランクシャフト応力予測手法の開発」
 自動車技術会 学術講演会前刷集 974 1997-10
も、似たような技術を使っていますね。

他にも、
「Prediction Technique for Vibration of Power-Plant with Elastic Crankshaft System」
 SAE Paper?だったか前刷りか 2001-01-1420 と番号があります。
多分、ペアで以下も読んだ方がいいかもしれません。
「実働時におけるクランク軸の振動とひずみ分布の予測」
 自動車技術会論文集 20014166
(ただ、これは先に掲示板で紹介した手法とちょっと主義の違うところもあるようです。)

読んだことはありませんが、上の雑誌記事で参考になっている
「主軸受部の潤滑を考慮したクランク・ブロック連成解析」
第11回 内燃機関シンポジウム pp.369 1993
も参考になると思います。

また、汎用?専用?ツールは以下の4つが出ているようです。他にもあるかもしれません。

http://www.avl.com/
http://www.ricardo.com/
http://www.lmsintl.com/
http://www.adams.com/
(編集担当:imada 2002/12/09)



<材料の強度について 川井先生の論文>

#No.3933# 2002年11月6日# ぷかぷか#
> > 今年のWCCMで、東大名誉教授の川井忠彦教授が発表
> > した論文

"Development of a Nodeless and Consistent
Finite Element Method" - force method foever -

Tadahiko Kawai, WCCM V, July 7-12, 2002

です。上界と下界の挟み撃ちについても紹介されてます。
統一エネルギー原理の最新の日本語文献(上の論文に
基づいたもの)は、まだまとまったものが少ないよう
ですが、長野工業高等専門学校の風間先生が長年共同
で研究されているようなので、昨年までの成果内容に
関しては、風間先生の方から資料を検索できると思い
ます。
現在、川井先生が統一エネルギー原理を元にした数値解析
の教科書を執筆しているようです。これが出ると、FEM
の世界が良く整理されて分かり易くなると思います。
(従来の変位法、応力法、ハイブリッド、解析解…など、
8つのタイプの解法と位置づけが、明確に説明されて
いる。実にわかりやすい。)
(編集担当:imada 2002/12/09)



<文献に関して >

No.2386# 2001年12月10日# 11時59分(月曜日)# 0027#
現在,FEMに関する文献,もしくは参考図書を探しています.

内容的には,モデルの強度計算において,例えばその形状や寸法によって,
メッシュの形状やサイズなどを,計算コストと精度の観点から如何に最適化するか,といったものです.

このような内容の事柄は,例えば使用するソフトによってもCase by Caseで
あるとは思いますが,現在,CAE業務の技術標準を作成する過程で,過去のそのような取り組みをいくらかでも参考にしたいと考えておりますので,何かそれらに関連するよいものがございましたら,ご教授よろしくお願いします.

尚,論文や参考書自体は古いものでも結構です.
欲を言えば,できればあまり特化していない,汎用性の高いモデルを使用したものが理想ですが,上記の内容に関連したものであればとりあえず教えていただきたいと思います.

それでは,よろしくお願いします.


No.2391# 2001年12月13日# 00時28分(木曜日)# ハッピー#
> 現在,FEMに関する文献,もしくは参考図書を探しています.
>
> 内容的には,モデルの強度計算において,例えばその形状や寸法によって,
> メッシュの形状やサイズなどを,計算コストと精度の観点から如何に最適化するか,
> といったものです.
by0027さん

こんばんは、

何度か出ている、

>1.「有限要素法のノウハウ」森北出版 東町高雄 著 1900円
>通称「ピンクの本」です。値段にびっくり、装丁にびっくりです。
>これって技術専門書?と。掲示板で多くの方が購入されて好評のようです。

は、モデル化の指針、要素選択の指針、メッシュパターンの良否判断、分割数と精度の関係が、比較的一般的な事例で紹介されています。
安い本ですから買って損は無いと思います。
(編集担当:imada 2002/04/04)



