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地球シミュレータという壮大なプロジェクト。 |
<世界最速コンピュータが地球を解く>
# No.3020 # 2002年4月21日 # ハッピー #
HPC(High Performance Computing)ニュース
http://members.tripod.co.jp/ytaka/
によると、海洋科学技術センター(http://www.jamstec.go.jp/)の地球シミュレータが
Dr.Dongarraにより現時点での世界最速コンピューターと認定されたそうです。
http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/PR/0204/0418/index.html
http://www.es.jamstec.go.jp/esrdc/jp/org/esrdcpro.html
8GFLOPSのCPUを8個積んだ計算機を640台超高速ネットでつないで、メモリーは10TB
なんと、従来の最高速機(米ASCI White)の5倍の性能で、Linpackが35.61TFLOPS!
でも、対象が地球となると「十分」といえるのはどの程度なのか...
(編集担当:Happy 2002/11/10)
<シミュレーション学会誌GeoFEM特集号>
# 2000年10月6日 # ハッピー #
シミュレーション学会の会誌9月号
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsst/
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsst/backnum/2001/simjm013.jpg
に「計算固体力学50年史」と題して、FEMが生まれてから現在に至る発展を主要なキーワード
をほぼ網羅してコンパクトにまとめた記事があります。50年というと非常に長いようですが
本質は大して変わらないままに周辺に展開してきた様子が窺えます。
スマートアルゴリズムなどによる計算の[良質化」、並列処理による「高速化」、最適化などの「知能化」、
あと「多様化」、「統合化」、「微視化」、「複雑化」が今後のキーワードだそうです。
同誌には「地球シミュレータGeoFEM」も特集されていますが、これはもう、究極の力わざ
でしょうか。表紙の絵を見てもお分かりのように、地球全体を丸ごと解いちゃいますから。
40TFLOPSの並列計算機で
・MultiPhysics:流体固体連成、非線形、相変化、化学反応
・MultiScale:1Km~10^4Km、μsec~10^6years
・LargeScaleData
の難題を扱う壮大な計画だそうです。
(編集担当:Happy 2001/12/15)
<GeoFEMとは>
# 1999年9月29日 # sippo #
GeoFEMとは“並列有限要素法固体地球シミュレータ”のことです。
(財)高度情報科学技術研究機構が中核拠点として開発が進められています。
【参照】http://geofem.tokyo.rist.or.jp/index_jp.html
# 1999年9月30日 # ハッピー #
地球をFEMで解くとは驚きです。太平洋プレートをソリッド要素でモデル化したりするんでしょうか。
ただ我々に必要なのは、明日か明後日かにどこで、どの程度の地震が起こるか?という地球の挙動から見れば、ほんの僅かな瞬間の、ごくごく狭い領域での現象ですよね。それも社会影響が極めて大きいから高い精度も要求される。機械の応力解析ですら、ろくな精度が出ずに弱っている身から見ると、やはり相当難しい問題だろうと感じますネ。
(編集担当:Happy 2001/12/15)