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<鍛造解析について>
# No.4724 # 2003年2月6日 # 秀 www.ataisu-osaka.co.jp/ #
久しぶりに投稿します
現在LS-DYNAを使用して冷間鍛造の解析を行っています
その際、1/2,1/4モデルなどにして解析しますが
その境界面によくバリのような食い込みが生じてしまいます。
パンチとブランクの接触面であれば食い込みなどは
接触条件を変えてやることで解決するのですが
パンチやブランクの境界面に隙間はないのに
バリのようなものが発生するのはなぜなのでしょう。
それを解析誤差として扱うことが多いのですが
問題ないでしょうか?
# No.4729 # 2003年2月6日 # よし☆彡 #
>その境界面によくバリのような食い込みが生じてしまいます。
> by秀さん
バリまで解けるバリバリの解析ソフトがあれば良いんですがねぇー
ちなみにバリってアワーグラスが発生してるってことですか?
# No.4731 # 2003年2月6日 # 秀 www.ataisu-osaka.co.jp/ #
> ちなみにバリってアワーグラスが発生してるってことですか?
byよし☆彡 さん
うーん、どうなんでしょう(-_-;)
もしアワーグラスだとしたら
アワーグラスコントロールをいじってやればよいのでしょうか?
今は0.05で設定しています。
しかしこの値を上げてやるとブランクが硬くなってしまうような気がするのですが。
その辺の判断はどうすればよいでしょうか?
# No.4734 # 2003年2月7日 # よし☆彡 #
> もしアワーグラスだとしたら
> アワーグラスコントロールをいじってやればよいのでしょうか?
> 今は0.05で設定しています。
> しかしこの値を上げてやるとブランクが硬くなってしまうような気がするのですが。
> その辺の判断はどうすればよいでしょうか?
by 秀さん
アワーグラスで消費されたエネルギーは判断基準になりませんか?
一般的な概論でいえば要素サイズを細かくするとか,完全積分を
用いるとか,または,接触のペナルティー定数を下げるとかすれば
良いと思いますが,可能でしょうか?
# No.4737 # 2003年2月7日 # ハッピー #
> その際、1/2,1/4モデルなどにして解析しますが
> その境界面によくバリのような食い込みが生じてしまいます。
by 秀さん
対称境界条件が満足されていないっていうこと?
陽解法って、そういうものなのでしょうか?
>「ピンクの本」にあるように、妥当性評価のフローチャートみたいなものが
>できたら、ぜひ私にも分けてください(^_^)
by ピピさん
CAE技術者認定の問題として、「妥当性評価フローチャートを作成せよ」
なんてのは良いかもね。
午後に実際の問題を解いて、「各自のフローチャートで評価しなさい」なんて。
# No.4748 # 2003年2月7日 # かんきち #
> 現在LS-DYNAを使用して冷間鍛造の解析を行っています
> その際、1/2,1/4モデルなどにして解析しますが
> その境界面によくバリのような食い込みが生じてしまいます。
DYNAを使ったことないのですが。。。
スレーブ節点が、対称位置でマスター面を「すり抜ける」という現象だとしたら、
マスターの対称面上の法線方向が不正なのかもしれません。
法線ベクトルは、ちゃんと境界面上にありますか?
(編集担当:ピピ 2003/11/24)
<LS-DYNAの外力ユーザズルーチンを教えて下さい>
# No.4716 # 2003年2月5日 # kazu #
LS-DYNAで紙の運動解析をしています.紙を飛ばしたり,エアジェットで方向を
変えるようなモデルです.紙(構造)と空気の連成解析の前に,空気による外力
を節点座標と速度の情報から定義してやり,外力定義ユーザーズルーチンで定義したいの
ですが,ユーザーズルーチンでの定義の仕方が良く分かりません.ご存知の方,
教えて下さい.
# No.4744 # 2003年2月7日 # チャーリー #
> LS-DYNAで紙の運動解析をしています.紙を飛ばしたり,エアジェットで方向を
> 変えるようなモデルです.紙(構造)と空気の連成解析の前に,空気による外力
> を節点座標と速度の情報から定義してやり,外力定義ユーザーズルーチンで定義したいの
> ですが,ユーザーズルーチンでの定義の仕方が良く分かりません.
知らないので、他の方が回答してくれることをを願い。
野球の番組で、遠投のベスト角度という
ちょっとしたスポーツ科学の知恵をつけたのですが
物理理論では、45degとなるところ、AIR外力、ボールの回転数で
32,,,,3degあたりがベストなんだそうです。
dynaであっさり解けるんだろうな~。うらやましいっ
ちなみにボールの回転は30rpmだったと思います。
NIKEモジュールも加わったそうで、LS-DYNAのユーザーも多そうですね。
(蛇)死(私)語だったら困っちゃうなー。まだ使っているんですよ。(笑)
ユーザーサブルーチンとかの話題も多くなってきましたね。
設計屋さんのツールには程遠いんだろなー。
# No.4751 # 2003年2月8日 # ハッピー #
> ユーザーサブルーチンとかの話題も多くなってきましたね。
> 設計屋さんのツールには程遠いんだろなー。
by チャーリーさん
ユーザーサブルーチンは、一度味をしめると離れられなくなる至極便利機能ですが
設計者にFortranでプログラムを書きなさい、とは言いにくいですね。
それと、実際どういう条件が設定されたかVisualなチェックをどうするかも課題。
CAE担当部署の方であれば、逆に解析のプロとして有効活用を断然お奨めしますし、
可視化チェックも工夫すればいろんな方法があるでしょう。
パッケージ化できれば、設計ツールとして設計者に提供しましょう。
> (蛇)死(私)語だったら困っちゃうなー。まだ使っているんですよ。(笑)
オーラスは正確にはどう言うんでしたっけ? All last?