<「有限要素法へのガイド」>

No.2303# 2001年11月30日# 22時33分(金曜日)# ハッピー#
> 私のバイブルは「有限要素法へのガイド」サイエンス社(戸川隼人著)です。
> これより簡単な本は見たことがありません。
> まえがきには「ねころんでも読める」と書いてます
byたくやさん

FEMの講習会をやる度に、エネルギー原理と離散化をうまく分かり易く説明する方法に悩んでいますので「ねころんでも読める」に惹かれ、早速購入しました。
(因みに私が学生のときに最初に読んだのは三好俊郎先生の「有限要素法入門」
 (培風館)で上記「~ガイド」の中で引用されてます。この本は書籍検索コーナー で見ると1994に改訂されているようです。)
なるほど、いろんな絡め手で「分からせよう」という意図が伝わります。

先の「ピンクの本」と「有限要素法入門」は、仮想仕事の原理から入っていますので 変位関数、離散化を詳しく述べなくても説明できる利点がありますが、そもそも仮想 仕事の原理が力学系出身以外の人には馴染み難い欠点があります。
一方、「~ガイド」は、エネルギー停留原理で入っていて、原理そのものは理系以外 の人でも「そう言われるとそうだなぁ」と分かるのですが、離散化した上で数式を展開して偏微分しないと平衡方程式が得られない。「~ガイド」にあるような3角形要素なら何とか手計算で可能ですが、通常使われるアイソパラメトリック要素ではちょっと。でも、やはり基本原理が分かり易い「~ガイド」方式がやはり良いと思いますので、これに形状関数をうまく絡めて説明する方法を考えようと思います。

「~ガイド」は20年前の本なので、「~入門」同様にプログラミング指導書にもなっていますが、さすが戸川先生で、いろんなテクが散りばめられています!
(但し改訂されていませんので旧式のFotran66で、若い人には手強いかも)
ANSYSで驚いた「入力データの中に数式、プログラムがある」方式のコーディング 例があったのは、オドロキ桃の木です。解読してFortran90で書いてみようと思ってます。学生時代に「~ガイド」に巡り会っていれば人生変わっていたかも(笑)。
有り難うございました→たくやさん。
(編集担当:imada 2002/04/04)



<動的陽解法について >

No.2769# 2002年2月11日# 15時42分(月曜日)# koko#
> CAEのアルゴリズムに関して、全く知識が無いので曖昧な質問となりますが
>
> 一般的な静的陰解法と衝突や成形シミュレーションに使われる動的陽解法
> の違いってどのような事なのでしょうか。
> また別の見方として陰解法にできて陽解法にできないこともあるのでしょうか。
>

初めて,書き込みします.
動的陽解法に関しては,非線形有限要素法」(コロナ社)で説明されているようです.
(編集担当:imada 2002/04/04)



<要素内の変位について >

No.2453# 2001年12月26日# 18時56分(水曜日)# vp#
> はじめましてurといいます。
> CAE初心者です。
> 本を見ると(線形静解析)有限要素法では、まず節点変位を求め
> 次に形状関数とやらで要素内の変位を近似する、というような
> ことが書いてありますが、素朴な疑問なのですがどうして
> 要素内の変位を計算する必要があるのですか?
> 節点の変位(歪み、応力)が計算できれば良いと思うのですが。
>
> よろしくお願いします。by urさん

こんにちわ!まず,非線形有限要素法(コロナ社,塑性加工学会編)を買いましょう.詳しく載っています.有限要素では仮想仕事の原理式から離散化する際に,仮想仕事の原理式は積分形式ですので,数値積分が必要になり,要素内の値を使って積分する必要があるのです.だから,要素内の変位が必要になります.
(編集担当:imada 2002/04/04)



<節点の応力を求めるには >

# 2001年3月22日# 21時44分(木曜日)# モLD#
詳しい話は抜きにして、私のお勧めの参考文献だけでしたら
1.実践有限要素法 大変形弾塑性解析 後藤学著 コロナ社
コンターは、はまってますが、
2.Cグラフィックス入門 芹沢浩著 森北出版

