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| CAE管理者って何をすべきなのでしょうか? |
# 2001年5月28日# Lupin#
こんにちは。日頃は有益なアドバイスをいただき、ありがとうございます。
さて、本日の質問内容ですが、ある人から突然聞かれ、うまく返答できず、かつ自分でも少々疑問に思ったので皆様のご意見を拝聴したく思います。
「CAE解析をやっている部門では40歳くらいの管理職になるとどういう仕事に携わるのだろう?まさか55歳までEWSの前でしこしこ解析をやっているわけにもいかんでしょう」
これはCAE解析の実務を行っている人が年齢を重ね、いわゆる管理職になると仕事内容がどのようにシフトしていくのか?ということですが、このあたり、実際にはどうなのでしょうか。
私自身は実務担当レベルの仕事を行っており、管理職というものは経験したことがありません。私の所属部門では、CAEはまだ黎明期であり、私の上にCAE解析を専門に管理する上司はいません。私の今の思いでは若いうちは実務で解析の基本と経験を身に付け、ゆくゆくはその経験、知識を元に開発業務にシフトしていくのが理想かな、と考えております。
開発業務というのは具体的には、より解析コストの安い、解析結果の正確な解析モデル作成技術開発や設計最適化手法の開発、提案、または社内外のコンサルティング業務の指揮、取りまとめ役に徹していくのではないかと勝手に推測しています。
冒頭申し上げたように、55歳までEWSの前で解析なんか...という意見がありますが、これからは年をとってもコンピューター(メールのやりとりや文書作成ではなく)の前でバリバリ仕事する時代なのではないでしょうか。もちろん、55歳になるまで受託解析の実務に明け暮れる、ということは稀だと思いますが。
皆様の場合、いかがでしょうか。皆様の現状、将来的展望などありましたらご意見、よろしくお願いいたします。
# 2001年5月28日# モLD#
いずれにしても計算機がないと仕事ができない。
ちょっと寂しい気もしますが、最終的には体力勝負と思ってます。
創造力を助演するようなCAEに構築できるよう 体力も同時に、磨きをかけましょう。
質問のレスになってませんが、、
# 2001年5月28日# imada#
>これはCAE解析の実務を行っている人が年齢を重ね、いわゆる
>管理職になると仕事内容がどのようにシフトしていくのか?
>ということですが、このあたり、実際にはどうなのでしょうか。
これは私自身32、3歳くらいに一線で解析業務をやっていた頃に
ずいぶん悩みましたよ。
自分の上司を見ても調整業務しか出来なくて「技術者」って感じ
じゃないし、かといって今現在の苛酷な労働が(とにかく24時間
解析のことばかり考えていましたからね、報告会前の1週間はほとんど
寝れないし・・・)40過ぎても出来るとは思えないし・・・。
そんなある日、解析者にも結構なメリットがあることに気がつきました。
とにかくいろいろな対象について解析やそのアドバイスをするので
幅広く製品の特性や裏事情などを知るチャンスがあったのです。
また、ハードやソフトについて調査する機会も多く、ネットワークや
ユーザー管理等についてもそれなりに知識が必要となります。
雑業務で割を食ってると考える人もいるでしょうが、これだけいろ
いろな情報や人に接する機会のある職種も(技術職としては)少ない
のではないでしょうか?
