- カートリッジヒータ
[かーとりっじひーた] [金型]
石綿などでニクロム線を絶縁して、金属チューブに入れた電熱体をいう。水分などにより、ニクロム線が腐食、汚染されないように保護されている。
- 荷重たわみ温度
[かじゅうたわみおんど] [樹脂]
熱変形温度を参照。
- 過剰品質
[かじょうひんしつ] [品質]
品物の品質では、使用目的以外の余分な機能、要求以上の品質特性、過度な品質水準などを備えた商品を指す。
- 可塑化
[かそか] [機械]
射出成形機においての可塑化とは、スクリュ方式の場合、加熱(ヒータ)と機械的操作(スクリュ回転)によってプラスチック材料を柔軟(溶融)にすること。
- 可塑化能力
[かそかのうりょく] [機械]
成形機の能力を表す方法の一つで、単位時間内に可塑化しうるプラスチック材料の最大重量をいい、kg/Hrで表す。
- 可塑剤
[かそざい] [樹脂]
樹脂の可塑性を良くすると共に、製品に柔軟性を与えるために樹脂に加えられる液状または固体状の物質をいう。
- 型キズ
[かたきず] [金型]
金型のキズが、成形品にそのまま写された外観上の欠点をいう。
- 型締方式
[かたじめほうしき] [機械]
射出成形機には、トグル式・直圧式等の方式がある。
- 型締力
[かたじめりょく] [機械]
充填した溶融樹脂の圧力に対抗して、金型を閉じておくために金型に加える力をいい、tonf又はkNで表す。
- 型閉時間
[かたとじじかん] [機械]
成形の際、金型を閉じ始めてから完全に締め終わるまでの時間。
- 型閉速度
[かたとじそくど] [機械]
型閉時の可動盤の移動速度をいう。成形機のカタログ等では、その最高速度で表す。
- 型内圧力
[かたないあつりょく] [機械]
成形過程において、樹脂を充填した時の金型内面に発生する圧力をいう。
- 型開ストローク
[かたびらきすとろーく] [機械]
成形品を取り出すために金型を開く可動盤の移動距離を表す。
- 型開速度
[かたびらきそくど] [機械]
型開時の可動盤の移動速度をいう。成形機のカタログ等では、その最高速度で表す。
- 型開き力
[かたびらきりょく] [機械]
成形機の金型を開く力をいう。
- 滑剤
[かつざい] [樹脂]
熱可塑性樹脂を成形するときに、その流動性を改善して加工を容易にするため、あるいは成形品を金型から抜き取ることを容易にするために添加をする薬剤をいう。
- 家庭用品品質表示法
[かていようひんひんしつひょうじほう] [品質]
品質表示の適正化による、消費者の利益保護を目的として制定された。家庭用品のうち繊維製品、電気機械器具、雑貨工業品について、成分、性能、用途、取扱い上の注意などの表示すべき事項と、表示をする上で表示者が守らなければならない事項が品目ごとに定められている。
- 可動盤
[かどうばん] [機械]
成形機の型締機構において、開閉運動をする側のダイプレートをいう。
- 金型温度
[かながたおんど] [成形]
金型の設定温度、もしくは実測温度をいう。金型温度は、熱硬化性樹脂の場合、その溶融、硬化に与える影響は大きい。前者は金型キャビティへの成形材料の充填に、後者は成形品品質、成形サイクルタイムを左右する主要な条件因子となる。無論、熱可塑性樹脂においても金型温度は成形品品質などを左右する重要なファクターである。金型の加熱方法としては、電気ヒータを金型の可動側、固定側、あるいはそれぞれの受板に埋込んで、ヒータ通電により行う方法と加熱媒体に水または油を使用する金型温度調節機を使用する方法が一般的である。成形時にゲート部では、成形材料通過時の摩擦熱によって、温度上昇することもあり、肉厚不均一成形品に対する温度分布を含め、精密成形品の成形やハイサイクル成形には、金型温度の制御に対して、細かい配慮が必要である。一般的には、±2〜±3℃以内に管理することが望ましい。
- 金型温度調節機(温調機)
[かながたおんどちょうせつき] [機械]
加熱装置を備え、金型の温度を調整または保持することが出来る装置をいう。媒体に水や油またはエチレングリコールを使用し、それを加熱してポンプで循環させ温度の調整または保持をする。
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