1は、FORTRAN満載ですが、私は、Cである程度書き直しました。
2は、せってん数は少ない場合のみ
カラー表示の勉強になります。
(編集担当:imada 2001/12/17)



<テトラメッシャーに関する文献>

# 2001年8月3日# 08時40分(金曜日)# ハッピー#
> 過去ログでDuffyさんがメッシュ切りの良い文献について触れられているところを
> 探しましたが見つけられませんでした。
by_formingさん

テトラ自動メッシャーを作る時に参考にしたのは、
(1)「FEMのための要素自動分割」森北出版、谷口健男著
(2)「Fortran計算幾何プログラミング」岩波書店、杉原厚吉著
で、Duffyさんにアドバイス頂きました。
またDuffyさんが掲示板で紹介された
http://www.cs.cornell.edu/Info/People/chew/Delaunay.html
は、Delauny法を理解する上で大変役に立ちました。

# 2001年8月4日# 13時03分(土曜日)# Duffy#
 私からも一つだけ情報を
mesh@yahoogroups.com
というメッシュ分割のメーリングリストがあります。
メッシュ分割界の大物も発言してますので、世界最新情報を得られます。
英語だと
Paul-Louis George and ? Borouchaki (INRIA)
の本が最近話題になってます。私も今買おうかなと思ってます。
(編集担当:imada 2001/12/17)



<磁場に関する書籍>

# 2000年7月23日# 08時15分(日曜日)# ハッピー#
>面倒なので、"mathematica"の本を参考にしてMATLABで解析始めました。
byモLDさん
素晴らしい!この手の数学ソフトはFEMなども組めるように、ライブラリーやテキストを強化しているような。
ちなみに教科書としては、
「電気工学の有限要素法」中田高義著、森北出版、4800円
がおすすめです。理論から、プログラム例、プリポストの考え方、計算例まで
詳しく書いてあります
(編集担当:imada 2001/12/17)



<中学生でも理解できる有限要素法に関する文献ってありますか?>

# 2001年5月13日# 00時56分(日曜日)#デビルマン#
初めて投稿致します。基礎的な質問で申し訳ありませんが。。。。先日設計者より「有限要素法について、中学生でも理解できるレベルで書かれた文献は無いか?」と問われました。FEMを行う中学生は多分日本にいないと思うのですが、良い文献をご存知の方がおられましたらご紹介下さい。

# 2001年5月13日# 13時45分(日曜日)# ハッピー#
> 「有限要素法について、中学生でも理解できるレベルで書かれた文献は無いか?」
byデビルマンさん

設計者さんの目的によって、適当な本も異なると思いますが、
とりあえずFEMでどんなことができるか?ということでしたら、本ではありませんが「e-CAE」 はビジュアルで中学生にも少しは分かるかも知れません。
http://www.mri.co.jp/SERVICE/SOFT/eCAE.pdf

この掲示板の右上に「CAEの本を探すなら」という検索ボタンがあります。
ここで「CAE」「FEM」「有限要素法」「有限要素解析」などで検索する手もありますよ。

あと、前にatmoriさんに紹介いただいた「ANSYS工学解析入門」(手に入れました)は 電場、磁場、流体まであって内容が少し広すぎるかも知れませんが、具体的な操作や実験との 比較の仕方があるので「FEM解析って実際どんな手順でするの?」という人には良いかも。
>Ansysの本:
>  http://www.cybernet.co.jp/products/ansys/support/index_book.html
#CFDもFEMで説明してありますから、構造屋から見れば取っつきやすいかも?→リカピンさん

