プラスチックの知恵袋/50音順索引

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  • 工程
    [こうてい] [品質]
    製品の集団を作り出す源泉。人・設備・原材料、方法などは工程を構成する要素である。工程は作業系列の単位または作業の区切りの単位である。

  • 工程異常
    [こうていいじょう] [品質]
    工程が管理状態にないことをいう。工程の標準化を行い、管理図を用いて工程を管理していれば、工程が見逃せない原因によって安定な状態でなくなることを検出できる。ヒストグラムの姿を眺めることによっても工程にどんな異常が起きているかを知ることができる。工程に異常が起こった場合には、工程異常報告書を作成し、その原因を追究し、必要な場合にはその再発防止を行う。

  • 工程FMEA
    [こうていえふえむいーえー] [品質]
    工程設計において、予想される工程の不具合や不良品を製造する可能性を検討し、これらを防止するためにFMEAを応用したもの。

  • 工程解析
    [こうていかいせき] [品質]
    工程における特性と要因との関係を明らかにすることである。工程解析には、普通つぎのデータが用いられる。1)日常とられている過去のデータ、2)解析しやすいように、新たに日常作業から層別してとったデータ、3)新たに実験計画的にとったデータ、日常の作業のやり方を変えてとったデータ。統計的方法としてはQC七つ道具、相関・回帰分札実験計画法などが用いられる。工程の管理・改善に先立って十分行われるべきである。

  • 工程管理
    [こうていかんり] [品質]
    通常、工程管理とは、決められた品質、納期、コストを実現できるように工程の実力を維持・向上するために、工程を管理することをいう。工程管理を実施していくうえで、よく管理図が利用される。生産管理の分野ではつぎのことを意味する。「所定の品質、原価、数量の製品を所定の納期に生産するために、工場内の生産資源を総合的に統制し、経済的な生産を実施するための管理活動。」

  • 工程図記号
    [こうていずきごう] [品質]
    生産対象(物)の流れ、つまり材料が加工されて製品へと変化する過程である工程を図示する際に用いる記号。

  • 工程能力
    [こうていのうりょく] [品質]
    安定した工程の持つ特定の成果に対する合理的に達成可能な能力の限界。通常は品質を対象とし、工程が作り出す製品の品質特性値の分布が正規分布の場合、平均値±3σで表すことが多いが、6σだけで表すこともある(σは品質特怯め分布の標準偏差)。また、ヒストグラム、グラフ、管理図などによって図示することもある。

  • 工程能力調査
    [こうていのうりょくちょうさ] [品質]
    工程能力を調べること。工程改善計画の立案と改善の実施や、不合理な規格・図面公差の変更などのために、工程能力を把握し、規格・図面公差と比較・評価を行うこと。

  • 高密度ポリエチレン(HDPE)
    [こうみつどぽりえちれん] [樹脂]
    金属酸化物、アルキルアルミニウムなどを触媒として、常圧またはわずかな加圧下で重合したポリエチレンで密度0.94〜0.96のものをいう。耐衝撃性、耐薬品性、耐候性が良く射出流動性に優れ、PPに比べこわさ、強さが劣り成形収縮率が大きい。

  • 固化
    [こか] [成形]
    軟化または、溶融状態の熱可塑性樹脂が冷却されて固まること。

  • コンパウンド
    [こんぱうんど] [樹脂]
    合成樹脂に必要に応じて可塑剤、充填材、着色剤、強化材、その他各種配合剤を加えて混合し、そのままの状態で成形に提供することが出来るようにした材料をいう。

  • 合成樹脂
    [ごうせいじゅし] [樹脂]
    天然樹脂に対して、人為的に合成された樹脂状のものを当初、合成樹脂といったが現在では、プラスチックと同じ意味に使われている。大別して熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂に分けられる。

  • 5W1H法
    [ごだぶりゅいちえっちほう] [品質]
    5W1H法は、1)なぜそれが必要か(Why)、2)どこでそれをなすべきか(Where)、3)いつなすべきか(When)、4)誰がなすべきか(Who)、5)何をなすべきか(What)、6)いかにそれをなすべきか(How)の質問をして、アイデアを引き出す方法である。


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