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<CAE技術者認定試験、実技テストは?>

# 2003年7月4日 # No.5545 # 第一歩 #
機械学会「固体力学分野の有限要素法解析技術者(初級)の認定試験」
は実技(技能)試験を伴うのでしょうか?
YESの場合、ソフトは複数の中から選択でしようか?
NASTRAN、ANSYS、ABAQUS、MARCの他には?
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60件、前に戻って検索しましたが、既出かも知れません。
その場合は、済みません。No.--を教えて下さい。



# 2003年7月4日 # No.5547 # ピピ #
試験準備の講習会の中で、今後は、様々な分野でレベルを分けて認定試験制度を展開していくという説明がありましたが、初級・中級は一般的な知識を問う試験であり、上級レベルでは、単に一般的な知識だけでなく、CAE業務経歴や実績などを問うことが必要になるだろう。という説明だったと記憶しています。

本来なら、実技試験も伴うべきだとは思いますが、中立な立場であるべき学会が、特定のソルバに対して実技試験を実施することは難しいかもしれませんね。

まぁ、英語のコミュニケーション能力を測るTOEICの試験が、英会話試験を伴わないで実施されてるようなもんだと思えば、何となく納得しますが...



# 2003年7月8日 # No.5564 # ハッピー #
> 本来なら、実技試験も伴うべきだとは思いますが、中立な立場であるべき学会が、
> 特定のソルバに対して実技試験を実施することは難しいかもしれませんね。
by ピピさん

将来は解析コンサルを目指そうという人のための認定であれば...
実験であれば実験方案、解析であれば解析方案を如何に綿密に論理性を持って構築できるか。
問題分析力、工学的判断や手計算に基づいてどこまで推測し詰め寄れるか。
チェックポイントをどう設け、どういう解析手法で登頂アタックするか。
初級、中級はその山の困難さで分けられるのかも。
解答結果から自ずと実績実力が判定できるような問題でしたら実技は重要でないかも知れません。



# 2003年7月9日 # No.5566 # ピピ #
> 解答結果から自ずと実績実力が判定できるような問題でしたら実技
> は重要でないかも知れません。
by ハッピーさん

ハッピーさんのご説明の様に、真の技術力が測れる試験であれば、実技を伴わずとも、問題は無いですね。
やはり、CAEを極めることは、スーパーエンジニアへの道だな~と実感している今日このごろです。道は果てしなく長いです。



# 2003年7月9日 # No.5574 # ちまき #
> やはり、CAEを極めることは、スーパーエンジニアへの道だな~と
> 実感している今日このごろです。道は果てしなく長いです。
by ピピさん

確か、スーパーエンジニアへの道って本もあったですね。

ハッピーさんの、手計算でどこまで詰め寄れるか…、には袈裟懸けで
一刀両断された感じ。やられた。スパッと。色々知ったかぶりしてるけどやっぱり基礎学力・基礎知識が不足してると本質に近づくことも
できないんですよねぇ、我ながら。結局。センスの問題もあるけど。。。
反省しきりです。

解析部門から設計部門に移って3ヶ月経ち、ぼんやり現状が見えて
来ました。(と言っても業種が違うので、製造業の方の言う設計とは
かなり違うと思いますが)

びっくりしたことに、CAEのツール(もちろんFEM等ではなく
理論計算式+αベースですが)が実務に直結した形で整備されており
設計計算の9割はカバーされています(15年もの?でかなり熟成)。
カバーできないところも無理無理つかってます。中々すごいと少々感心。

でも、さらに驚いたことには、保守人員がリストラされて、誰も
面倒見ていないということ。最近のOS移行で動作不安定になって
いても古いマシンで計算してる。

自動化されてる分、数字を入れさえすれば設計できてしまう。
中身を知ってる、ツールに作り込んだ世代の方々は、もう引退。
技術の空洞化を目の当たりにしている気がする今日この頃です。
マニュアルって書いたキングファイルが40冊くらいあるのですが
ほとんど開発当時のまま、大事に保管されています。
おいおい、ホントに大丈夫かよ!と思ってしまいました。
(が、これは解析部門に居た自分から見た偏見に満ちた発言ですね)

