- スチレン系樹脂
[すちれんけいじゅし] [樹脂]
スチレン系樹脂は射出成形用のプラスチック材料のうちでも主流を占め、他の樹脂と比較して一般的に成形性が良く、主なものとしてGPPS、HIPSのポリスチレン、AS(SAN)、ABSなどがある。
- スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)
[すちれんけいねつかそせいえらすとまー] [樹脂]
熱可塑性エラストマーの一つで、ハードセグメントとしてポリスチレン、ソフトセグメントとしてポリブタジエンからなるブロック共重合体である。ソフトセグメントとしてポリイソプレンも使用される。世界で最も生産量が多いTPE。主な用途として、履物、接着剤、粘着剤、プラスチック改質剤、シーラントなどに使用されている。
- ストリッパープレート
[すとりっぱーぷれーと] [金型]
射出成形用金型において、成形品の自動取出しに用いる金型部品をいう。突出しピンでは取出しの困難な成形品または成形品に突出しピンの跡がつくのを嫌う場合に使用される取出し板をいい、金型が開くとき成形品を自動的に突き出す。
- スプル
[すぷる] [金型]
射出成形用金型の成形材料の流路の一部で、円錐形の部分をいう。
- スリーブ突出し
[すりーぶつきだし] [金型]
射出成形用金型において、成形品を取出すのにエジェクタスリーブ(パイプ状突出しピン)により突き出す方法をいう。
- スリープレート金型(2枚板構成金型)
[すりーぷれーとかなが] [金型]
射出成形用金型において、主要部分が固定側と可動側との間にもう一枚のランナー用プレートが挿入され3つの部分から成立っている金型をスリープレート金型と呼ぶ。このタイプの金型は、型を彫る板が三面から構成され、ゲートの位置を任意の位置にとることができること、ピンポイントゲートが採用できることなとが特徴である。
- 成形温度
[せいけいおんど] [機械]
成形のとき熱可塑性の材料を加熱して可塑性を与えるのに必要な温度をいう。
- 成形関連機器メーカー
[せいけいかんれんききめーかー] [機械]
■(株)大阪冷研 - 金型冷却装置、金型冷温調装置、ロール・押出機用温調装置、PET樹脂乾燥装置など、成形機周辺機器を扱っています。 ■(株)カワタ - プラスチック・繊維用乾燥機、粉・粒体自動配合システムなど、成形工場のFA化に向けた成形機周辺機器やシステムを扱っています。 ■スクリュー精機(株) - 射出成形機ならびに押出機用スクリュ・シリンダの設計・製作専門メーカー。 ■(株)タイヘイサービス - 金型ならびに成形機用スクリュ・シリンダの耐摩耐食離形向上。高精度の工具製作再研磨再コート。素型材から表面処理まで! ■中村科学工業(株) - プラスチック・ゴム設備機器の製品および金型温度調節器をはじめ各種温調機、混合機等のプラスチック・ゴム関連機器の製造・販売。 ■(株)ハーモ - 射出成形機用取出装置や粒断機といった、産業用ロボットや成形機周辺機器の製造・販売。各部門の紹介や、各製品のラインナップが掲載されています。 ■(株)松井製作所 - 射出成形や医薬・食品などの製造工程の設備の設計・製作、合理化のためのFAの総合エンジニアリングを扱っています。 ■(株)ユーシン精機 - 射出成形機用取出ロボットを主に、自動ストック装置、省力化自動機器、プラスチック成形工場のFMS化システムなどを扱っています。
- 成形サイクル
[せいけいさいくる] [機械]
1回の成形を完了するのに必要な一連の成形操作で、通常この操作に要する時間をいうことが多い。
- 成形収縮
[せいけいしゅうしゅく] [成形]
成形品を金型から取り出し、室温まで冷却すると収縮がおこり金型の寸法より小さくなることをいう。離型後24時間以内に起る収縮を成形収縮という。その後に起こるものを、後収縮という。
- 成形時間
[せいけいじかん] [機械]
成形サイクルに要する時間をいう。
- 成形性
[せいけいせい] [成形]
