プラスチックの知恵袋/分類別

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成形樹脂機械金型品質その他

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  • カラーリング(着色)
    [からーりんぐ] [樹脂]
    材料に顔料などで着色させることをいう。

  • ガラス繊維強化プラスチック(FRP)
    [がらすせんいきょうかぷらすちっく] [樹脂]
    樹脂にガラス繊維を添加することにより、材料のこわさ、強さおよび熱変形温度の向上を目的として強化された材料をいう。通常添加する繊維の長さ、配合比率、成形品の分散、配向などにより物性強度が変化する。

  • 吸水性(吸湿性)
    [きゅうすいせい] [樹脂]
    成形加工に用いるポリマー、フィラーには水分を吸って成形性や製品の性質に著しく影響するものがある。ナイロンは特に吸水性が高いことで知られ、吸水率が1.5%にも及ぶ。ナイロンでは絶乾時と吸湿時では力学的性質が異なる。また、成形時に水分の影響を受けて分解するポリエステルなどは、成形に先立って乾燥する必要がある。

  • 吸水率
    [きゅうすいりつ] [樹脂]
    物体を一定温度において、一定時間蒸留水に浸漬したときの重量増加分と原重量との比を百分率で表わしたものをいう。

  • クリープ
    [くりーぷ] [樹脂]
    一定の応力を保った場合、時間とともに変形量が増す現象をいう。樹脂特性のほか、温度などの外部環境に支配される。特に粘弾性体の場合には、この性質が強く、レオロジーモデルとしては機械ばね(弾性)とダッシュポット(粘性)を並列に組み合わせたフォークトモデルによって表すことができる。

  • 結晶性樹脂(結晶性プラスチック)
    [けっしょうせいじゅし] [樹脂]
    線状高分子には、その化学構造によって分子の一部が規則的に集まることができるものがある。これを、結晶性樹脂という。

  • ゲル
    [げる] [樹脂]
    コロイド粒子や高分子溶質が相互作用のために独立した運動性を失って集合した構造をもち、それが固化した状態をゲルと呼んでいる。ゲルが分散媒を含んだままで固化したものをゼリーといい、狭義ではゲルはゼリーをさす。これに対してコロイド粒子が液体中に分散して流動性を示す状態をゾルと呼び、ゾルが固化することをゲル化という。

  • 高密度ポリエチレン(HDPE)
    [こうみつどぽりえちれん] [樹脂]
    金属酸化物、アルキルアルミニウムなどを触媒として、常圧またはわずかな加圧下で重合したポリエチレンで密度0.94〜0.96のものをいう。耐衝撃性、耐薬品性、耐候性が良く射出流動性に優れ、PPに比べこわさ、強さが劣り成形収縮率が大きい。

  • コンパウンド
    [こんぱうんど] [樹脂]
    合成樹脂に必要に応じて可塑剤、充填材、着色剤、強化材、その他各種配合剤を加えて混合し、そのままの状態で成形に提供することが出来るようにした材料をいう。

  • 合成樹脂
    [ごうせいじゅし] [樹脂]
    天然樹脂に対して、人為的に合成された樹脂状のものを当初、合成樹脂といったが現在では、プラスチックと同じ意味に使われている。大別して熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂に分けられる。