でも、このままFEMで設計自動化しちゃったあとの数年後は
やっぱり恐ろしい気がします。みんな、鬼に金棒の鬼にならないと。
どこかで聞いたフレーズです。

たぶんツールが作られた時代は、こんなに設計と解析の間の距離が
(心理的にも)離れてなかったのだろうと思います。機能が専門化
しすぎて、境界領域が取り残されてしまった感じ。だから設計屋は
過去の踏襲で新しいアイデア出ないし、解析屋は難しいこと言って
設計の視点での設計システムへの作り込みができない。そこを埋める
人が必要なんだろうなぁと感じています。

もともと設計屋と解析屋は一心同体だったはずなのに。

うちみたいな規模の会社で、解析専門の部署を作って両方判る人を
設計チームから引き抜いちゃうと、こうなるんだろうなぁと思いました。
(解析専門部署ができて十数年、いろいろと奇妙な一致があります)

認定試験の話とかなりずれました。駄話すいません。
(編集担当:Happy 2003/10/18)



<戦略的基盤ソフトウェア開発プロジェクト>

# 2003年6月24日 # No.5450 # ハッピー #
7月のワークショップの案内が来ましたので紹介します。
・次世代流体解析 :7/17
・次世代構造解析 :7/23
http://bbs.nc-net.or.jp/forum/jump.php?bbs_type=12&touri=http://www.fsis.iis.u-tokyo.ac.jp/result/calendar.html
#流体解析Gr.でFrontFlowという乱流LES解析コードを2件公開しているそうです。
 http://bbs.nc-net.or.jp/forum/jump.php?bbs_type=12&touri=http://www.fsis.iis.u-tokyo.ac.jp/result/software/
(編集担当:Happy 2003/10/18)



<グリッドコンピューティング>

# 2002年10月27日 # No.3842 # ハッピー #
インターネットで結ばれた、膨大な数のCPUをつないで途方もない計算を行うグリッドコンピューティング。
http://www.nikkei4946.com/today/0208/15.html
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20020614CAHI351313.html

第31回 超並列計算研究会(11月7日 於:日本原子力研究所) で、最新成果の紹介があるそう。
http://www.is.doshisha.ac.jp/SMPP/
計算機メーカー各社も技術開発とともに用途を模索しているようです。
http://www.compaq.co.jp/solution/hptc/grid/
http://jp.sun.com/software/gridware/gridengine_js/
CAEへの展開アイデアは...私たちユーザーが考えないとネ

と思っていたら、ゲーム業界も注目しているよう。
http://www.zdnet.co.jp/news/0203/22/b_0321_12.html

CAEの場合、CPUを結ぶことも重要ですけど、
CAE技術者のネットワークを充実することも大切と思いますね。
(編集担当:Happy 2002/11/16)



<AdventureとGeoFEM>

# 2002年10月15日 # No.3702 # ゴスペル #
はじめて書き込みます。
ADVENTUREとGEOFEMが掲示板に登場しますけど
両者の違いと共通点はどこなんでしょう?
根っこは同じソフトなのでしょうか?

それと、下のプロジェクトとの関係は?
> > 非常に大規模・複雑現象を解こうというプロジェクトです。
> > http://www.fsis.iis.u-tokyo.ac.jp/
並列計算に興味がで始めたのですが、よく分からないのでお願いします。
詳しいサイトも教えて下さい



# 2002年10月16日 # No.3706 # チャーリー #
> > ADVENTUREとGEOFEMが掲示板に登場しますけど
> > 両者の違いと共通点はどこなんでしょう?根っこは同じソフトなのでしょうか?
Byゴスペルさん

詳しくは機会学会誌など4年程前から関連部分をご覧になっていただくとわかるような、、
以下かなり思い込みを入れて脚色も含みますので、違うと言う方は是非とも異論反論お願いします。