# 2001年5月13日# 18時53分(日曜日)# DMS#
デビルマンさん、はじめまして。
DMSといいます。久しぶりに書込みます。

>先日設計者より「有限要素法について、中学生でも理解できるレベルで書かれた
以下のURLの「電卓ではじめるFEM教室」というウェブページは、
FEMの計算手順が非常に良くまとまっていると思います。
数式だけではなくて、実際の計算例(Excelに数値が入っている)が
載っているので私のような初学者にも安心して読めます。

http://www.labnet.or.jp/~nastran/

解説はトラス・平板要素、モード解析、ガラーキン法等多岐に及んでおり、
職場のFEM勉強会のテキストに使わせてもらっています。
(編集担当:imada 2001/12/17)



<大学の教科書が絶版に・・・>

# 2000年7月15日(土)01時11分  # ハッピー  #

>>大学の講義で使われる材力の教科書はいかがですか?幸い、私の大学で
>>使ってたテキストは比較的分かりやすい。(多分絶版。貸し出し可能)
→三四郎さんへ
昭和49年版ですから九分九厘絶版でしょう。
培風館「固体の力学入門1」および「....2」。
著者:E.P.ポポフ。訳者:成岡昌夫、浜田実
著者がイギリス人のため、フィート/ポンド主体で書かれているのがとっつき難いかもしれませんが、図解の豊富さは特徴の一つです。あっ移動硬化、等方硬化は書かれていませんでした。
こっちは塑性力学の参考書(今、手元にあるのは「塑性の有限要素法」科学技術出版社)を当たった方がよいかも。2~3ページですからFaxしましょうか?
(編集担当:imada 2001/12/17)



<CAEテキスト紹介します>

#2000年3月2日(木)00時30分  # ハッピー #

テキストの件、消えた過去ログに書いたものですが、
①「機械のための有限要素法入門」オーム社 川井忠彦 著
----4300円(税別)
1983初版の古い本ですが、FEMの解析手順、設計への適用の仕方がホント
親切に書かれています。書いた人の善意を感じます。
解析理論、モデル化の仕方、作業の進め方、評価の仕方などの一般論の後、
応力解析、熱伝導解析、振動解析について多くの具体的な解析例によって解析
法が示されています。残念ながら確か絶版だったと思います。
(どうしても手に入らないようでしたらお貸しします。上記アドレスへ連絡下さい)

②「機械設計における有限要素法の活用」森北出版 酒井信介 訳
----6600円(税別)
①に比べると理論的な説明が多く、要素タイプ(2D,3D,シェル、は
り...)ごとの定式化、モデル化&結果の評価上の留意点が丁寧に書かれて
います。動的な問題、熱伝導・熱応力や、高いレベルの技術として、接触、拘束
条件、ズーミング、アダプティブメッシュにも触れています。もともと大学での
講義用に作られた物だそうで演習問題が充実していて、具体的な機械設計での
アプローチの仕方が題材になっています。

③「有限要素法のノウハウ」森北出版 東町高雄 著 1900円
この本は、理論的な話や、具体的な解析例は殆ど無く、もっぱらモデル化の仕方、
メッシュ切り、結果の評価の上でのテクニック、注意点がまとめられたもので100
ページに満たない軽い本です。メッシュ品質が精度に及ぼす影響には多少力を入れています。


 # KOBA #2000年3月6日(月)09時07分 #
①「有限要素法入門」培風館 三好 俊郎 著
----2910円(税別)
3年前にかいましたが、本屋で一見したところ、私にはこれが読みやすかったです。
ご参考まで・・・・・・・・・



# 2000年8月12日# 00時04分(土曜日)# ハッピー#
>「有限要素法のノウハウ」森北出版 東町高雄 著
>1900円とのことです。
>専門書にしては安い!
byりょうさん

この本は過去に何度かこの掲示板で紹介させていただいてます。
通称「ピンクの本」です。値段にびっくり、装丁にびっくりです。
これって技術専門書?と。

本を購入されたら、是非ご自分で本にあるのと同じメッシュパターン
で解析されることをお勧めします。読むだけと、実体験するのとでは
見に付き方が違いますし、また使っているFEMソフトの特性も分かりますから

