- 投影面積
[とうえいめんせき] [機械]
成形品を金型の移動方向に直角な面に投影したときの面積をいう。成形時に要する加圧力(型締力)の算定基準となる。
- トグル式型締機構
[とぐるしきかたじめきこう] [機械]
油圧シリンダ、その他の動力源で発生する力をトグル機構により拡大して大きな型締力を得る機構(装置)をいう。
- トランスファ成形
[とらんすふぁせいけい] [成形]
圧縮成形と共に広く用いられる熱硬化性樹脂の成形法をいう。圧縮成形では金型のキャビティの中で成形材料を溶かし、圧縮し、硬化させるが、トランスファ成形では成形材料を別の所(ポット)で溶かし、小さな穴を通して金型のキャビティに送り、そこで硬化させる方法。この成形法には大別して圧縮成形機を使用するポット式トランスファ成形と補助ラムを備えたトランスファ成形機を用いるプランジャ式トランスファ成形の二つの形式がある。
- 取出機(成形品自動取出し機)
[とりだしき] [機械]
一般に、製品もしくはスプルランナ(その両方共)を金型の中から取り出して成形機の外へ運び出す装置をいう。その作動方法によってタイプが分類されていて、大別すると回転式(首振り式)、横走行式(トラバース式)、特殊形式などになる。
- トンネルゲート
[とんねるげーと] [金型]
ランナの末端を金型のパーティングラインより沈めて、キャビティの側壁から成形材料を充填する方式のゲートで、製品及びランナの突き出しによって、ゲートが自動的に切断される。
- 導電性プラスチック
[どうでんせいぷらすちっく] [樹脂]
導電性を示すプラスチック。導電率10-5v/cm以上の半導体領域以上の導電性を示すものをいう。大別するとカーボンブラック、銀、銅などの導電性微粒子との複合化により、電子ホッピングサイトの生成と、導電路の形成により導電性にするものと、ポリマー自身に導電性をもたせるものがあり、後者の中には、π電子共役系の形成によるもので、例えば、ポリアセチレン、ポリ−ρ−フェニレン、ポリピロール、ポリチオフェンなどであり、これにドーピングすることにより導電性が附与され、特にポリアセチレン、ポリオキサジアゾールなどを熱縮合化してπ電子共役系を大きくしたものは導電率が大きくなる。また電荷移動型錯体を形成するポリビニルピリジン、ポリビニルカルバゾールなどへアクセプターを導入することにより、導電性となる。現在実用化されているのは、複合化による導電性プラスチックであり、ポリマー自体を導電化する技術は、研究が進められているが、まだ実用化の段階にはなっていない。
- ドライカラーリング
[どらいからーりんぐ] [樹脂]
ナチュラルペレットと粉末状着色剤とを混合して、直接射出成形して最終製品にする方法。
- ドルーリング(鼻タレ)
[どるーりんぐ] [成形]
ノズルを金型から離すと、使用条件によりシリンダ内の樹脂がノズルから鼻タレすることをいう。
- 内部応力
[ないぶおうりょく] [成形]
材料内部に、外力以外の原因(たとえば収縮など)によって生じる応力をいう。
- 内部歪み
[ないぶひずみ] [成形]
内部応力などによって固状材料の内部に生じたひずみをいう。
- ナイロン
[ないろん] [樹脂]
ポリアミドを参照。
- 難燃剤
[なんねんざい] [樹脂]
プラスチックに耐燃焼性を与え、もしくは改良する目的で添加混入したり、又は表面塗布する薬品類。
- 二色射出成形機
[にしょくしゃしゅつせいけいき] [機械]
二色または二種類の樹脂から成る一体の製品を成形するために、二組の射出装置を備えた二色成形専用の射出成形機をいう。金型が反転する方式が一般的であるが、金型のコアバック方式を採用する成形機もある。
- 二色成形(ダブルモールド)(多色成形)
[にしょくせいけい] [成形]