違いは、各ソフトととも作成している人が違っている。
共通点は、文部省の承認のもと研究開発が行われている。
 公開コードである。
 あとはMpichによる並列化と、それに伴うMetislibによる分割手法
GeoFEMは、公的機関の優良ソースを共通のプラットフォームで実現できるように plugin化したこと
Adventureは、ほとんどフリーウエアで実現できるが、言語が多岐にわたる。

> > それと、下のプロジェクトとの関係は?
> > > > 非常に大規模・複雑現象を解こうというプロジェクトです。
> > > > http://www.fsis.iis.u-tokyo.ac.jp/
Top500という、全世界の計算機SPEC競争ページがあるのですが、
国内地球シミュレータが、本年堂々、No.1の座に輝いております。
それに比較して国内ソフトウエア事情を見渡すと、
ほとんど海外CAEソフトウエアを使っている受動の利用の仕方と思います。
受け取り方は様々ですが、それではいかんと機会学会や関連学会の危機感を持った方が、国内産ソフトウエアも全世界に認められるようにといずれは国家プロジェクトへと始まった展開が、GeoFEMやAdventureなどではないでしょうか?
それで、今回は、掘り下げと目的区分けを明確にし、新規プロジェクトとなっていると思います。
欧米海外では、GPLとして国家をあげて維持管理しているように見受けられます。

> > 並列計算に興味がで始めたのですが、よく分からないのでお願いします。
並列計算は、3種類ほどに分けられますが、Mpichという並列通信ソフトがフリウエアーで存在します。
市販ソフトウエアでも利用されている今現時点、ローコストな方法です。beowolf型とか言われるものです。
このあたりから検索されるといいのかなーとも感じます。

> ほとんど雑談ですが,ADVENTUREとGEOFEMは完全無責任モードで
> レスポンスの比較を行ってます.
公表してしまったんですね。はづかしいですね。(笑)
どちらにしても、本掲示板は健康的で賑やかですし、多方面の方から得られるので
市販アプリケーションユーザーとしても、有効に情報を得られるしFeedbackしやすいですね。
次世代のプロジェクトも、是非とも受け皿が欲しいところです。
ベンダーに聞くより本掲示板に質問を投げかける人もいるので、
こんなのもありかなと考える次第。

不適切でしたら、削除お願いします。



# 2002年10月16日 # No.3707 # ゴスペル #
有り難うございます!
機会学会誌?ですか。図書館にあるんでしょうね、探してみます。
Mpich、Metislib、beowolf型と難しい言葉が並んで大変ですね
ボチボチ検察ツアーに出かけようと思います。
また教えて下さい。有り難うございました→チャーリーさん


# 2002年10月16日 # No.3710 # ハッピー #
> それと、下のプロジェクトとの関係は?
> > > 非常に大規模・複雑現象を解こうというプロジェクトです。
> > > http://www.fsis.iis.u-tokyo.ac.jp/

次世代CAEプロジェクトでは、
次世代構造解析として
(1)NextAdventure
(2)NextMFM(MeshFreeMethod)
(3)粒子法
の3種の開発をするとこのこと。
(1)、(2)は従来版の改良と思いますが、新顔の(3)粒子法はピンと来ませんでした。
個別要素法チックに粉体を扱う、
http://andy.iamp.tohoku.ac.jp/~kano/doctor.html
などは分り易いのですが、
流体や固体のような連続体を扱う場合、(プログラムをDLできるようです)
http://www.fuji-ric.co.jp/crab/fluid/mps/
http://www.fuji-ric.co.jp/crab/fluid/mps/sample1.html
・「粒子」が一体何を表すのか?
・粒子と粒子の間の「モデル上の空間」は何を表すのか?
・表面(境界)はどうやって表現されるのか?
などなど。
以前、書き込んだSPH法と同類なんでしょうか。

