プラスチックの知恵袋/分類別

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成形樹脂機械金型品質その他

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  • 耐コロナ性
    [たいころなせい] [樹脂]
    コロナ放電による劣化に耐える絶縁材料の能力をいう。

  • 耐食性
    [たいしょくせい] [樹脂]
    屋外暴露、化学薬品などによって生ずる腐食に耐える能力をいう。

  • 体積収縮
    [たいせきしゅうしゅく] [樹脂]
    プラスチックの成形についていえば、金型の中で溶融状態から固化した時に生ずる体積の収縮が問題となることが多い。金型設計の際に重要なファクターとなる。

  • 体積抵抗率
    [たいせきていこうりつ] [樹脂]
    電気絶縁抵抗の大きさを表わすものであり、絶縁体の内部に1cm3の立体を考え、その相対する両面間に電圧を印加し、そのとき立体を通る電流で電圧を除した電気抵抗である。Ωcmの単位で示す。

  • 体積膨張率
    [たいせきぼうちょうりつ] [樹脂]
    固体の体積が温度によって変わる割合を単位温度当りの体積ひずみで表わしたものである。

  • 帯電防止剤
    [たいでんぼうしざい] [樹脂]
    プラスチック、ゴム、繊維の表面の電気抵抗を小さくして、静電気の発生による帯電を防止するために成形材料に添加したり、表面に塗布する副資材をいう。界面活性剤、無機塩、多価アルコール、金属化合物、カーボンなどがある。

  • 耐トラッキング性
    [たいとらっきんぐせい] [樹脂]
    絶縁材料が高電圧のもとで導電路が形成されて破損に耐える能力をいう。

  • 耐熱性
    [たいねつせい] [樹脂]
    材料の高温における安定性をいい、溶融、軟化、熱分解温度が高いこと、高温において酸素、オゾンその他の物質の影響を受けにくいこと、物性が低下しないことなどが対象になる。

  • 耐燃性
    [たいねんせい] [樹脂]
    プラスチックが燃焼に耐える能力をいう。炎にさらされているときは燃えるが、炎を取り去ると燃焼が続かず消える能力をいう。

  • 耐薬品性
    [たいやくひんせい] [樹脂]
    プラスチックでは、金属のように水分などにより錆びる現象は少ないが、有機溶剤や強酸、強アルカリに侵されるものがある。しかしフッ素樹脂、PE、PP、POMなどのように薬品に侵されにくいものも多く、特に塩類にはほとんど侵されない。プラスチックの構造によって縮合などで製造されたポリアミド、ポリエステルでは、強酸、アルカリによって加水分解され、高温では水の存在下で分子量が小さくなる(強度が低下する)。ビニル重合したプラスチックは一般に極性基をもつため、溶剤に弱く( 例 酢酸ビニル PMMA、PVC、CAなど)、これに対し、炭素と水素からなるPE、PPなどは耐薬品が良く、逆にこれを溶かす溶媒がなく、印刷適性も悪くなる。この水素をフッ素に変えたのがフッ素樹脂であるが、これはさらに耐薬品性がすぐれる。

  • 耐油性
    [たいゆせい] [樹脂]
    プラスチックが油類に対して膨潤、溶解せず、クラックの発生がなく、外観、形状の変化または物性の低下に耐える能力をいう。

  • 耐溶剤性
    [たいようざいせい] [樹脂]
    一般に極性のプラスチックは吸水率も大きく、水を含むと強度の低下、透明性の低下、膨張などを起こす。これに対し溶剤に対して侵されにくいものが多い。たとえばPA66、アイオノマー、ポリウレタンなどは、水に弱いが耐溶剤性はすぐれている。またアクリロニトリル共重合体も耐油性が良好である。耐水性の悪いプラスチックは少ないが、エチレン−ビニルアルコール共重合体はすぐれたバリヤープラスチックであるが、耐水性は良くない。逆にビニル系プラスチックは耐溶剤性が良くないが、耐水性は良好である。(たとえばPS、PVCなど)。耐薬品性にすぐれているフッ素樹脂、PP、PE、POM、ポリメチルペンテン、ポリスルホン、ポリエーテルエーテルケトンなどは、耐溶剤性もすぐれる。

  • 弾性
    [だんせい] [樹脂]
    一定の限度以下の外力を加え変形させ、その後、外力を取り除くと原形にもどる性質をいう。

  • 弾性限度
    [だんせいげんど] [樹脂]
    材料に応力を加えると応力の増加と変形量(ひずみ)が正比例的に増大していくが、さらに応力が増大すると両者の関係は正比例的ではなくなり、応力を取り除いても原形にもどらなくなる、原形にもどる応力の上限をいう。

  • 弾性率
    [だんせいりつ] [樹脂]
    弾性限度内において、材料が受けた引張り、曲げ、圧縮、せん断、ねじれなどの応力を材料に生じたひずみで除した値をいう。Kgf/mm2、N/mm2、Paの単位で示す。また弾性限度を超えた領域で、応力−ひずみ線図上の任意の位置における応力とひずみとの比を見掛け弾性率という。

  • 蓄光材料(蓄光剤)(発光材料)
    [ちくこうざいりょう] [樹脂]
    蓄光材料とは、太陽光や蛍光灯などの光を吸収蓄積して、暗所でこれを徐々に放出、発光する性質を持った材料をいい、その吸収、蓄積、発光を繰り返す性質は長期間、保持される。射出成形関連の加工方法としては、蓄光材料をパウダータイプ、マスターバッチタイプにした物があり、プラスチック材料との練り込みが可能で通常の射出成形法で成形品を作ることが可能である。用途としては現在、様々な分野で応用展開されていて例として(非常口、非常階段、消化器等の避難誘導標識、照明器具、時計、電話器、壁材、アウトドア用品)等がある。

  • 着色材
    [ちゃくしょくざい] [樹脂]
    プラスチックに色彩を与えるために用いる染料、顔料、および、これらの各種助剤を添加したものの総称である。

  • 低温たわみ性
    [ていおんたわみせい] [樹脂]
    常温で柔軟性を持つプラスチックが低温でも柔軟性を保持する性質をいう。

  • 低温流れ
    [ていおんながれ] [樹脂]
    ガラス転移点以下の温度において、応力を加えたとき生じる変形をいう。

  • 低密度ポリエチレン(LDPE)
    [ていみつどぽりえちれん] [樹脂]
    酸素を触媒として1000気圧以上の高圧で重合したポリエチレン、密度は0.91〜0.93のものをいう。耐衝撃性、耐薬品性に良く射出流動性も良いが、こわさ、強さ及び耐熱変形性が低い。


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