ネグる(Neglect)、サチる(Saturate)などの術語?は健在のようです(笑)
(編集担当:ピピ 2003/11/24)
<静的問題における動的陽解法について>
# No.4702 # 2003年2月4日 # 有限要素初心者 #
よくここの掲示板を拝見させてもらって、役立たせていただいてます。
現在、静的問題を動的陽解法で解くということについて研究しています。
ここでも何度か議論しているのを拝見させてもらっています。
円孔を有する板の引張りの1/4解析をLS-DYNAにて行っているのですが、このような問題では動的陽解法の特徴のようなものはでてこないのでしょうか??
ANSYSの静的陰解法で解いたときと比較したのですが応力分布はあまり変わっていません。
いろいろ調べたところ動的緩和法というのがあるというのはわかりました。
ポイントとしては密度を過大にとることと、減衰を加えるということもわかりました。
密度を大きくすると計算時間が速くなるのは実感できました。
しかし、減衰を加えても、LS-DYNAの標準でついてる動的緩和の効果をいれてもあまり変化は見られません。
このようなモデルでは動的陽解法で解くことのメリットなどはないのでしょうか??接触などプレス加工などに使われるものなのでしょうか??
長々と申し訳ありませんでした。なにか分かる方がいましたらアドバイスお願いしますm(_ _)m
# No.4705 # 2003年2月4日 # チャーリー #
> 現在、静的問題を動的陽解法で解くということについて研究しています。
> 円孔を有する板の引張りの1/4解析をLS-DYNAにて行っているのですが、このような問題では動的陽解法の特徴のようなものはでてこないのでしょうか??
> ANSYSの静的陰解法で解いたときと比較したのですが応力分布はあまり変わっていません。
> いろいろ調べたところ動的緩和法というのがあるというのはわかりました。
> しかし、減衰を加えても、LS-DYNAの標準でついてる動的緩和の効果をいれてもあまり変化は見られません。
> このようなモデルでは動的陽解法で解くことのメリットなどはないのでしょうか??接触などプレス加工などに使われるものなのでしょうか??
こんにちは、
文面を見ている限り、上記のような解析では、メリットがないと思います。
7,8つ前のよし☆彡さんやピピさんの回答logにヒントが載っていますが、
動解析なんかで運動量も含めて解を求める際に
本来のメリットなんかを引出せるように思います。
運動量なんかを推定しながら、構造体の応答の解を求める
そんな時間軸を刻んだりもして、解を求める必要が生じるのですが
陰と陽で若干テクニックが異なるだけです。
ただ離れた質点構造体ががくっついたり引っ付いたり
大変形する場合は、減衰を含めて
圧倒的に陽解法が行いやすいと考えてます。
また過去水の振動でちょっと賑わいましたが、
SPH法など粘性と構造連成なども
得意技になってきたのではないでしょうか?
# No.4706 # 2003年2月4日 # 有限要素初心者 #
すばやい回答ありがとうございましたm(_ _)m
静的問題ならなんでも動的陽解法を適用すればいいわけじゃないんですね。
今度は動的陽解法のありがたみが実感できるようなモデルにチャレンジしてみたいと思います!
また分からないことがあったらアドバイスよろしくお願いします!!
# No.4707 # 2003年2月4日 # チャーリー #
> 静的問題ならなんでも動的陽解法を適用すればいいわけじゃないんですね。
ちょっと、どんな研究かわからなくなってきましたが、
静的問題には、陰陽関係なく動解法は使わなくてもよいと思います。
# No.4709 # 2003年2月5日 # ハッピー #
> 今度は動的陽解法のありがたみが実感できるようなモデルにチャレンジしてみたいと思います!
by 有限要素初心者さん
普通は、何をしたいかがあって、それから解法となる(ニーズ指向)と思うんですが、
シーズ指向の研究なんですね。
CAE実用大事典で「動的陽解法」で検索してみました?「緩和法」も。
いずれにしても「非線形解析のノウハウ」参考書が欲しくなる、如何ようにでも答えが出せる
ワンダーランドで、まず現実のプロセスの観察・計測が必須となるでしょう。
# No.4713 # 2003年2月5日 # FLOW #
はじめまして、私は動的陽解法を使った板成形解析を研究しているものです。
私でよければと思い投稿させていただきました。動的陽解法を使う事の意味について、今、私の認識できている範囲でお答えさせていただきます。
1.マトリクス計算が不要であるため、ほぼ、要素数に比例する形で計算時間が決まる
2.工具の接触処理がかなり容易である
3.時間増分を細かくする必要がある(10^6~10^8s/step)
4.計算の安定性が高い
つまり、精度よりもむしろパフォーマンス・安定性を求めた解法であるような気がします。
ですから逆に陰解法で得られた結果と一致すれば、このメリットは生きてくるというわけです。
また、動的緩和法ですがこれは主にスプリングバックの処理で使われていますので今回のケースで影響がないというのはつまり必要ないという事だと思います。
次にマス(密度)の増加ですがこれは無理に早く応力が伝播するようにするという事ですので場合によっては解析結果に影響を与えます。
以上の内容からして、かなり怪しいのではないかと思われるかもしれませんが意外といい結果がでるんですよ。(^^
> しかし、減衰を加えても、LS-DYNAの標準でついてる動的緩和の効果をいれてもあまり変化は見られません。
> このようなモデルでは動的陽解法で解くことのメリットなどはないのでしょうか??接触などプレス加工などに使われるものなのでしょうか??
> 長々と申し訳ありませんでした。なにか分かる方がいましたらアドバイスお願いしますm(_ _)m
(編集担当:ピピ 2003/11/24)