これも以前No.536で紹介した「機械設計における有限要素法の活用」森北出版、酒井信介は
実践的でかつ理論面もある程度詳しく書かれたいい本だと思います。(6600円)


# 2000年8月22日# 23時53分(火曜日)# ハッピー#
>掲示板で話題になったピンクの本は入手できましたが、
>ハッピーさんがNo.1175で紹介されている森北出版の
>「機械設計における有限要素法の活用」は絶版になったとのこと。
>残念です。
bymuraさん
この本は1997年初版ですよぉ!それが早くも絶版!
ネットの紀伊国屋書店で検索したら「在庫は僅少」「目録には存在します」と
ありますが、現実にはもう売り切れちゃっているのでしょう。
でも、この本は良い本ですヨ。FEMの理屈を簡潔に説明してそれとリンクさせて
使う上での注意点が書かれている。
第1章有限要素法 第2章構造物と要素 第3章トラス 第4章はりおよびフレーム
第5章2次元ソリッド 第6章3次元ソリッド 第7章軸対称 第8章軸対称のねじり
第9章薄肉構造 第10章動的解析 第11章より高度なモデリング(ズーミング、
アダプティブ、異種要素の結合)第12章伝熱および熱応力で、計300ページみっちり。
前に紹介させていただいた
「機械のための有限要素法入門」オーム社、川井忠彦著も素晴らしい良書ですが、これも絶版。
こちらは、理論よりも実践を重視して、FEMに必要な周辺知識、FEMを行う上での
モデリングテクニック、注意事項、さらに解析をどうやって設計に生かしていくかが多くの具体例を
通して説明されています。勿論、強度理論にも言及してあり、どういう材料にどの理論&
相当応力が使われるかも簡潔に書かれています。(第5章)
第1章機械工学における有限要素法(FEM)入門 第2章FEMの定式化 第3章FEMによる解析手順
第4章FEMによる機械設計のテクニック 第5章FEM計算結果の評価法 第6章応力ひずみ解析と
機械設計 第7章熱伝導・熱応力解析と機械設計 第8章固有振動解析と機械設計
第9章FEMを更に深く学ぶために(流体解析等への発展
ピンクの本の質と量をう~んと濃くした感じ。
売れないから絶版になっちゃうんでしょうね。残念なことですね。

ということで、掲示板に参加されている方なら連絡いただければ上記2冊をお貸しします。

そうそう、本屋には無くとも図書館にはありますよ。
全国の大学図書館を検索できるサイト
「NACSIS Webcat:総合目録データベースWWW検索サービス」
http://webcat.nacsis.ac.jp/ /> で蔵書を検索すると、「機械設計における...」も「機械のための...」も
かなりの大学が所蔵しています。
検索エンジンで、近所の図書館のHPから探してみるのもよいでしょうね。
図書館に行くと、さらに良い本に巡り会えるかもしれませんね。

# 2000年8月26日# 00時03分(土曜日)# ハッピー#
>「機械設計における...」が絶版の件ですが、森北出版に直接
>問合せたところ絶版してない(在庫あり)との話でした。
bymuraさん
在庫があって何よりです。でも、この本はピンクの本と違って専門書級の値段だったと思いますが確認はされましたよね。それと、「機械のための...」は図書館に行く価値ありですヨ。
(編集担当:imada 2001/12/17)



<精度やP法に関する書籍ならこれ>

#2000年2月29日(火)01時12分 # ハッピー #

前にチラッと書いた書籍を紹介します。
「高精度計算力学」
横山正明著、朝倉書店、3,900円

内容は、FEMとBEMの高精度化のアプローチに関するもので、
精度評価法、r法、h法、p法の具体的な考え方とその実施例が示されています。
もちろんAdaptiveP法にも記述されていますし、流体解析についても軽く触れられています。
ただし、初心者向けというレベルの内容ではありません。念のため。

#最適設計に関しては、機械学会の設計工学部門の講演論文集などが参考になるのでは?
(編集担当:imada 2001/12/17)





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