使い方に関するQ&A
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<PATRANからABAQUS input fileを作成する方法>

# 2002年6月6日 # No.3191 # じんべえ #
はじめまして、じんべえと申します。
非常に基本的なところで申し訳ないのですが、PATRANでメッシングを行い、境界条件などは、インプットファイルを手入力で入力して解析を行おうと思うのですが、input fileだけを、作成するにはどうすればよいのでしょうか。
ABAQUS/CAEでいう、write inputみたいなコマンドはないのでしょうか。
解析を行うと、8113001のunknown errorが出てしまい、inpが出来るときと出来ないときがあるのです。
よろしくお願いいたします。


# 2002年6月6日 # No.3193 # チャーリー #
?間違っているかもしれませんが、exportコマンドで、できるのでは?
複雑境界やオプションは、もちろんハンドメークが必要になります。
(編集担当:Happy 2002/11/10)



<積層材の熱応力解析 主応力の表示・評価方法が分かりません>

# 2002年8月2日 # No.3424 # temma #
以前も投稿させていただきました、temmaと申します。
前回は丁寧なレス有難うございました。
またまた、質問させていただきたいことがあります。

現在、平面歪みモデルで積層材の熱応力解析を行っています。
その際、主応力方向を確認しているのですが、熱収縮させたときには、Z方向を向いており、膨張させたときにはxy平面方向を向いております。
私自身の認識としては熱の収縮、膨張の違いで応力方向が変化しないと思っていましたが、、、
これは、どういった理由でこのようになっている可能性があるのでしょうか?
大変漠然とした質問で申し訳ないのですが、教えたいただけないでしょうか?



# 2002年8月3日 # No.3427 # ハッピー #
平面歪みですから、板厚方向も応力成分があって、応力は3D状態。
ですから、主応力はσ1、σ2、σ3の3方向のベクトルが表示されるのでは?
勿論、ベクトル長さが相対的に短いと判別できない場合もあります。
そういう場合は、σ1、σ2、σ3それぞれのコンターを描いて確認することもあります。
ひょっとして、プラスとマイナスで矢印の色が変えてあって見落とすとか....
あと、膨張の場合と収縮の場合で、温度変化の絶対値は一緒ですか?



# 2002年8月3日 # No.3428 # imada #
> 私自身の認識としては熱の収縮、膨張の違いで応力方向が
> 変化しないと思っていましたが、、、
まさかとは思いますが。
両方とも最大主応力を見ていませんか?
最大、最小主応力そそれぞれチェックされてますよね。
念のため。。。



# 2002年8月3日 # No.3429 # temma #
ハッピーさん、imadaさん
ご返答有難うございます。
じつは、両方とも最大主応力で見ていました。
ということは、膨張時には最大主応力で、収縮時には最小主応力で
結果を確認する必要があるわけですか?



# 2002年8月3日 # No.3430 # ハッピー #
> ということは、膨張時には最大主応力で、
> 収縮時には最小主応力で
> 結果を確認する必要があるわけですか?
by temmaさん
それは目的によります。
「引っ張り応力による破断」を評価するのでしたら、最大主応力で良いでしょう。
でも、応力分布を把握するためでしたら(結果の妥当性の評価には必須)、最大・最小とも確認する必要があります。
変形が拘束されてる場合、一般に収縮時が引っ張りで膨張時は圧縮ですから、それぞれ最大主応力、最小主応力が大きくなるでしょうが、これは拘束条件、温度分布によっていろいろですから、一概に「収縮時、膨張時はどうだ」とは言えません。
お使いのソフトは、σ1、σ2、σ3の3ベクトルを同時に表示できないんですか?
ソフト名は?
あと、平面歪みの仮定は妥当ですか? 厚み方向の歪みをゼロと極端な仮定するので、時として、常識外れの応力が生じたりします。
平面応力や一般化平面歪みの方が実際に近いと言うことはありませんか?



# 2002年8月3日 # No.3431 # imada #
> ということは、膨張時には最大主応力で、
> 収縮時には最小主応力で
> 結果を確認する必要があるわけですか?

ではなくて、引張応力場で見ていたときの最大主応力の最大値は荷重方向が反転したときは、圧縮応力場となり最小主応力の最小値になることになります。(線形の場合)
(応力場がどうなっているかはハッピーさんがおっしゃられるとおり解析条件次第ですね・・)
面倒ですが、応力の6成分で見直してみるとわかりやすいと思いますよ。



# 2002年8月3日 # No.3432 # temma #
色々と勉強不足で申し訳ないです。
アドバイスを頂きました通り、応力の6成分を見直そうと思います。
ちなみに、patranをポストに使用していますが、σ1、σ2、σ3の3ベクトルを同時に表示はできないですよね?