>解析結果の正確な解析モデル作成技術開発や設計最適化手法の開発、
>提案、または社内外のコンサルティング業務の指揮、取りまとめ役
>に徹していくのではないかと
私もそう思います。
試しに数少ない指導的技術者のための国家資格である「技術士」を
受験してみましたが、意外と簡単に(それでも2回は落ちましたが^^;)
合格することが出来ました。
「雑用をこなしている様でも、結構知識や実力はついているんだな~」と
なんか感心してしまいました。
ただ、そのような技術者を正しく評価し、配置するだけの度量が現在の
日本の会社にあるかどうかははなはだ疑問ですが。。。
# 2001年5月29日# Lupin#
貴重なご意見、ありがとうございます。なんだか元気がでてきました。
> 自分の上司を見ても調整業務しか出来なくて「技術者」って感じ
> じゃないし
上司にもいろいろ事情はあるかと思いますが、自分は今現在、このような状態だけにはなりたくないと考えてます。やはり理想は生涯現役です。
> 試しに数少ない指導的技術者のための国家資格である「技術士」を
> 受験してみましたが、意外と簡単に(それでも2回は落ちましたが^^;)
> 合格することが出来ました。
私も将来はこの資格に挑戦していきたいと考えております。参考までにimadaさんはどの部門の技術士を取得されたのか教えていただけないでしょうか。
# 2001年5月29日# デビルマン#
私はそろそろ30歳台に突入します。ここ2年ほどは3次元CAD/CAEの推進業務に
携わる毎日です。近い将来CAEが当たり前のように普及し、設計者自らが
解析を実行し優れた商品を作り上げる日を夢見つつ、決して待ってくれない
貴重な時間が過ぎ去っていきます。願わくは私も「生涯現役」ですね。
20年後の私は若手の技術者と次なる夢を共有しながら日々商品開発に
取り組んでいる。。。のかな?試作品とノギスを片手に持ちながら時を忘れて
メッシュを切る50代の技術者。
そういう奴が一人くらい居てもいいですよねえ。。。
# 2001年5月29日# imada#
いや、結構大勢いるかもしれませんよ(^_^)。
メッシュ切りのノウハウがその頃まで役立つかどうかわかりませんが、数多く
こなした解析と実験の経験がコンピュータシミュレーションを本当に役立つ
レベルに引き上げていくと思います。
その頃には、現在苦労して第一線で活躍している人が時代のリーダーとなって、
技術者の夢を現実の形にしていっているのではないでしょうか?
(・・・と期待したいです、自分もその一人ですけどね ^_^;;;)
〇 2001年5月31日# Lupin#
我々技術者は将来的には管理、とりまとめ役のウエイトが高くなっていくのでしょうけれど、やはり自分の実務、というものを年をとっても持っていたいものです。
私が学生のころ、定年間近のある教授は教授室の片隅に実験器具を置き、自分で手を動かし、実験をやってました。
学生にテーマとして与える研究のほかに、自分自身で進める研究テーマをもっていたようです。今思うとこの先生のような姿勢を維持したいものです。
私がいた研究室の教授はもっぱら企業からの研究費集めに注力しており、(大学の研究室で一番重要なことかもしれない)研究に関しては学生の管理、研究を進める上でのアドバイスをするにとどまり、実務は学生にやらせ、その成果で論文をまとめる、といったやり方でした。日本の会社の大部分がこの先生のようなスタイルなのではないでしょうか。
# 2001年6月1日# 23時07分(金曜日)# ハッピー#
> 我々技術者は将来的には管理、とりまとめ役のウエイトが高くなっていくのでしょうけれど、やはり自分の実務、というものを年をとっても持っていたいものです。
by_Lupinさん
解析部門について良く指摘されるのは、設計、製造に関する知識の不足じゃないでしょうか。
計算機の中の世界しか知らないと。これは多分に管理者の見識不足が原因と思います。
極論すればユーザー部門との顔つなぎと、部下の仕事の出入りだけを見ていればよいと。
でも、本当は、部下の仕事が机上の空論に陥っていないか、開発工程を無視した悠長な
アプローチをしていないか、ユーザーの視点で指揮監督してくれないと困りますね。
ということは、若い頃から設計・製造に自ら入り込んで知識を蓄積しておく必要があると
思います。また管理者になれば、設計部門・製造部門に働きかけて、デジタルエンジニア
リングを活用した業務改革を提案し、会社のレベルアップを図り、同時に解析部門の業務を
拡張していく.....