成形材料の成形加工性をいう。成形加工性は成形のしやすさをいう。次の現象について、成形品の量産が安定して実施できることをいう。(1)充填不良、フローマークなどの成形材料のフローに起因する成形不良が発生しない。(2)バリの発生が少ない。(3)揮発分による不良が少ない。(4)均一予熱ができ、硬化時間が短かくできる。(5)成形品、バリの離型性がよい。(6)成形条件の多少の外乱があっても、良品が安定して生産できる。以上のような現象に対して成形材料を共通の試験法により評価することは、一般的に不可能である。実際に量産に使用する金型、もしくは類似のテスト型を使用して評価するのが実際的である。
- 成形品安全率
[せいけいひんあんぜんりつ] [成形]
成形品の強度計算において、基準強さに対する安全の度合いを定量した値で、一般には3、衝撃や振動が加わったり、耐久性を考慮した場合には5〜10の範囲にとることが多い。プラスチック成形品の安全率には、まだ定まった方式ができていない。
- 成形品の許容応力
[せいけいひんのきょようおうりょく] [成形]
成形品を設計する場合、外力が加わった状態で内部に発生する応力を算定して寸法が決められる。その使用応力は材料の破壊応力の値よりも充分に低く見積る必要がある。対象となる応力には、引張り、圧縮、曲げ、ねじれ、及びこれらの組合わせがあり、それぞれに対しての応力を安全設計のために許容値が用いられる。プラスチック成形品では形状が複雑であったりして、応力計算が困難な場合が多くあるが、一般の機械部品と同じような手段を用いて計算することが望ましい。一般には次式による。(許容応力=基準強さ/安全率) 基準強さは一般に破壊強さ、降状強さ、疲れ強さなどがとられ、安全率には3〜10の範囲にとられることが多い。
- 成形品の寸法精度
[せいけいひんのすんぽうせいど] [成形]
成形品の寸法精度についての表示法で、BS(イギリス規格)では、プラスチック射出成形品の寸法精度を規定している。これには標準、精密、粗の3段階の精度が定められている。最近の例では、CD(コンパクトディスク)のような超精密成形品の転写精度としてサブミクロン、一部の電子機器部品で±3μmの公差が実現しているものもある。
- 成形品の表面あらさ
[せいけいひんのひょうめんあらさ] [成形]
成形品の表面あらさは、実際には金型表面の粗さによって決まるが、一般機械部品についての規格(JIS B 0601)によって定められた方式をそのままプラスチック成形品に適用することが最近では行なわれている。表面あらさの表示法には、中心線平均あらさ、最大高さ及び十点平均あらさの3種類があるが、一般には中心線平均あらさ方式が優先される。
- 成形不足
[せいけいふそく] [成形]
ショートショットを参照。
- 製造品質
[せいぞうひんしつ] [品質]
設計品質をねらって製造した製品の実際の品質。できばえの品質、適合の品質ともいう。
- 製品規格
[せいひんきかく] [品質]
目的との合致性を確保するために、製品または製品群が満たされなければならない要求事項について規定する規格。製品規格は、社内標準の中核をなす規格で、原料受け入れから製品完成までの各段階における品質確保のための標準は、すべてこの規格が基準となる。この規格に規定する項目は原則として、1)適用範囲、2)種類および等級、3)構造、4)材料、5)形状・寸法・外観、6)機能・性能・成分などの品質特性、7)試験・検査項目および方法、8)包装、9)表示などが含まれる。
- 製品検査
[せいひんけんさ] [品質]
完成した製品が製品規格を満足し、目標品質を確保しているかどうかを判定するための検査。製品検査は、その実施段階によって、製造工程の最終で行う製品検査、製品倉庫の出し入れ時に行う入庫出庫検査、在庫品の品質劣化の有無を検査する在庫検査、出荷時に行われる出荷検査がある。
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