  • 自己消火性(自消性)
    [じこしょうかせい] [樹脂]
    プラスチックは炎に接すると燃えるが、炎を取り除いたとき自然に消火する性質をいう。

  • 樹脂(材料)メーカー
    [じゅし(ざいりょう)めーかー] [樹脂]
    ■旭化成工業(株) - 樹脂製品の紹介。ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミドなどの製品の特徴や使用例、取扱いの注意等が紹介されているほか、技術情報や環境問題についての取組内容などが掲載されています。
    ■出光石油化学(株)/役立つ!エンプラ・サイト - エンプラに関する様々な情報が満載のサイトで、エンプラについての基礎知識や、各樹脂の物性比較やメーカーの一覧などが掲載されています。
    ■宇部興産(株) - 化学・樹脂・建設資材・機械・石炭・新規事業と分かれています。樹脂では、汎用プラスチックからエンプラ、スーパーエンプラ、合成ゴムなどの生産を扱っています。
    ■住友化学工業(株) - 基礎化学・石油化学・精密化学・農業化学の事業部門に分かれ、広範囲に渡り事業展開をしています。基礎化学部門では、合成繊維原料をはじめ複合材料、メタクリル樹脂やメタクリルシート、光学機能性フィルムや光学機能製品などを扱っています。
    ■大日本インキ化学工業(株) - グラフィック関連・ポリマー関連・高分子機能材関連に分けられてそこからそれぞれの事業部の内容が確認できます。
    ■帝人(株) - 繊維・ 樹脂・化成品・フィルム・医薬・情報メディアと広範囲。トップページの事業紹介から、樹脂原料の事業紹介にたどり着けます。
    ■東レ(株) - 繊維・樹脂・化成品・複合材料などの多岐にわたる事業紹介から、テニス、ゴルフ、バレーボール、アートギャラリー、コンテストなど楽しいコーナーもあります。
    ■三菱エンジニアリングプラスチックス(株) - 事業紹介・樹脂製品の紹介。取扱製品の特徴・テクニカルデータ・用途例や技術情報が掲載されています。またプラスチック関連などのリンク集も用意されています。
    ■ユニチカ(株) - 繊維総合メーカーであるユニチカ(株)の紹介「ユニチカワンダーランド」。会社の概要や歴史、各事業の紹介のほか、関連会社一覧などが掲載されています。

  • スチレン系樹脂
    [すちれんけいじゅし] [樹脂]
    スチレン系樹脂は射出成形用のプラスチック材料のうちでも主流を占め、他の樹脂と比較して一般的に成形性が良く、主なものとしてGPPS、HIPSのポリスチレン、AS(SAN)、ABSなどがある。

  • スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)
    [すちれんけいねつかそせいえらすとまー] [樹脂]
    熱可塑性エラストマーの一つで、ハードセグメントとしてポリスチレン、ソフトセグメントとしてポリブタジエンからなるブロック共重合体である。ソフトセグメントとしてポリイソプレンも使用される。世界で最も生産量が多いTPE。主な用途として、履物、接着剤、粘着剤、プラスチック改質剤、シーラントなどに使用されている。

  • 生分解性プラスチック
    [せいぶんかいせいぷらすちっく] [樹脂]
    プラスチックは一般的に金属などと比べて安く、丈夫で長持ち、軽量で加工が容易などその優れた特性ゆえに世界のあらゆる地域と分野で広く利用されているが、短所である半永久的に分解しない点を改良したプラスチックを生分解性プラスチックと呼んでいる。生分解性プラスチックの定義は難しいが、一般的に使用中は従来のプラスチックと同程度の機能を保ちながら、使用後は自然界の微生物によって低分子化合物に分解され、最終的に無害な水や二酸化炭素などの無機物に分解される素材をいう。現在では、ごく一部の樹脂メーカーで実用化され、限られた分野で製品化されている。但し、現段階では廃プラスチックのリサイクルを含む継続的な技術開発が不可欠の研究課題になっているプラスチックでもある。

  • ゾル
    [ぞる] [樹脂]
    液体を分散媒とするコロイド分散系で、分散系全体が流動性をもつものをゾルという。これに対して、流動性を消失して固化したものをゲルと呼んでいる。分散媒が水の場合をヒドロゾル、有機液体の場合をオルガノゾルといっている。

  • 耐アーク性
    [たいあーくせい] [樹脂]
    絶縁材料がアークによる劣化に耐える能力をいう。芳香環を含まず、炭素主鎖の途中に N 、 O などが結合しているプラスチック(たとえば、アミノ樹脂)は炭化しにくく耐アーク性が良いが、フェノール樹脂は耐アーク性が劣る。

  • 耐菌性
    [たいきんせい] [樹脂]
    各種菌の侵食に対するプラスチックの抵抗性をいう。

  • 耐候性
    [たいこうせい] [樹脂]
    プラスチックの光、熱、風、雨などの屋外条件下で暴露したときの耐久性をいう。長期間を要する屋外暴露試験と人工促進試験によって評価される。

  • 耐候性改質剤
    [たいこうせいかいしつざい] [樹脂]
    プラスチックは光、熱、酸素、水、オゾン、微生物によって劣化し、外観の変化、機械的、電気的性質の低下を生ずる。これらのすべてを改質するものはないが、一例としてこれらの劣化を生ずる因子の中で光による劣化が大きいことから、紫外線を吸収し、熱として放散し光による劣化を出来るだけ少なくする副資剤としては、サルチレート、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール系のものがある。酸化反応の制御のためには、プロピルガレード、ρ−ブチルアミノフェノールなどの酸化防止剤、分散防止用安定剤としては、三塩基性硫酸鉛、有機スズ化合物などがある。


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