>No.2255 CFD&ノズル噴射 もろもろ
>昨日の関西CAE懇話会で、DYNAによるSPH法を使ったノズルからの噴出
>シミュレーションがちらっと紹介されていました。かなり近いのではないかと思いました。
>RADIOSSのページを見ると、こちらは今開発中のようですね。
>http://www.mecalog.co.jp/Products/ale_fcont.html
>SPH(SMOOTH PARTICLES HYDRODynaMICS)で、一種のメッシュレス法です(開発中)

#それにしてもチャーリーさん、さすがに詳しい...
是非、「並列計算勉強会」「大規模解析談話会」を開講下さい!
(編集担当:Happy 2002/11/16)



<次世代CAEプロジェクト>

# 2002年10月1日 # No.3643 # ハッピー #
非常に大規模・複雑現象を解こうというプロジェクトです。
http://www.fsis.iis.u-tokyo.ac.jp/

来る10月10日にセミナーがあるそう。
http://www.fsis.iis.u-tokyo.ac.jp/structur/index.html
http://www.fsis.iis.u-tokyo.ac.jp/dynamics/index.html

大規模と言えば地球シミュレーター、こちらも益々進化中のようです。
http://geofem.tokyo.rist.or.jp/
今の世の中、次世代が直ぐにやってくるので大変です。


# 2002年10月12日 # No.3687 # チャーリー #
ハッピーさん、こんにちは。お蔭様でセミナー聴講しました。
トボケた発言してしまいますが(笑)
関連する機械学会でのセミナーに比較しますと、今回はえらい盛況でしたね!

国内発デファクトスタンダードを目指すCAEソフトウエアとのことですが
一方では、T自動車さんの国内優良事業のCAE適用事例と、いいこときかせてもらった半日でした。
ちょっと、加速する不景気感や、こつこつ方(失敗は成功のもと)の
ノーベル賞の受賞にオーバーラップしながらも、世界のスピード観と、狭間の曖昧展開がになってくる不安感もありますが、

さしずめ、扱える優良ソフトを有効に使えるのはいいことだと思ってます。
とはいっても、利用方法や、現実問題や、研究学問域でのスケール感と
企業での開発スピード感やコストとのギャップは多種多様と思います。

特に優良ソフトウエアに、たづさわっている方も多い本掲示板ですので
Adv、GeoFEM、LES-COMなどでの感想や意見、ありましたら是非とも情報ほしいなと思っています。
アングラでフリーク的なのりかとも思いますが、linuxの発展などもこんなところの影響かと考えてます。
中国などは、既にLINUX一色との噂も聞きます。

もし表題セミナーご覧になった方も、簡単な意見などありましたら一報あったらうれしいなと考えてます(笑)

ちなみに、私は、世の中の市販計算ソフトが高いわりには、特徴(世界観)がなくなってきている。
いらない機能も多過ぎる、また重要な機能が影に隠れすぎていると考える、こよなく国内計算力学の発展を願う、ただの計算フリークです。(笑)


# 2002年10月12日 # No.3689 # ハッピー #
ホント、驚く大盛況でしたね。
T自動車さんのCAE概要紹介がとても参考になりました。
時代の流れの中でCAE部隊の、
・集約:本社部門にCAE要員を集結して一大CAE組織とし、総合的技術力を高めながら各工場、部門に強力な解析支援を行う。

・分散:各部門にCAE要員を専属配置し、人材シフトも部門に任せるを繰り返してきたとのことでしたが、
現在は両者のバランスがうまく取れた組織のように聞こえました。

国家プロジェクトとして立ち上がった戦略プロジェクトの件は、
私たち企業が積極的にニーズをアップし、プロジェクトのコンセプト作りも含めて大学と協調して突き進めていかないとイカンと強く感じました。
少なくとも、「良い物が出来れば使おう」では中途半端な収穫になってしまいそうな気がします。
(編集担当:Happy 2002/11/16)





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