一口で言えば「デジタル世界の攻めるPlaying Manager」でしょうか。
(編集担当:Matsui 2001/12/18)
#1999年2月17日# Gz#
初めて、投稿します。よろしくお願いします。
私は、某部品メーカーでシステム関連の仕事をしています。
当社ではCosmos/Mという構造解析ソフトを使っています。
運用面でいろいろと悩みがあるので、相談にのってください。
このソフトを入れて、1年程度になります。現行では特に専任者をおかないで、設計者が意思決定のために使っています。そのため、解析ソフトは計算機のようになっており、解析結果を次の解析のために貯えるというような行為は行っていません。
私としては、解析技術向上のためにも、解析結果をレポートとしてまとめて、知識データベースを構築したいと考えています。
ここで悩んでいるのですが、このようなレポートを作成する場合、どのような情報を残せば有効なのでしょうか。
解析結果だけでなく、解析に対する解析者の意図のようなものを盛り込まないと有益な情報にならない気がします。
解析の目的を明確にする事もその一つですが、解析モデルに付加した条件(荷重、拘束条件等)に対する解析者の意図を明確にすることが、解析結果を評価する上でも解析のDBを作成するにも重要であると考えています。
そこで、相談なのですが、皆さんは、解析結果のレポート等はどのように作られ、どのように貯えられているのでしょうか。教えていただければ幸いです。
#1999年2月22日# 小林 篤央#
> このソフトを入れて、1年程度になります。現行では特に専任者をおかないで、
> 設計者が意思決定のために使っています。そのため、解析ソフトは計算機のように
> なっており、解析結果を次の解析のために貯えるというような行為は行っていません。
> 私としては、解析技術向上のためにも、解析結果をレポートとしてまとめて、
> 知識データベースを構築したいと考えています。
>
ここで、問題なのは、2つありまして、
1つは解析担当者(解析専任者)を置いていないということです。
もう一つは「知識データベース」の定義です。
1.貴社の会社規模、CAEに取り組む会社の姿勢、上司の意向など、間接的に、しかし
重要なポイントが肝心だと思っています。
当然、解析担当者(解析専任者)を置くのがベストだと思います。
(かなり進んでいるあるメーカーでは逆に解析担当者などは置かずに設計者全員が解析できるような体制を取っているところも実際あります。(CADのような扱い)
しかし、こういったユーザーは残念ながら、日本では、ごくわずかです。
解析をサポートしたり、システムをメンテナンスしたり、次期システムを企画検討する部隊はおいているようですが・・・)
2.「知識データベース」の定義(意味)を教えて下さい。
> ここで悩んでいるのですが、このようなレポートを作成する場合、どのような情報
> を残せば有効なのでしょうか。
> 解析結果だけでなく、解析に対する解析者の意図のようなものを盛り込まないと
> 有益な情報にならない気がします。
そのとおりですね。
> 解析の目的を明確にする事もその一つですが、解析モデルに付加した条件(荷重、
> 拘束条件等)に対する解析者の意図を明確にすることが、解析結果を評価する上でも
> 解析のDBを作成するにも重要であると考えています。
これもそのとおりだと思います。
ただ「解析のDB」の定義が大切だと考えています。
これは、紙ベースのものでいいのか、市販の廉価なD/Bソフトを使った簡易なD/Bでいいのか
それとも市販の高価な本格的なD/Bなのか?
それによって対応(システムの仕様、構築)はまったく変わってきます。
当然、コスト、マンパワーはまったく変わってきます。
#1999年2月23日# Gz#
さっそくの回答ありがとうございました。
1. 解析担当者の件について
私も解析担当者は必要だと思っています。特にCOSMOS/Mは、設計者(普段から使っていない人)には操作が難しく、やろうとしてもなかなか出来ないのが現状です。私のほうでマニュアルなどは作っているのですが、それ以上の事はなかなか出来ないようです。
会社としては、CAEに関心はあります。しかし、CAEのエンジニアリングに対する理解は難しいと思います。
2. 知識データベースの定義について
> ただ「解析のDB」の定義が大切だと考えています。これは、紙ベースのもので
>いいのか、市販の廉価なD/Bソフトを使った簡易なD/Bでいいのか。
>それとも市販の高価な本格的なD/Bなのか?それによって対応(システムの仕様、
>構築)はまったく変わってきます。当然、コスト、マンパワーはまったく変わって
>きます。
今、当社ではPDMの導入を考えています。すべての設計データをDB化して整理し、設計効率をあげようとしています。この中に、CAEも入っているわけです。解析結果ファイルのみをDBにためていっても、容量的にも内容的にも問題があるし、DBなので、検索用の属性が必要になってきます。
そこで、解析内容レポートの雛形を決めて、この中から属性を抽出するような形にしていきたいと考えています。
まだPDMを何にするかは決まっていませんが、将来的にこの問題は確実に浮上してくるので、今からある程度手を打っていきたいのです。
ただ、DBを構築するとなると、今度は内容の品質の問題が・・・
いやはや、頭の痛い所です。
(編集担当:Matsui 2001/12/14)