二色成形とは、二色または二種類の樹脂から成る一体の製品を作る成形法をいう。成形には、二組の射出装置を備えた専用機を使用する。二色成形品の主な用途として、電卓やコンピュータのキー、スイッチ類の押しボタン、機械装置のツマミなどに、文字や数字、記号などを入れる場合に適用されている。二色成形のプロセスで代表的な例として、第一シリンダより一色(一材)めを成形し、一度型開きをして、一次成形品をコア側に付着させたまま、金型回転盤を180゜回転させて型を閉じ、第二シリンダより二色(二材)めを成形し、再び型開きを行い、成形品を金型から取出して、二色成形品ができあがる。このプロセスでは、一次成形用金型と二次成形用金型の二組の金型を使用し、実際の操作では、二組の射出装置がほぼ同時に作動し、半回転ごとに1ショットの成形品が得られる。この他の方法としては、二組の金型を垂直軸のまわりに背中合わせに取付けて、垂直軸を中心にして半回転させる方法や一組の金型内に一次成形用と二次成形用のキャビティ、コアのセットを設ける方法などがある。二色成形の方法をさらに展開して、シリンダを増やせば数色の成形(多色成形)を行うこともできる。
- 日常管理
[にちじょうかんり] [品質]
それぞれの部門で当然日常的に実施しなければならない日常業務について、その業務目的を効率的に達成するために必要なすべての活動。現在の管理水準の維持と、改善によるレベルアップとを含む経営管理の最も基本的な管理活動であり、品質保証、生産量管理、原価管理などがある。
- 抜取検査
[ぬきとりけんさ] [品質]
検査ロットから、あらかじめ定められた抜取検査方式に従って、サンプルを抜き取って試験し、その結果をロット判定基準と比較して、そのロットの合格・不合格を判定する検査をいう。この場合、ロットの大きさとサンプルの大きさとの関係、サンプルの抜き取り方、ロット判定基準などは、経済性も考慮して統計的方法によって決める必要がある。
- 熱可塑性エラストマー(TPE)
[ねつかそせいえらすとまー] [樹脂]
ゴムとプラスチックの両方の特性を有し、プラスチックと同じ成形加工性を有し、しかもゴム状弾性を具備した高分子材料をいう。プラスチックと同じく再利用もでき、加硫ゴムに類似した特性をもっている。常温では加硫ゴムと同じ性質を示し、高温では可塑化されて一般の射出成形機で成形ができる。代表的な熱可塑性エラストマーとして 1、スチレンブタジエン系(TPS) 2、オレフィン系(TPO) 3、ポリエステル系(TPEE) 4、ポリウレタン系(TPU) の4大TPEと呼ばれるものや 5、塩化ビニル系(TPVC) 6、ポリアミド系(TPEA) 7、フッ素ゴム系 などがある。
- 熱可塑性樹脂(熱可塑性プラスチック)
[ねつかそせいじゅし] [樹脂]
加熱すると、軟化して加工できるようになり、冷やすと固化する樹脂をいう。熱可塑性樹脂は線状構造であるため、加熱すると軟化し、冷却すると固化し、これをくりかえすことができる。したがって熱硬化性とちがい不良成形品の再利用化ができる。
- 熱硬化性樹脂(熱硬化性プラスチック)
[ねつこうかせいじゅし] [樹脂]
加熱すると、軟化して加工できるようになるが、そのまま加熱を続けると、化学反応を起こして硬化する樹脂をいう。熱硬化性樹脂は比較的低分子の物質が加熱により高分子量の3次元架橋構造(網状構造)となるもので、一度硬化したあとは加熱しても再び軟化することがない。
- 熱成形
[ねつせいけい] [成形]
シートを加熱して軟化させ、軟らかい間に形をととのえ、冷却して成形品を作ることをいう。最もよく使用される方法は熱可塑性樹脂を使用した、真空成形や圧空成形(圧縮空気圧成形)なとがある。
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