# 2002年8月3日 # No.3433 # imada #
> 使用していますが、σ1、σ2、σ3の3ベクトルを同時に表示は
> できないですよね?

もうひとつ、「膨張」「収縮」でそれぞれ最大主応力と最小主応力のコンター図を出力し、ならべてまじまじと見比べると何かわかるかもしれません。
3つの主応力をベクトル表示できる機能は是非とも欲しい所ですが、意外と実装しているポストは少ないですね。
PATRANはよく知りませんが大御所だからあってもよさそうですが・・・。



# 2002年8月4日 # No.3434 # よし☆彡 #
> > 使用していますが、σ1、σ2、σ3の3ベクトルを同時に表示は
> > できないですよね?

多分,選択してるものがQUICK PLOT?になってるのではないかなぁ



# 2002年8月4日 # No.3437 # ハッピー #
> ちなみに、patranをポストに使用していますが、
> σ1、σ2、σ3の3ベクトルを同時に表示はできないですよね?
by temmaさん

さすがに自宅にPatranはありませんが、できませんでしたっけ?
立方体を3本の矢印(外向きないし内向き)で貫いた表示が要素中心で表示できたような。
Ansysは立方体なしだったかな?
あとFemap(N4W)は、日本ユーザーのニーズ大合唱に応えて、手順は面倒ですが同時表示可能です。

#主応力ベクトルは力の流れがよく分かるので薦めたいです。



# 2002年8月6日 # No.3441 # ARI #
いつもROMさせて頂いておりました。<やっと自分も書き込める質問が・・・(^^;
PATRANでのσ1、σ2、σ3表示は、「Results->Create->Marker->Tensor」でShow Asを「principal」にするとMAX,MID,MINが出ますので、あとはターゲットをNodeを選択すると表示できます。
この3つをどう評価するのか調べていたので、みなさんの投稿が役に立ちました。
元設計で、今は解析をやっています。これからもよろしくお願いします。
(編集担当:Happy 2002/11/10)



<Patranでの分布荷重のかけ方>

# No.1406 # 2001年6月20日 # T学生 #
初歩的なことで申し訳ないのですが、片持ち梁に分布荷重wをかけたモデルを作りたいのですが、具体的にどうしたらいいのでしょう?
(集中荷重は「force」でポイント指定したら出来ました。)
ちなみに、梁は「分布荷重がかかっている範囲」と「かかってない範囲」でブロックをわけないといけないのでしょうか?(要素で指定はできない?)


# No.1408 # 2001年6月21日 # ハッピー #
Geometryに対して設定する場合は、Surface単位ですから、圧力作用面に一致するSurfaceが必要でしょう。勿論、要素単位で設定することは可能です。
ひとつづつ要素を選択するのが面倒な場合は、圧力をかける範囲の要素にセロテープのようにSurfaceをはって、そのSurfaceと要素にAssociationをつければSurfaceに設定できたように思います。


# No.1413 # 2001年6月22日 # ハッピー #
FEMは言うまでもなく、様々な場の支配方程式を離散化により節点における物理量を未知数とした方程式に置き換えて解くものです。応力解析で言えば節点における変位を未知数として連立方程式で表された平衡方程式を解きます。
従って、力も節点力として扱います。では、圧力や重力、遠心力などの分布力はどうやって扱うか。それは、それら分布荷重を等価な節点力に変換してから連立方程式の右辺ベクトルに入れます。市販解析ソフトは全て、「要素面に対する圧力荷重」として入力できるようになっていて、解析ソフトが内部で等価節点力に変換します。
因みに、面上に並んだ節点に同じ集中荷重を与えても、「等分布荷重」にはなりません。

Patranなどのプリプロセッサーは、当然、この「要素面に対する圧力荷重」を要素単位で定義できます。そして、多くのプリプロセッサーは、要素面と関連つけられたSurfaceに対してユーザーが「圧力」を設定すると、その情報を元に、解析ソフトの入力データである、「要素面に対する圧力荷重」データを自動生成します。形状モデルを作って、その内部をメッシュ切りする場合、形状モデルのSurfaceと接した要素面は自動的に対応づけられていますので、Surfaceに設定した圧力は問題なく要素データに変換されます。
さらに、メッシュ作成に用いた形状モデルとは別に、新たにSurfaceを定義して後から要素面と関連づけする機能が出始めており、このSurfaceに定義した圧力も要素データに変換されます。
#「田」の字状の4つの要素で構成された面に等分布荷重pを与える場合、9個の節点の等価節点力がどうなるか、考えているのも勉強になると思いますヨ。
(編集担当:Happy 2001/12/24)





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