- クレージング
[くれーじんぐ] [成形]
成形品の表面に細い線状のヒビが入ることをいう。
- クローズドループ制御(閉ループ制御)
[くろーずどるーぷせいぎょ] [機械]
自動制御の類別の一つで、制御対象と制御装置間が閉回路をなしているような制御系。温度調節はその典型例である。フィードバック制御とも言う。
- クロム処理
[くろむしょり] [成形]
無水クロム酸、重クロム酸カリなどのクロム酸と硫酸系混合液で、化学的に不活性なプラスチック表面を酸化処理することにより、メッキ、接着、塗装、印刷性を向上させる処理をいう。
- 計量フィーダ
[けいりょうふぃーだ] [機械]
原料を連続的に一定供給する装置をいう。容積供給率を一定とする容積式と重量供給率を一定とする重量式とがある。重量検出にはロードセルなどが利用される。制御方式にはフィーダ全体の重量を計り、原料排出による重量軽減率を計算して供給量を制御するロスインウェイト方式などがある。原料供給方式にはベルト式、スクリュ式、螺旋状ロッドのオーガー式、回転円板で粉体をかき落すディスク式などがある。
- 結晶性樹脂(結晶性プラスチック)
[けっしょうせいじゅし] [樹脂]
線状高分子には、その化学構造によって分子の一部が規則的に集まることができるものがある。これを、結晶性樹脂という。
- 検査
[けんさ] [品質]
品物をなんらかの方法で試験した結果を、品質判定基準と比較して、個々の品物の良品・不良品の判定を下し、またはロット判定基準と比較して、ロットの合格・不合格の判定を下すこと。
- 検査規格
[けんさきかく] [品質]
製品の目標品質を達成するために、製造の各段階で行うべき検査の基準を定めた標準。検査はすべて、定められた基準、すなわち定められた測定方法や判定基準に基づいて行われることに意味があり、検査規格を定めるに当たっては、検査対象、検査方法、検査条件、目標品質水準、判定基準などを明確に盛り込むことが必要。検査規格には、検査をする対象、場所などから、でき上がった製品に対する製品検査規格、原材料などの受入検査規格、製造中の工程における中間規格などがある。
- 検査項目
[けんさこうもく] [品質]
検査の対象となる特性。製品規格または製品仕様で与えられている品質特性とは必ずしも一致しない。正当な根拠によって品質が保証できれば省略されることもあるし、規格などにはない項目でも検査することもある。
- 検査個数
[けんさこすう] [品質]
検査の対象となる、あるいは検査を実施する検査単位の数。全数検査の場合はロットの大きさが検査個数であり、抜取検査の場合にはサンプルの大きさが検査個数となる。
- 検査ロット
[けんさろっと] [品質]
検査の対象とするロット。ロット内の品質がなるべく均質となるなるように構成する。そのためには、異なった原料・部品で製造した品物は一緒にしない、異なった製造機械、製造方法で製造した品物は一緒にしない、異なった日時または交替輪番などで製造した品物は一緒にしないことが大切である。
- ゲート
[げーと] [金型]
射出成形用金型において、溶融した成形材料をキャビティへ注入するための注入口をいう。
- ゲートカット機(自動ゲートカット機)
[げーとかっとき] [機械]
サイドゲート方式の成形品のゲート部を自動でカットする装置をいう。取出機と連携して作動する装置で、取出機のチャックに保持されたサイドゲートのスプル部をゲートカット機のチャックが受けとって、位置決めを行った後、エアニッパによりカット処理される。この他に、押し切り式や回転カッタ式などもある。
- ゲートシール時間
[げーとしーるじかん] [成形]
射出工程で金型(キャビティ)に溶融樹脂が充填されてからゲートが固化するまでの時間。
- ゲートバランス
[げーとばらんす] [金型]
射出成形用金型において多数個取りの場合、成形材料が各キャビティに同時に充填されるようにキャビティやランナの配置を考慮したり、ゲートの長さや断面積を調節することをいう。
- ゲートランド
[げーとらんど] [金型]
ゲートの長さをいう。
- ゲル
[げる] [樹脂]
コロイド粒子や高分子溶質が相互作用のために独立した運動性を失って集合した構造をもち、それが固化した状態をゲルと呼んでいる。ゲルが分散媒を含んだままで固化したものをゼリーといい、狭義ではゲルはゼリーをさす。これに対してコロイド粒子が液体中に分散して流動性を示す状態をゾルと呼び、ゾルが固化することをゲル化という。
- 限度見本
[げんどみほん] [品質]
良品又は不良品となる品質の限度を示した見本。
- コールドスラグウェル
[こーるどすらぐうぇる] [金型]
熱可塑性樹脂の射出成形用金型において、コールドスラグ(冷却固化しかけた材料)を収容するために、スプル下端やランナの末端に設けた樹脂だめ、あるいはウエルドラインの強度を増すためにその外側に設けた樹脂だめをいう。
- コア
[こあ] [金型]
射出成形用金型において、成形品の内面を形成するための金型の突起部分(雄型)をいう。
- 公差
[こうさ] [品質]
規定された許容最大値と規定された許容最小値との差。
|