ミッドレンジとハイエンド
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<「普通」の機構解析ソフトと「本格派」との違い>

#2001年10月10日#たっく#

機構解析ソフトの機能について教えてください。
現在、I-DEASを使用しておりますが、まだ機構解析機能は使用したことがありません。
最近は設計者用に使い易くして3DCADと併用したミッドレンジ型の機構解析ソフトが多数ありますが、
機構解析ソフトとして有名なADAMSとの使い分けが分かりません。ADAMSにできて、
例えばI-DEASのMechanism Simulationではできない機構解析とは何か教えて頂きたいです。
宜しくお願い致します。



#2001年10月13日#ハッピー#

IDEASのことは良く知りませんが
普通の機構解析ソフトでは、各パーツは剛体として扱われるのが多いのではないでしょうか?
剛体がヒンジやスライド、かみ合い、バネ、ダンパーで結合されている時のバネ質量系の運動を解く。
ADAMSやDADSなどの本格派では、各パーツの弾性変形や固有モードをモデルに組み込むことができるので、
より精度の高いモデル化が可能と思います。また、ユーザールーチンなどを使って複雑な挙動・特性の組み込みも
可能となっています。



#2001年10月14日#チャーリー#

私もハッピーさんの指摘通りの見解です。

こんにちは、機構解析の考え方の一例ですが
(干渉チェック→接触→摩擦→運動挙動→各パーツへの負荷変動→各パーツの変形・歪)
(実際には、運動の応答は、もっと複雑)
摩擦ぐらいまでは、物理形状で解析可能
運動挙動は、質点と剛性が必要になります。
この辺りまでがミッドレンジがカバーしているところではないかと考えています。

それ以上になると、形状を分割して(一般的には有限要素)
微細なパーツの変形・歪まで含めて解析する必要があります。
基本的には、この部分は有限要素のDYNAMICSで解いて(質点+弾塑性情報を組み込む)
かつ、本格的な機構シミュレーションソフトに組み込んで解析という具合になるかと思います。

国内のID***の代理店さんも、必要かどうかは別として、高価であるがA***を薦めるのではないでしょうか?
(編集担当:いなちゅう 2001/12/23)





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